デジタルピアノの特徴

鍵盤について

ローランドのデジタルピアノの鍵盤は、グランドピアノのハンマーアクション(鍵盤を押すとハンマーが弦を打つピアノの仕組み)を徹底追求し、グランドピアノの弾き応えを再現しています。

デジタルピアノには弦がありませんが、アコースティックピアノと同じように鍵盤がハンマーを動かすことで、自然で心地よい弾き応えと豊かな表現を可能にしています。

デジタル技術でピアノの仕組みを再現

Roland ハイブリッド・グランド鍵盤
デジタルピアノ(Roland ハイブリッド・グランド鍵盤)

発音のしくみ

デジタルピアノが音を鳴らすまでの流れを簡単に説明します。

1.鍵盤を押すとセンサーが反応

鍵盤を押すと、ハンマーが動いてセンサーに接触します。センサーはハンマーの動きの強さに応じて電子回路に信号を送ります。

鍵盤を押すとセンサーが反応

2.センサーからの信号を変換

電子回路では、センサーから送られた信号を「音」に変換します。

センサーからの信号を変換

3.「音」として出力

変換された音は、スピーカーやヘッドホンから出力されます。

「音」として出力

音の調節

■ ピアノ・デザイナーの主な機能

ローランドのデジタルピアノには、お客様ご自身でお好みのピアノ音に調節することができる「ピアノ・デザイナー」機能を搭載している機種があります。ここでは、ピアノ・デザイナーで調節できる主な設定をご紹介します。
詳しい操作方法や設定項目は、ピアノ・デザイナーを搭載した各機種の取扱説明書や専用アプリ「ピアノ・デザイナー」をご覧ください。


参考情報:取扱説明書ダウンロード


専用アプリ「Piano Designer」の画面


■ ピアノ全体の音の調節

ピアノ・デザイナー機能で調整可能な一例
項目 説明
マスターチューニング 基準ピッチを調節します。アンサンブルで他の楽器とピッチを合わせることができます。
調律法 純正調、ピタゴラス音律、キルンベルガー など古典音楽の調律にすることができます。
キー・タッチ 鍵盤を弾いたときのタッチ感を調節します。値が大きくなるほど鍵盤が重く感じます。
音の明るさ 鍵盤を弾いたときや曲を再生したときの音の明るさを調節します。

ここでは代表的な設定を一部ご紹介していますが、その他にも様々な設定をご用意しております。気になることがありましたら、ぜひピアノ・デザイナー機能で調節してみてください。


■ グランドピアノ(コンサートピアノ)音色の調整

グランドピアノの各部で発生する共鳴やノイズをはじめ、大屋根の開き具合も調整できます。
また、1 鍵ごとの調律・音量・音質も細かく調整することもできます。

全体の響きは [アリコート] の調整を、特定の鍵盤の響きが気になる場合は [88鍵キャラクター] の調整をお試しください。


参考情報:デジタルピアノの音がおかしい!?


「ピアノ・デザイナー」で 1 鍵ごとの設定ができる機種

● 本体とアプリで 1 鍵ごとの設定が可能
LX700 シリーズ / HP700 シリーズ / GP シリーズ / FP-90X / FP-60X / DP603 / RP701 / F701

● 専用アプリでのみ 1 鍵ごとの設定が可能
KF-10 / FP-30X


■ 専用アプリ 「Piano Designer」

ピアノ本体でも調節できますが、専用アプリ「Piano Designer」を使用することでより簡単に調節することができます。

解決できましたか?
回答が送信されました。
ご協力ありがとうございました。