ローランド・オーディオ・インターフェースの新たなフラッグシップ。
STUDIO-CAPTUREは、ローランドのオーディオ・インターフェースの新たなフラッグシップ・モデルです。持ち運びも容易なコンパクトな2Uボディに2系統のHi-Z端子を含む16系統のアナログ・インプットと8系統のバランス・アナログ・アウトプット、さらにはコアキシャルのデジタル入出力と豊富な入出力を搭載。アナログ入出力だけで16 IN/8 OUTを実現し、バンドの一発録りから、大規模な音楽制作環境まで幅広い用途で活用することができます。
ローランドの持つテクノロジーを凝縮した妥協のない設計で、クラスを超えたサウンド・クオリティと機能性を実現しました。
※サンプリング周波数を192kHzにした場合、8イン(INPUT1~8)/4アウト(OUTPUT1~4)の入出力に対応します。
クリアなサウンドを実現する、12系統のVS-PREAMP。
STUDIO-CAPTUREの持つ、16チャンネルのアナログ・インプットの内、12系統のXLR/TRSコンボ・ジャックにはOCTA-CAPTURE、QUAD-CAPTUREで高い評価を得ているVS-PREAMPを搭載。
VS-PREAMPはこだわりのアナログ回路と自社開発のDSPによるデジタル・コントロールで一切の妥協なく音質を追求し、様々な入力に対応できるヘッドルームを持ちながら広いダイナミック・レンジを実現。クオリティの高いレコーディングを可能にします。
各チャンネルにはロー・カット、位相反転、コンプレッサー、そしてチャンネルごとにファンタム電源の供給が可能で、自由なマイク・チョイスが行えます。
4系統(INPUT 13~16)のTRSアナログ入力は、-20dB/-10dB/+4dBの切り替えにより、シンセサイザーなどの電子楽器はもちろん、業務用機器の接続にも対応します。
また、コンプレッサーには、定評のあるローランドV-Mixerシリーズ譲りの高品位なアルゴリズムを新たに採用し、録音時の補正用途だけでなく積極的なサウンド・メイクにも利用できます。コンプレッサーには楽器ごとに実践的なプリセット設定を付属し、ユーザーのオリジナル・プリセットも保存することができます。
快適なセッティングをサポートするユーザー・インターフェース。
入力レベルを瞬時に確認できるよう、本体前面に視認性の高いLEDを使ったインプット・レベル・メーターを装備。また目的のチャンネル設定をすぐに変更できるインプット・チャンネル・ボタンを搭載しました。
また、複数のチャンネルの設定を同時に変更できるレンジ・セレクト機能を装備。例えばINPUT1とINPUT8のインプット・チャンネル・ボタン押すことで、INPUT1からINPUT8のチャンネルすべてが選択され、ファンタム電源のON/OFFやマイク・プリアンプの設定をまとめて行うことができます。
最適な録音レベルを自動設定する、AUTO-SENS機能を搭載。
STUDIO-CAPTUREには、最大で16チャンネルのインプット・レベルを自動調整することのできるAUTO-SENS機能を装備。過大入力によるクリップを未然に防げるだけでなく、マルチ・マイクを使ったレコーディング時にもレベル合わせの作業は不要。AUTO-SENSを使うことで、生ドラムやボーカルのようにダイナミック・レンジの広いソースの録音時にも、レベルを気にすることなく瞬時にレコーディング作業に入ることができます。
また、AUTO-SENSの検出時間やレベルの音量マージンも自由に設定が可能。ソースに応じて最適なレベル管理を行うことができます。
低レイテンシーを実現する、VS-STREAMING。
STUDIO-CAPTUREは、自社開発のカスタム・チップとドライバを組み合わせにより、超低レイテンシーを実現するローランド独自のオーディオ・ストリーミング・テクノロジー、VS STREAMINGを採用。レコーディング・モニターで問題となるレイテンシーを最小限に抑えた快適なレコーディング作業を可能にします。
ハードウェアに内蔵された高精度のクロックで、ハードウェア、ドライバ、DAWが同期。これにより低ノイズ、低ジッターが可能になると同時に、低レイテンシー下でも抜群の安定性を実現しました。
STUDIO-CAPTUREのドライバは、WDM、ASIO、Core Audioに対応。Windows/Macのプラットフォームや各種DAWソフトなど、いかなる環境でもハイ・クオリティ/ハイ・パフォーマンスなレコーディング環境を構築することができます。
柔軟なルーティングを実現した、モニター・ミックスと豊富なアナログ出力。
STUDIO-CAPTUREは、メイン出力に加えて4系統のダイレクト・モニター・ミキサーを搭載。アナログ・ミキサー感覚で使えるわかりやすいデザインのミキサーは、自社開発のカスタム・チップによる内部処理で高音質のままにゼロ・レイテンシーを実現。モニター用のリバーブも内蔵しており、フレキシブルなモニタリング環境を構築することができます。
ダイレクト・モニター・ミキサーは本体パネルまたは専用コントロール・パネルを使用することで直感的に操作することができます。専用コントロール・パネルでは、マイク・プリアンプやAUTO-SENSの設定だけでなく、モニター・ミックスやパッチベイなどのコントロールが可能。本体を離れた場所に設置しても、パソコン上からすべての設定が行えます。
また、STUDIO-CAPTUREに搭載された8系統のTRSバランス出力の内、1-2チャンネルにはXLRタイプのダイレクト・アウトとしても利用が可能です。ダイレクト・アウトはスイッチで簡単に切り替えが可能で、モニター・レベルを通さずにミキサーなどへ接続する際に便利です。
10系統のアウトプットへのルーティング変更も可能で、各演奏者へのモニター・ミックスを出力したり、サラウンド・システムへの接続、各入力端子を直接ルーティングするなど用途に応じて柔軟なセッティングを行うことができます。
さらにヘッドホン出力も2系統搭載。独立したレベル・コントロールが可能でレコーディング時に威力を発揮します。
2台の同時使用で、最大32イン/18アウトを実現。
STUDIO-CAPTUREは、2台まで同時使用に対応。2台のSTUDIO-CAPTUREをコアキシャル・デジタルで接続することで、最大32イン/18アウトというレコーディング・スタジオに匹敵する、巨大なレコーディング環境を構築することができます。
ASIO/Core Audio対応のDAWソフトからは2台で1つのオーディオ・デバイスとして認識され、クロックなどを気にする必要もありません。