Fantom-G6/G7/G8 システム・プログラム(Ver.1.50)
このシステム・プログラムは、お手持ちの Fantom-G6/G7/G8 のシステム・プログラムを最新のバージョンにアップデートするために使用するプログラムです。
対象製品:Fantom-G6 / Fantom-G7 / Fantom-G8
■このプログラムは、Fantom-G6/G7/G8 専用です。
■アップデートは、USB メモリーを使用します。適切なアップデート作業を行うために、説明内容を必ずお読みください。
■システムプログラム Ver.1.50 で Fantom-G Editor/Librarian をお使いいただく場合、Editor Ver.1.20 以降ならびにLibrarian Ver.1.30 以降が必要です。
<お知らせ>
弊社製品と Windows XP を組み合わせてお使いになる場合のサポート終了について ( 2014.03.10 )
■
バージョンの確認方法
■
変更内容
■
アップデートに必要なもの
■
アップデート作業における注意点
■
ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
■
アップデート方法について
■
バージョンの確認方法
~ダウンロードをする前に、以下の手順でバージョンを確認してください。~
- Fantom-G 本体の電源を入れます。
- [ MENU ] を押します。
MENU ウィンドウが表示されます。
- [ F2 System ] を押すと System Setup 画面が表示されます。
- [ F4 Info ] を押します。
- [ F1 Group/Up ]、[ F2 Group/Down ] を押して Version Info を選びます。
Version Info の画面になり、LCD にバージョンナンバーが表示されます。
※最新バージョンになっていた場合、アップデートの必要はありません。
■
変更内容
[ Ver.1.50 ]
- 機能追加
- 機能変更
- [ SYSTEM ] → [ Knob/Slider ] → [ Knob Slider Mode ] の初期値を以下のとおり変更しました。
- コンテンツ追加
以下のコンテンツを追加、入替えました。
アップデート後にファクトリー・リセットを実行すると、追加されたこちらのコンテンツをご利用頂けます。
|
追加・
変更さ
れた数 |
合計 |
備考 |
シングル・パッチ |
176 |
176 |
一部、Ver.1.30 と重複。 |
ライブ・セット |
214 |
214 |
Ver.1.30 の 36 ライブセットを一新して、新規 214 セットを追加。 |
スタジオ・セット |
10 |
42 |
Ver.1.30 で追加された 32 セットに新規 10 セットを追加。 |
ソング |
9 |
12 |
Ver.1.30 で追加された 15 曲の内 12 曲を削除し、新規 9 曲を追加。 |
RPS セット |
52 |
61 |
Ver.1.30 で追加された 9 セットに新規 52 セットを追加。 |
リズム・パターン・
セット |
16 |
48 |
Ver.1.30 で追加された 32 セットに新規 16 セットを追加。 |
リズム |
19 |
33 |
Ver.1.30 で追加された 14 セットに新規 19 セットを追加。 |
コード・メモリー・
セット |
0 |
4 |
Ver.1.30 からの変更はなし。 |
コード・メモリー |
0 |
128 |
Ver.1.30 からの変更はなし。 |
アルペジオ・セット |
1 |
1 |
Ver.1.30 で追加された 1 セットを入替え。 |
アルペジオ |
55 |
128 |
Ver.1.30 で追加された 128 個の内、55 個を新規のものに入替え。 |
フレーズ |
725 |
1500 |
Ver.1.30 で追加された 933 個の内 158 個を削除し、新規 725 個を追加。 |
サンプル・パッド・
セット |
2 |
2 |
Ver.1.30 で追加された 3 個の内、1 個を削除、1 個を新規のものに入替え。 |
サンプル |
42 |
74 |
Ver.1.30 で追加された 74 個の内、42 個を削除、新規 42 個を追加。 |
※プリセットに変更はありません。
※ Ver.1.30 で追加されたコンテンツは、Ver.1.50 のコンテンツに置き換えられます。
[ Ver.1.31 ]
- 不具合修正
- Save As Project で既存のプロジェクトに上書き保存すると、テンポラリー・ソング以外のデータが消える。
- 起動時にフリーズすることがある。
以下 2 つの条件が重なると症状が発生する。
- 起動時にロードするプロジェクトの容量が、ある程度大きい。
- システム・パラメータの "Sync Output" が ON に設定されている。
- ARX の音が途切れることがある。
ARX の受信チャンネル以外のプログラム・チェンジを受信すると、ARX の発音が途切れたり、パッチ名が"---"と表示されたりする。
- マイクロ・スコープの表示不具合。
フレーズをマイクロスコープ表示するとき、各演奏データの位置情報(小節/拍/ティック)が、拍子の設定にかかわらず4/4拍子の形式で表示される。
[ Ver.1.30 ]
- 機能追加
- アルペジオ機能の強化
- アルペジオ・インポート機能でオリジナルのアルペジオ・スタイルを作成可能
- アルペジオ・スタイル数追加
- ライブ/スタジオ・セット機能の強化
- テンポ、RPS /リズム・パターン・セット・ナンバーをライブ/スタジオ・セットに記憶
- RPS /リズム・パターン・セット機能の強化
- 鍵盤でRPS /リズム・パターン・セットを演奏できるモードを追加
- RPS /リズム・パターン・セット数追加
- 新ピアノ音色追加
- その他の追加機能
- つまみ、スライダー、D ビーム、S1/S2 ボタンで、複数のパートを同時にコントロール可能
- フレーズの拍子設定が可能
- 新規プロジェクト作成( Create Project )で、インターナル・メモリーを選択可能
- コンテンツ追加
以下のコンテンツを追加しました。
アップデート後にファクトリー・リセットを実行すると、追加されたこちらのコンテンツをご利用頂けます。
|
追加さ
れた数 |
合計 |
|
アルペジオ |
40 |
128 |
|
コード・メモリー |
64 |
128 |
|
ソング |
13 |
15 |
録音用テンプレート7曲を含む |
フレーズ |
853 |
932 |
|
サンプル |
42 |
74 |
|
Sample Pad Set |
3 |
3 |
|
RPS Set |
8 |
9 |
|
Rhythm Pattern Set |
30 |
32 |
|
シングル・パッチ |
4 |
1668 |
|
[ Ver.1.20 ]
- ○機能追加
- SEQUENCER
- SMF での保存( Save As SMF )に対応 ( SONG/PHRASE )
- Track Edit 機能の追加 ( COPY/INSERT/DELETE )
- Auto Track 機能
- SONG PLAY/EDIT 画面での Current PART/PATCH の変更機能
- SONG PLAY/EDIT 画面で、縦方向最大 ZOOM を 24 TRACK まで拡張
- SONG REC 中の INPUT QUANTIZE 変更機能
- システム
- 1GB の DIMM に対応
1GB でのサンプリング時間は、モノラル:202 分、ステレオ:101 分です。 ※本機は Unbuffered ( non-Registered ) タイプの DIMM のみお使いいただけます。
Buffered ( Registered ) タイプの DIMM はお使いいただけません。
- Sample List / Import Audio において“マーク”機能を追加
○不具合修正 「 こちら 」をご覧ください。
○ご注意 Ver.1.20 にアップデートすることで、いくつかのデフォルト値が変更になります。詳細は「 こちら 」をご覧ください。
※追加された機能の使い方など詳細については、「 Fantom G バージョン 1.20 追加マニュアル 」をご覧ください。
[ Ver.1.10 ]
- ○機能追加
- UNDO/REDO, Rec Cancel 機能を追加
- Multi-Sample Edit 機能を追加
- Favorite Play 画面を追加
- Sample BPM Calculation 機能を追加
- SINGLE MODE 時に Part Offset パラメータやコントロール・チェンジ番号等を初期値に戻す機能を追加
( [ SHIFT ] ボタンと [ SINGLE ] ボタンを同時に押す)
- Input Setting 画面にレベルメーター、Input Effect を追加し、同時に見ることができるようにした
- SONG EDIT/PLAY 画面の TRACK ORDER の変更を SONG に保存できるようにした
- Wallpaper の Delete 機能を追加(ユーザーデータのみ)
- ○不具合修正
- 以下の不具合を修正しました。
- Save As Project において、フェイバリット機能の一部(テキスト・ファイル、Set Song の情報)、Wallpaper、Bookmark が保存されない。
- ARX ボードを装着していない状態で特定の操作を行うと、ハングアップする
- USB Memory を指していない状態で FORMAT USB Memory を実行すると、ハングアップする
- Pedal で Hold 中に Live Set を切り替えると、Patch Remain が効かないパートがある
- SONG の再生を最後まで行うと、曲の最後で再生が止まらないことがある
※追加された機能の使い方など詳細については、「 Fantom G バージョン 1.10 追加マニュアル」をご覧ください。
■
アップデートに必要なもの Fantom-G6/G7/G8 にシステム・プログラムをインストールするために、下記のツールが必要になります。
- Fantom-G6/G7/G8 本体
- 以下の OS が動作しているコンピュータ
- Windows XP/Vista ( 64 ビット版を除く), Windows 7
- Mac OS X v.10.4.3 以降
- USB メモリー( M-UF1G/M-UF2G )
- アップデート用ファイル(このページからダウンロードします)
■
アップデート作業における注意点
- このアップデート・データは、Fantom-G6/G7/G8 以外の製品には絶対に使用しないでください。他の機器のデータやシステムが損なわれる可能性があります。
- アップデート作業中に電源が切れるなどの事故が起った場合は、一度本体の電源を切り、再度電源を入れ直して、もう一度アップデートを実行してください。
それでもアップデートできない場合は、アップデート用ファイルが USB メモリーに正しくコピーされていない可能性が考えられます。もう一度アップデートファイルをコピーして、アップデートを実行してください。
それでもなおアップデートできず、通常モードでは起動しなくなった場合は、修理等が必要となります。弊社サポート窓口までご相談ください。
- システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
- このシステム・プログラムに関するインストールの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご容赦ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。
■
ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
fantom_g_v150.zip を適当なフォルダにダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルは zip 形式ファイルになっています。その後お使いの OS に応じて、以下の手順で解凍します。
[ Windows XP/Vista/7 をお使いの場合]
fantom_g_v150.zip ファイルのアイコンを右クリックして表示されるメニューから「すべて展開」を選び、画面の指示に従って展開を行います。
fantom_g_v150 フォルダが現れ、その中に2つのファイル、fan_g_upa.bin, fan_g_upc.bin が現れます。
[ Macintosh (MacOS X) をお使いの場合]
お使いのブラウザや設定によって動作が異なりますが、一般的には自動的に解凍が行われて、fantom_g_v150 フォルダが現れます。
その中に2つのファイル、fan_g_upa.bin, fan_g_upc.bin が入っています。
自動的に解凍が行われない場合は、fantom_g_v150.zip ファイルのアイコンをダブルクリックすると、fantom_g_v150 フォルダが現れます。
■
アップデート方法について ※正常に処理が終了すれば本体メモリーの内容は残りますが、あらかじめバックアップを行うことをおすすめします。
取扱説明書「メニュー・リファレンス」の「プロジェクトに関する設定」をご覧いただき、「 Backup Project 」を実行して USB メモリーにプロジェクトを保存してください。
Backup した Project を本体に書き戻す際には、「Restore Project」を実行して電源を再投入してください。
※アップデートを実行している間は、Fantom-G6/G7/G8 の電源を絶対に切らないでください。本体システムが正常に立ち上がらなくなる可能性があります。
- パソコンを使って、アップデート用ファイル( fan_g_upa.bin と fan_g_upc.bin)を USB メモリーのルート・フォルダ(一番上の階層)にコピーします。
(必ず fan_g_upa.bin と fan_g_upc.bin の両方をコピーして下さい。)
- パソコンや USB メモリーの取扱説明書などの記載に従って、USB メモリーの接続を解除(停止)した後、USB メモリーをパソコンから取り外します。
- Fantom-G6/G7/G8 の電源が切れていることを確認した後、USB メモリーを Fantom-G6/G7/G8 に接続し、電源を入れます。
自動的にアップデートが始まり、LCD が青い画面になります。所要時間は、およそ 20 秒程度です。
Completed! と表示されたら、アップデートは終了です。
- Fantom-G6/G7/G8 本体の電源を切ります。
- USB メモリーを取り外してから、Fantom-G6/G7/G8 本体の電源を入れ、最新バージョンになっていることを確認します。(バージョンの確認方法)
※ USB メモリーを抜かずに電源を入れると、再びアップデートが行われます。
※アップデートに使用した USB メモリーを本体で通常使用するには、USB メモリー上のアップデートファイル( fan_g_upa.bin と fan_g_upc.bin )を削除してください。
ダウンロードファイル
Windows 7 / Windows Vista / Windows XP / Mac OS X用