VariOS システム・プログラム (Ver.1.07) for Macintosh

VariOS システム・プログラムは、お手持ちの VariOS のシステム・プログラムを最新バージョンにアップデートするために必要なシステム・プログラムです。( for Macintosh )

バージョンの確認方法
変更内容
アップデートに必要なもの
アップデート作業における注意点
ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
アップデート手順
 
バージョン確認方法

 ダウンロードをする前に以下の手順でバージョンを確認してください。
  1. サンプル選択モード( MENU ボタン消灯)にします。
  2. [ EXIT ] ボタンを押しながら [ VALUE ] つまみを押すと、画面上にバージョン( Version*.** )が表示されます。
    ※バージョン確認操作だけでは、VariOS の設定内容が工場出荷時の状態に戻ることはありません。
    ※最新バージョンの場合アップデートは必要ありません。
 
変更内容
[ Ver.1.07 ][ Ver.1.06 ][ Ver.1.05 ]
    • [ Menu1 - 5 ] に Melody Cancel 機能を追加しました。
    • [ Menu7 - 7 ] に VariOS Sync Port の有効・無効を設定するスイッチを追加しました。
    • 一部の PC カード・アダプターに対して、VariOS で読み・書きできない問題を解決しました。
      <動作を確認したカード・アダプター>
      Logitec 製:LMC-CA41AD2
      I-O DATA 製:PC5IN1-ADP
    • MFX の GRAPHIC EQ において、500 Hz のフェーダーで 355 Hz が変化する症状を修正しました。
    • MFX の VOCAL MULTI の動作を一部修正しました。
    • NoteOff の音源処理を修正しました。
    • VariOS の電源を入れてから長時間経過後に LFO が効かなくなる症状を改善しました。
    • Windows XP で MIDI Mode を PC にしている時に、VariOS の MIDI IN 端子から MIDI データを入力しながら VariOS の電源を入れるとハングアップすることがある症状を改善しました。
    • Factory Reset 時に、[ MIDI Mode ] や [ Audio Input Jack ] メニューの表示が実際の状態と一致しないことがある症状を改善しました。
    • パフォーマンスをロードするとき、データをエディットしていない場合も 「 Pfm Edited Continue? 」と確認メッセージが表示されることがある症状を改善しました。
    • 「 NO WAVE DATA 」に対して、Rename や Delete が実行できないように改善しました。
    • Disk メニューで PC カード内のフォルダやファイルの画面表示にかかる時間が早くなりました。
    • V-Producer で Step モードで編集する場合の仕様を改善しました。
      Step モードでフレーズ途中位置からの再生に対応しました。この機能は VariOS Ver.1.05 以上と V-Producer Ver.2.1 以上の組み合わせで実現します。他方が旧バージョンの場合、Step モードでのフレーズ途中再生には対応しません。
 
アップデートに必要なもの
  • VariOS にシステム・プログラムをインストールするためには、以下のツールが必要です。
    ・VariOS 本体
    ・コンピューター( または、Mac OS 9.04 以降)
    ・USB ケーブル

アップデート作業における注意点
  • アップデートにより、VariOS に保存されたデータが失われることはありません。
  • このシステム・プログラムを、VariOS 以外の製品には使用しないでください。他の機器のデータやシステムが損なわれる可能性があります。
  • アップデート中は VariOS の電源を絶対に切らないでください。システム・プログラムや VariOS 本体が破損する恐れがあります。
  • システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
  • このシステム・プログラムに関するアップデートの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご了承ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。

ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
[ Macintosh をお使いの場合]

  • VariOS107.sit を適当なフォルダにダウンロードしてください。
    ダウンロードしたファイルは Stuffit アーカイブのファイル形式になっていますので、ダウンロード後 Stuffit Expander などで解凍してください。解凍が終了すると、VariOS107 フォルダが現れ、フォルダ内に VARIOS_UPDATE.rom というファイルが現われます。
 
アップデート手順
下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムを VariOS へインストールしてください。
  1. PC の電源を入れてください。
    ( VariOS ドライバがインストールされていない場合は、「 VariOSユーザー・ガイド」の「インストール」の章に従って、あらかじめドライバをインストールしておいてください。)
  2. VariOS と PC を USB ケーブルで接続します。
  3. VariOS の [ MENU ] ボタンと [ EXIT ] ボタンを押しながら電源を入れます。
    → VariOS がドライブとしてコンピューターに認識され、下記のドライブ名でマウントされます。
    Mac OS 9 の場合: 名称未設定
    Mac OS X の場合: TEST
  4. この VariOS のドライブにシステム・プログラム・ファイル、「 VARIOS_UPDATE.rom 」をコピーします。
  5. 次の手順で、コンピューターにマウントされた、VariOS のドライブを解除(メディアをアンマウント)します。
    Macintosh の場合:
    デスクトップにある VariOS のドライブをゴミ箱にドロップします。
  6. 本体の LCD に [ *Update Select from VariOSDrive ] が表示されていることを確認して [ VALUE ] つまみを押します。
  7. 本体 LCD に [ From VariOSDrive Push Enter ] が表示されていることを確認し、再度 [ VALUE ] つまみを押すとプログラムアップデートが実行されます。
  8. しばらくすると LCD に [ Update Completed Please Reboot ] と表示されるので一旦電源を切ります。
  9. VariOS の電源を再度入れ直すと新しいプログラムで起動するようになります。

    【ご注意】
    VariOS のシステム・プログラムを Ver.1.07 へアップデートした後、VariOS の電源を入れると、初回起動時のみ VariOS の画面に「 EEPROM Error 」と表示されますが、これは不具合ではありません。2 回目の起動からは、このメッセージは表示されません。
以上で、プログラムのバージョンアップ作業は完了です。
ダウンロードファイル Mac OS X / Mac OS用