タイトでパンチのあるフルレンジ・ステレオ・サウンド
KC-990は、320W(160W×2)の大出力に加え、新規に専用設計されたカスタム仕様の30cm(12インチ)のウーファーとホーン・ツィーターを2基ずつ搭載しており、パワフルなフルレンジ・ステレオ・サウンドを再生するKCシリーズのフラッグシップ・キーボード・アンプです。安定した動作が生み出す、歪みのないタイトでパンチのある低音域により、88鍵盤のピアノやオルガン、シンセサイザー、リズム・マシンなど、レンジの広い楽器のサウンドを余すことなく表現できます。
豊富な接続端子とミキシング機能
フラッグシップ・キーボード・アンプのKC-990は、メインのキーボード・アンプとしてはもちろん、ステージ上でのモニタリング、メインのPAとしても活躍する多彩なステレオ・サウンド・システムです。4系統のステレオ・ライン入力端子は、キーボードからパーカッション・パッド、ドラム・マシン等の楽器を接続することができます。また、バッキング・トラック用に音楽プレーヤーを接続できるステレオAUX端子も装備。チャンネル1にはXLR入力端子も搭載されているので、ボーカル・マイクを接続することも可能です。音楽プレーヤーを接続するためのAUX INは、ステレオ・ミニ・タイプ、RCAおよび標準タイプなどの端子を搭載しており、状況に合わせて柔軟な接続が可能です。
内蔵ステレオ・エフェクト
KC-990は4種類のステレオ・エフェクトを搭載しています。コーラス・エフェクトは、Rolandのギター・アンプJazz Chorusから受け継がれた広がりのある美しいエフェクト。また、ステレオ・リバーブやトレモロ、ロータリーも搭載しているので、オルガンやエレクトリック・ピアノ、ボーカル等、表現力の幅を広げてくれます。オプションのフットスイッチを接続すれば、演奏中にエフェクトのオン/オフだけでなく、スピードのコントロールを足元で行うことができます。
さまざまなシチュエーションに対応可能な多彩な機能
リアパネルに配置された多彩な機能により、KC-990はあらゆる環境に簡単に対応可能です。ステレオ・ライン出力は、XLRと標準タイプを装備しており、入力されたサウンドをミキシングして簡易PAシステム、ステージ・モニター、レコーディング・ツールへ送るミキサーとしても活躍します。XLR端子にはグランド・リフト・スイッチを搭載しているので、ハム・ノイズが発生しても瞬時に対応できます。また、AUX INに入力された信号は、常にヘッドホンから出力され、本体スピーカーとライン・アウトからは出力されないようそれぞれをミュートすることができるので、シーケンサーと同期演奏をする際のクリック用モニターとしても活用できます。
更に高度なシステム構築も実現するステレオ・リンク機能
KC-990は、2台のKC-990を接続して、より大出力のシステムを組むことができるステレオ・リンク機能を装備。標準ケーブル1本による簡単接続で、320W+320Wによるステレオ再生を実現できます。さらに、KC-990のミキサー機能を最大限に活かした、8CH+2AUXの大規模なサウンド・システムの構築も可能です。