初めて聴いたローランド・サウンドの衝撃

配信日 2021・7・15

おはようございます。
坪井佳織です。

みなさんは、初めてローランド・サウンドを聴いたときのことを覚えていますか?
わたしは、ものすごい衝撃だったので、よ〜く覚えています。

今日は、わたしの昔話にお付き合いください。


先日のYOASOBIのスペシャルライブ配信で、ドラムの仄雲さんがローランドのVAD706を使用されていました。バスドラムに大きくRolandのロゴが!

メディアで Roland ロゴを見ると、コーフンしてしまいます。

今までで一番心に残っているのは、なんといっても、91年、槇原敬之さんの「どんなときも。」です。

ダッ、ダッ、ダダッ!

のところで、クレーン・カメラで Roland がヌーンと出てくるんですよね。(いや、その前にマッキー!)

使われていたのは、RD-1000でした。

(編集部注:RD-1000。当時のローランド最先端デジタル技術であるSA音源方式を搭載したステージ・ピアノ。この機種の成功により、“RD”はローランドのステージ・ピアノの代名詞となりました。)

あの、ごっつい大きさと、上にキーボードを載せられるデザインがかっこ良すぎて、憧れでした。(ものすごく高かったから、学生には手の出せない製品でしたが)

ローランド・ミュージアム(一般非公開)に置いてあります。今見ても全然色褪せておらず、すごくかっこいいです。

編集部2026年注:
今年はRD発売から40周年ということで、楽屋メルマガではRD-1000、RD-700、RD-2000の開発者対談を敢行、2回にわたってお届けしました。
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ところで、わたしの楽器との出会いは3才。
父と叔父にYAMAHAさんのエレクトーンを教わったのが最初でした。

小1から18才まで、ヤマハ音楽教室に通いました。当時はそんなに能動的ではなく、ただ真面目に練習してこなすだけの子どもでした。

中学生の頃に、カシオペア、THE SQUAREなどを弾かせてもらえるようになってから、俄然、やる気が出ましたね〜。

実は、ローランド社内には、エレクトーンに育ててもらった社員がいっぱい潜んでいます。しかも「指導資格前に挫折してるけど、そこそこ弾ける、グレード6級止まり」がごろごろいますw

やけにシンセがうまい人に、「どうやって弾けるようになったんですか?」と聞いて、「えっと・・・、オ、オルガンをやってました、ごにょごにょ」と答えたら、ビンゴです。

あわよくばハモンド・オルガンをやってました的に勘違いさせようとしていますが、実は、ことりマークのレッスンバッグを持って通っていたことを隠してかっこつけてるだけです。

さて、習っているときはあんなに辞めたい辞めたいと思っていたわたしでしたが、大学で一人暮らしを始めたら、なんと、

「けっ、けっ、鍵盤が弾きたい〜〜!
なんでもいいから弾きたい〜〜!!」


と禁断症状が出始めたのです!!

ある日、大学近くの駅ビルに入っている楽器店にふらりと立ち寄り、電子ピアノをポロポロと試弾してました。

「いいなぁ〜、ワンルームに置くなら電子ピアノかなぁ〜、1段鍵盤だし・・・」

と思いながら、オーメンズ・オブ・ラブのイントロを弾いていると、ひとりのおじさん店員が近づいてきました。

「フュージョンですか。
だったら、こういうのがありますよ」

そこで紹介されたのがローランドの自動伴奏付きキーボード、E-30でした。

(編集部注:E-30インテリジェント・シンセサイザー。音源部は大ヒットしたシンセサイザーDシリーズや初代ミュージ郎と同じLA方式を採用していました。)

そうです、わたしが初めて聴いたローランド・サウンドは、自動伴奏だったのです!

「めちゃくちゃかっこいい!!!!
なんだ、この迫力ある音は?!」


と衝撃を受けたのを覚えています。

ちなみに、このとき接客してくださったのは、たまたま楽器店に営業に来ていたローランド社員さんでしたw
のちにバイト面接でお会いし、わたしを採用してくださいました(笑)。

YouTubeに、このとき聴いたデモ曲がありました!
https://youtu.be/a_4cQpeA1ic

懐かしい〜!
SEのパンチ音でスクラッチを表現してたんですねー。

80年代の洋楽で育った方には、わたしが受けた衝撃がわかってもらえるはず!

初代ミュージ郎の音に似ているから、LA音源だったのかもしれませんね。

このE-30が買いたくて、ローランドで必死にバイトすることになるわけですが、その後、E-70、E-86と、がんがん新機種が出てきて、毎回、興奮して朝から晩まで営業所に入り浸り、弾きまくっていました。

(編集部注:E-86インテリジェント・シンセサイザー。音源部はDTM初期の大ヒット音源サウンド・キャンバスと同じGS方式を採用していました。)

E-86のデモ曲なんて、今でも充分、かっこいいです。

https://youtu.be/95TVBN2MF0U

それから、ようやくバイト代が貯まってきたとき、真っ赤なボディーのFP-8が発売されたのです!

(編集部注:デジタル・ピアノFP-8。ローランド初のハンマー・アクション鍵盤搭載のピアノ。「ポータブルでスピーカー内蔵の88鍵ピアノ・タッチ」という現在のポータブル・ピアノの原型になったデザインでした。赤/白/グレーの3色カラー・バリエーションも当時画期的でした。ちなみに、イメージアーティストは葉加瀬太郎さん率いる「クライズラー&カンパニー」でした。)

もう、絶対にワンルームに置きたいじゃないですか。
それで、FP-8、MC-50(シーケンサー)、SC-55(音源)を買ったのでした。

このFP-8を皮切りに、わたしの電子ピアノラブな人生が始まりました。

みなさまも、ローランド・サウンドとの出会いや、そのときどう思ったかなど、教えてください!思い出をシェアしましょう〜♪

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RD

Stage Pianos

1986年、Rolandは当時一般的にステージ・パフォーマンスで使われていた楽器をはるかに凌ぐ表現力を備えた、画期的なステージ・ピアノRD-1000を発表し音楽業界を一変させました。世界中のアーティストにすぐに受け入れられたRD-1000は、ミュージシャンのニーズに応えて進化を遂げていく楽器の始まりとなりました。

FP-E50

Digital Piano

グランドピアノさながらの弾き心地を叶える「スーパーナチュラル・ピアノ音源」と「PHA-4スタンダード鍵盤」に加え、ローランドならではのハイクオリティな音色を楽しめるZEN-Coreも搭載。シンセサイザーの名機やストリングスなど、多彩な音色を楽しめます。さらに、自動伴奏機能を使えば、1人でもフルバンド演奏が可能。マイクを接続し、ボーカルエフェクトを付けて歌えば、弾き語りパフォーマンスもできます。

本号はバックナンバーです。本文中の製品情報や社員の役職等は配信当時のもので、現在とは異なる場合があります。

これからも全力でゆるい楽屋ばなしをお届けしてまいります!

ライター・プロフィール

楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)

電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。
著書『好きなことだけすれば子どもは伸びる』(みらいパブリッシング)

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