TD-8 システム・プログラム・アップデート(Ver.1.10) for Windows

TD-8システム・プログラムは、TD-8を最新バージョンにアップデートするために使用するプログラムです。( for Windows)

<お知らせ>
弊社製品と Windows XP を組み合わせてお使いになる場合のサポート終了について ( 2014.03.10 )
 
バージョンの確認方法
変更内容
アップデートに必要なもの
アップデート作業における注意点
ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
アップデート手順
 
バージョンの確認方法
~ダウンロードをする前に、チェックしてください。~
  1. TD-8 の電源を入れます。
  2. [ KIT ]を押します。
    →[ KIT ]が点灯します。
  3. [ PATTERN ]ボタンと[ SONG ]ボタンの点灯/消灯でバージョンを確認します。
    • [ PATTERN ]ボタン、[ SONG ]ボタンのどちらか1つが点灯している場合
      →アップデートの必要はありません。
    • [ PATTERN ]ボタン、[ SONG ]ボタンが両方とも消灯している場合
      →以降の手順で TD-8 をアップデートすることができます。
 
変更内容

[ Ver.1.10 ]
    • CY-15R、CY-14C、CY-12H、CY-12R/C、CY-6、PD-6 を接続するためのトリガー設定をより簡単に行うために、3つのトリガー・タイプ( CY1、CY2、PD6 )を用意しました。( *1 )
    • V シンバルに対応したトリガー・バンク設定を用意しました。
    • トリガー・タイプの変更時、クロストーク・キャンセルを除くすべてのトリガー・パラメーターが自動的に各パッドに適した値に変更されるようになりました。( *1 )
    • V シンバルに対応させるために、一部のドラム・キットの設定において、クラッシュ 1、クラッシュ 2 のシンバル音色の割り当てが変更されました。
      ※ 各インスト(音色)については変更ありません。
    • ドラム・キット画面を表示しているときなど、[ KIT ]ボタンに加えて[ PATTERN ]または[ SONG ]のどちらか一方が点灯するようになりました。
    • 電源を切るとき、設定したクリックの設定が自動的に保存されるようになりました。
      *1:アップデート後、ファクトリー・リセット実行後、プリセット・ドラム・キットのコピー時などは、この設定になります。アップデート前に保存しておいたデータを、アップデート後にバルク・ダンプ機能で TD-8 に戻したときは、保存しておいた設定に変更されます。

      その他、詳細は「 V シンバルへの対応および仕様変更について 」 をご覧ください。
      この内容を確認するには「 Acrobat Reader 」という専用のソフトウェアが別途必要です。「 Acrobat Reader 」をお持ちでないときは、以下の URL から無料でダウンロードできます。
      http://www.adobe.co.jp/
 
アップデートに必要なもの
TD-8 にシステム・プログラムをインストールするために、以下のツールが必要になります。
  • TD-8 本体
  • スタンダード MIDI ファイルを正常に送信できる MIDI シーケンサーまたは、簡易 SMF プレーヤが動作可能なコンピューター
  • MIDI インターフェイス+ MIDI ケーブル
    ※本アップデート・ソフトのようなシステム・エクスクルーシブ・メッセージを大量に含んだ SMF を正常に再生できず、バージョンアップができない MIDI シーケンス・ソフトがありますので、簡易 SMF プレーヤのご使用をおすすめします。

アップデート作業における注意点
  • TD-8 のアップデートを行うと、まずシステム・プログラムを消去し、次にスタンダード MIDI ファイルで新しいバージョンのシステム・プログラムを書き込みます。 システム・プログラムを消去すると、その TD-8 は使用できなくなりますので、スタンダード MIDI ファイルの再生環境がない場合は、絶対に以降のアップデート作業を行わないでください。
  • アップデートを行うと、本体に記憶されていたお客様のドラム・キットやパターン、ソングのデータや各種設定などが消失します。 本体に重要なデータが入っている場合には、必ず他の MIDI 機器などにデータを保存してから(バルク・ダンプ、TD-8 取扱説明書 P.149 )アップデートを行ってください。
  • このシステム・プログラムでのアップデートは、手順どおりに実施すれば特に問題はありませんが、万一、アップデート作業中に電源が切れるなどの不慮の事故が発生した場合には、TD-8のシステムが破壊され、使用できなくなる事があります。この場合は弊社サポート窓口にご相談ください。
  • システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
    ※ CY-12R / C に同梱の「バージョン・アップ申込書」を添えて申し込まれた場合のみ無償、その他の場合は有償とさせていただきます。
  • このシステム・プログラムに関するダウンロード、インストールの操作手順などのお問い合わせには、お答えできません。あらかじめご容赦ください。
 
ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
[ Windows をお使いの場合 ]

  • TD8110.EXE を適当なフォルダにダウンロードしてください。
    ダウンロードしたファイルは自己解凍型ファイルになっていますので、エクスプローラからアイコンをダブルクリックして解凍してください。解凍が終了すると、TD8110 フォルダが現れ、その中に 19 個のスタンダード MIDI ファイルが現れます。

アップデート手順
下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムを TD-8 へインストールしてください。
  • 以下の手順で TD-8 のアップデートを始めたら、必ず最後の手順まで実施してください。スタンダード MIDI ファイルを再生しないなど、手順の途中で終了すると、その TD-8 は使用できなくなります。
  • アップデートが完了するまで、絶対に本体の電源を切らないでください。
  • アップデートを行うと、本体に記憶されていたお客様のドラム・キットやパターン、ソングのデータや各種設定などが消失します。 本体に重要なデータが入っている場合には、必ず他の MIDI 機器などにデータを保存してから(バルク・ダンプ、TD-8 取扱説明書 P.149 )アップデートを行ってください。
  1. 電源が切れていることを確認し、TD-8 の MIDI IN とシーケンサーの MIDI OUT を、MIDI ケーブルで接続します。
  2. [ SETUP ]と[ REC ]を押しながら、電源を入れます。
  3. [ REC ]を押し続けたまま、[ SETUP ]を離し、[ ▼ ]を押します。
    ※次の手順で TD-8 のシステム・プログラムを消去すると、TD-8 は起動しなくなります。必ず最後の手順まで実施し、新しいシステム・プログラムを書き込んでください。
  4. [ ▼ ]を押し続けたまま、[ REC ]を離し、[ BWD ]を押します。
    →[ CHAIN ]と[ REC ]が点灯し、システム・プログラムが消去されます。
    →[ CHAIN ]と[ REC ]が点灯したら ボタンを離してください。
    ※ここまでの手順を間違えると、TD-8 は通常通り起動します。再度、手順2からやり直してください。
  5. [ CHAIN ]と[ REC ]が消灯し、[ PLAY / STOP ]が点灯します。
  6. スタンダード MIDI ファイルを、ファイル名の番号順( p00001.mid ~ p00018.mid、p00032.mid )にシーケンサーで再生します。

    【簡易 SMF プレーヤ「 UpdSMF 」を使った作業例】 1)「 UpdSMF 」アイコンをダブルクリックします。
    2)「 MIDI Out Device 」で MIDI 出力のデバイスを選択します。
    3) [ Windows版 / MacOS X 版の場合 ]
    「 SMF Path 」に、解凍された SMF が存在するフォルダ名を指定
    します。右の [ Path ] ボタンで探すこともできます。
    [ MacOS 9 版の場合 ]
    「 SMF Folder 」に、解凍された SMF が存在するフォルダ名を指定
    します。右の [ Select ] ボタンでフォルダを指定してください。
    4) [ ScanSMF ] ボタンを押します。
    ※ MacOS 9 版 / MacOS X 版では、この操作は必要ありません。
    5)フォルダ内全ての SMF ファイルを再生の対象としますので、アップデート
    に不要な SMF ファイルはフォルダから削除しておいてください。
    6)「 Send 」ボタンをクリックすると、登録された SMF ファイルを、名前の
    順番に再生します。
     
  7. ファイルを受信するごとに、次の 3 つを繰り返します。
    データ受信中・・・[ TRIGGER ](トリガー・インジケーター)点灯
    データ書き込み中・・・[ REC ]点灯
    受信待機中・・・[ PLAY/STOP ]点灯
    以降、すべての SMF の再生が終わるまで、しばらくお待ちください。
    すべての SMF の再生が終わるまで、25 分弱の時間がかかります。
  8. 正常にアップデートが終了すると、[ KIT ]が点滅します。
    ※他のボタンが点灯したときは、すべての機器の接続や設定を確認して手順2からやり直してください。それでもうまくいかないときは、ローランド営業所またはサービス・ステーションにご相談ください。
  9. TD-8 の電源を入れ直します。
    → 画面に「 BACKUP NG! EXECUTE FACTORY RESET ALL! 」と表示されます。
  10. [ F3( ACCEPT )]を押します。
    → 画面に「 EXECUTE FACTORY RESET ALL! 」と表示されます。
  11. [ F3( EXEC )]を押します。
    → [ KIT ]と[ PATTERN ]が点灯し、「 DRUM KIT 」画面が表示されます。
  12. 必要に応じて、バルク・ダンプで保存したデータを TD-8 に戻します。
  13. 以上で、TD-8 のアップデートが終了しました。

ダウンロードファイル
Windows XP / Windows Me / Windows 2000 / Windows 98用