V-Synth GT システム・プログラム・アップデート (Ver.2.00)
V-Synth GT システム・プログラム・アップデートは、お手持ちの V-Synth GT のシステム・プログラムを最新のバージョンにアップデートします。
<お知らせ>
弊社製品と Windows XP を組み合わせてお使いになる場合のサポート終了について ( 2014.03.10 )
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バージョンの確認方法
- V-Synth GT の電源を入れます。
- [ SYSTEM ] を押します。
システムモードになります。
- [ Info ] にタッチします。
- [ Version ] にタッチします。
ディスプレイに表示される「 System Version 」の数字を確認します。
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変更内容
[ Ver.2.00 ]
[ 不具合修正 ]
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- 最新の音色を追加
内蔵のバージョン 2 プリセットに最新のパッチ、トーン、ウェーブを追加しました。
- エフェクトの強化
Tone-FX(トーン・エフェクト)を 22 種類、Reverb(リバーブ)を 5 種類追加しました。
また、一部の Tone-FX(トーン・エフェクト)にパラメーターを追加しました。
- インポート・ファイル
パッチ、トーン、ウェーブ・ファイルを V-Synth GT にインポートできる機能を追加しました。
- クロマチック・ベンド機能
ピッチベンド・レバーでの音の変化を半音ごとに変化させるクロマチック・ベンド機能を追加しました。
- タップ・テンポ機能
テンポ表示部分をタップすることによりテンポを設定できる機能を追加しました。
- パッチ/トーン・エディット機能
コピーとデリートを追加しました。
- アルペジオ強化
16 種類のテンプレートを選べる、アルペジオ・テンプレート機能を追加しました。
また、アルペジオのグリッドに全音符、2 分音符を追加しました。
- マルチ・ステップ・モジュレーター強化
マルチ・ステップ・モジュレーターにテンプレート機能やコピー・グラフ機能を追加しました。
各エディット画面からマルチ・ステップ・モジュレーター画面にジャンプできるショートカットを追加しました。
マルチ・ステップ・モジュレーターのグリッドに全音符、2 分音符を追加しました。
- パッチ保存( Patch Write )画面
パッチ保存時にトーンの番号を指定できるようになりました。
パッチ保存時に保存先の空きナンバーを検索して指定するサーチ・エンプティー機能を追加しました。
- ユーティリティー・メニュー
Wallpaper 画面で壁紙の消去ができるようになりました。
また、ファクトリー・リセット時にバージョン 2、バージョン 1、または GT_Analog のいずれかのプリセットを選ぶことができるようになりました。
さらに、USB Storage 画面に< Mount the USB Memory >ボタンが追加されました。
- プロジェクト・メニュー
パッチで使用していないウェーブなど不要なファイルを削除するクリーン・プロジェクト機能を追加しました。
- システム・コモンにアルペジオのデータを MIDI OUT と USB MIDI OUT に出力するスイッチを追加しました。
- パッチ・コモンにトーン毎のレシーブ・スイッチとクロマチック・ベンドの設定を追加しました。
- トーン・コモンにマトリクス・コントロールに SW1、SW2 ( S1、S2 スイッチ) を追加しました。
- 以下の不具合を修正しました。
- テンポが他のローランド製品に比べてわずかに遅い
- Sample の Region Edit 機能が正しく動作しない
- Step Modulator 画面で E1-E8 ノブなどでの変更が、画面に正しく反映されない
- Transmit MIDI Channel を変更するとアルペジオのデータが一時的に MIDI に出力される
- 一部の Apple 社製 Mac に、インターナル・メモリーをマウントできない
- USB MIDI Thru 機能が正しく動作していない
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アップデートに必要なもの
- V-Synth GT 本体
- USB メモリー( Roland M-UF1G を推奨)
- USB メモリーを使用できるパソコン
- アップデート用ファイル(このページからダウンロードします)
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アップデート作業における注意点(重要)
- アップデートを行うとインターナル・メモリー内のデータが自動的に Ver. 2.0 のプリセットにファクトリー・リセットされます。
アップデートの作業の前には、必要に応じて USB メモリーを利用し、インターナル・メモリー内のデータをバックアップしてください。
(音色データは、Ver.1.0 と Ver.2.0 で互換性が有りますので、Ver.2.0 にアップデートした後、バックアップしたデータを再び本体にロードする事が出来ます)
- このアップデート・データは、V-Synth GT 以外の製品には絶対に使用しないでください。他の機器のデータやシステムが損なわれる可能性があります。
- アップデート作業中に電源が切れるなどの事故が起った場合は、一度本体の電源を切り、再度電源を入れ直して、もう一度アップデートを実行してください。
それでもアップデートできない場合は、アップデート用ファイルが USB メモリーに正しくコピーされていない可能性が考えられます。もう一度アップデート・ファイルをコピーして、アップデートを実行してください。
それでもなおアップデートできず、通常モードでは起動しなくなった場合は、修理等が必要となります。弊社サポート窓口までご相談ください。
- システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
- このシステム・プログラムに関するインストールの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご容赦ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。
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ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
- Windows をお使いの場合
vsyngt_v200.zip を適当なフォルダにダウンロードしてください。ダウンロードしたファイルは ZIP 書庫形式になっていますので、エクスプローラでアイコンをダブルクリックして開き、vsynth_gt.bin ファイルを適当なフォルダにコピーしてください。
※詳細につきましては、各コンピューターの取扱説明書をご参照ください。
- Macintosh をお使いの場合
vsyngt_v200.zip を適当なフォルダにダウンロードしてください。ダウンロードしたファイルは ZIP アーカイブ形式になっていますので、ファインダーでアイコンをダブルクリックしてください。vsynth_gt.bin ファイル が vsyngt_v200.zip を置いたフォルダに現れます。
※詳細につきましては、各コンピューターの取扱説明書をご参照ください。
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アップデート方法について
- ◆アップデートを行うとインターナル・メモリー内のデータが自動的に Ver.2.0 のプリセットにファクトリー・リセットされます。アップデートの作業の前には、必要に応じて USB メモリーを利用し、インターナル・メモリー内のデータをバックアップしてください。
◆アップデートを実行している間は、V-Synth GT の電源を絶対に切らないでください。本体システムが正常に立ち上がらなくなる可能性が有ります。この場合はお求めの販売店か、弊社営業所またはお客様相談センター 修理担当にご相談下さい。
- 解凍後のフォルダ内にある vsynth_gt.bin を USB メモリのルート階層にコピーします。
- 画面右下のタスクバーに表示されているハードウェアの安全な取り外しで、USB メモリとの接続を解除(停止)します。
- PC から取り外した USB メモリを V-Synth GT に接続し、電源を入れます。電源を入れると、自動的にアップデートが始まり、LCD ディスプレイが青い画面になります。Completed! と表示されたら、アップデートは終了です。
※アップデートには、5 分程度の時間を要します。
- V-Synth GT の電源を切ってください。
- USB メモリを取り外してから、V-Synth GT の電源を入れ、最新バージョンになっているかを確認してください。
※ USB メモリを抜かずに電源を入れると再びアップデートが行われてしまいます。
※ アップデートに使用した USB メモリを本体で通常使用する場合は、USB メモリ上のアップデート・ファイル( vsynth_gt.bin )を削除してください。
※インストールを行われる際の操作手順などについての問い合わせには、お答えいたしかねます。こちらに書かかれている情報を元に、自己責任において作業をお願いします。
ダウンロードファイル
Windows Vista / Windows XP / Mac OS X用