AT-350C システム・プログラム (Ver.2.00)
<お知らせ>
弊社製品と Windows XP を組み合わせてお使いになる場合のサポート終了について ( 2014.03.10 )
<お知らせ>
弊社製品と Windows Vista を組み合わせてお使いになる場合のサポート終了について ( 2017.04.03 )
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変更内容
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Ver.2.00 ]
以下の点について、機能追加と機能改善を行いました。
- ヴィンテージ・オルガン
- ミュージック・アトリエ定番のオルガン・サウンド ( JAZZ TYPE ) に加え、ポップスやロックの演奏に適したオルガン・サウンド ( ROCK TYPE ) が追加になりました。
- ロータリー効果やパーカッションなどを含めた、オルガンならではの細かい音づくりが可能になりました。
- リズム
- シンプルでオルガン演奏に使いやすいリズムが新たに追加され、一部のドラム・セットについては、よりリアルで迫力のある音色に改善されました。
また、新機能の「ドラム・セット・モード」によって、以前のドラム・セットはそのままで、新旧のドラム・セットを切り替えて使うことができるようになりました。
- アレンジャー機能では、「アダプティブ・コード・ボインシング技術」により、コード・チェンジをしたときの自動伴奏が、よりスムーズで音楽的な変化をするようになりました。
- D-BEAM
- D-BEAM コントローラーを使ってコントロールできる機能や効果音が増えました。
- ボイス
- Solo (ソロ) パートだけでなく、Lower (ロワー) パートでもスーパーナチュラル・ボイスが使えるようになりました。
- ライブで使いやすい、新しいボイスが追加されました。
- 音色グループごとにボイスが表示されるようになり、ボイスが選びやすくなりました。
- Utility 画面の改善
- パラメーターがカテゴリーごとに分類されて表示されるようになり、設定を変えたいパラメーターが選びやすくなりました。
詳しくは、「バージョン 2 追加マニュアル」 ( AT-350C_v2_Supplementary_j01_W.pdf ) をご覧ください。
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アップデートに必要なもの
AT-350C にシステム・プログラムをインストールするために、以下のツールが必要になります。
- AT-350C 本体
- USB メモリー ( M-UF2G )あらかじめ AT-350C でフォーマットされたもの
- USB メモリーが使用できるコンピューター ( Windows または Mac )
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アップデート作業における注意点
- アップデートをすると、レジストレーション [ 1 ] ~ [ 8 ] ボタンに登録された設定は工場出荷時の設定に戻ります。レジストレーション・ボタンに設定を登録している場合はアップデートをする前に、レジストレーションを保存してください。操作方法については、取扱説明書の「レジストレーション・セットを保存する」をご覧ください。
本アップデートが正常に行われた場合は、上記以外の設定 (ユーザー・メモリーに記憶されたレジストレーション・セットや曲、リズム等) は消えることはありません。不慮の事故を防ぐため、アップデート作業を行う前にこれらをメモ、もしくはお使いの USB メモリーに保存しておくことをおすすめします。
- このシステム・プログラムを、AT-350C 以外の製品には使用しないでください。他の機器のデータやシステムが損なわれる可能性があります。
- インストール中は絶対に電源を切らないでください。動作中に電源が切れるなどの不慮の事故が発生した場合、AT-350C のシステムが破壊され使用できなくなることがあります。この場合は、お求めの販売店、または、弊社サポート窓口までご相談ください。
- システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
- このシステム・プログラムに関するインストールの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご了承ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。
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ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
at350c_sys_v200.zip を適当なフォルダにダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルは Zip アーカイブのファイル形式になっていますので、ダウンロード後ダブルクリックして解凍してください。解凍が終了すると、アップデートに必要なデータを納めた at350c_sys_v200 フォルダが現れます。
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アップデート手順
下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムを AT-350C へインストールしてください。
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アップデート用 USB メモリーの初期化
※ USB メモリーを初期化すると、USB メモリーに保存されている内容はすべて消えてしまいます。
- AT-350C の電源を入れます。
- USB メモリーを「 USB Memory 端子」に差し込みます。
- [ Utility ]ボタンを押します。
Utility モードに入ります。
- Menu [<][>] ボタンで「 Media Utility 」を選び、[ Utility ] ボタンを押します。
- Menu [<][>] ボタンで「 Format Media 」を選び、[ Utility ] ボタンを押します。
- ディスプレイに「初期化しますか?」と表示されます。
[ Rec ]ボタンを押すと、「実行中...」と表示されて USB メモリーの初期化が開始されます。
※初期化を中止する場合は、[ Reset ]ボタンを押してください。
※「実行中...」と表示されている間は、絶対に USB メモリーを抜いたり電源を切ったりしないでください。
- 「実行中...」の表示が消えたら、USB メモリーの初期化は終了です。
AT-350C の電源を切ってから、USB メモリーを抜いてください。
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アップデート用 USB メモリーの作成
- USB メモリーをパソコンの USB 端子に接続します。
- あらかじめ解凍した at350c_sys_v200 フォルダ内の"_R032_AT350C"フォルダを、USB メモリーのルートディレクトリ (開いてすぐの階層) にコピーします。
※ _R032_AT350C フォルダの中身ではなく、フォルダごとコピーをしてください。
- USB メモリーとコンピューターの接続を、以下の方法で取り外します。
[ Windows をお使いの場合]
画面右下のタスクバーに表示されている「デバイスの取り外し」で USB メモリーとの接続を解除してから、USB メモリーを取り外します。
[ Mac をお使いの場合]
USB メモリーのアイコンをゴミ箱に捨てて USB メモリーとの接続を解除してから、USB メモリーを取り外します。
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アップデート方法
アップデート中は絶対に電源を切らないでください。
- AT-350C の電源が切れた状態で、USB メモリーを「 USB Memory 端子」に差し込みます。
- Rotary Sound [On/Off] ボタンと Rotary Sound [Fast/Slow] ボタンを押しながら、AT-350C の電源を入れます。
ディスプレイに「 Updating... 」と表示され、アップデートが始まります。
※アップデート中は、Rotary Sound [On/Off] のインジケーターがゆっくり点滅します。
【アップデートには 30 分程度を要します】
アップデート中は、電源を切ったり USB メモリーを抜いたりは絶対にしないでください。
ディスプレイにはアップデート進捗状況を数値 ( 1/6 ~ 6/6 ) で表しますが、「6/6」と表示されてから次の画面に切り替わるまでに約 20 分を要します。
- アップデートが完了すると、ディスプレイに「 Finished. 」と表示して、Rotary Sound [On/Off] と Rotary Sound [Fast/Slow] のインジケーターが早く点滅します。
アップデートの完了を確認して、AT-350C の電源を切ります。
- USB メモリーを AT-350C 本体から外します。
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バージョンの確認
アップデート後は、電源を入れた時にディスプレイ右下にバージョン情報が表示されます。「 Ver.2 」と表示されていることを確認してください。
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ディスプレイに「 ERROR:Data Sum 」と表示された場合は
ディスプレイに「 ERROR:Data Sum 」と表示された場合は、USB メモリーの初期化やデータのコピーが正しく行われていない可能性があります。
USB メモリーの初期化およびデータのコピーを再度行ってから、アップデートをやり直してください。