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電子ピアノの練習活用法

練習効率を上げる!ヘッドホンの使い方

2022.08.30

練習効率を上げる!ヘッドホンの使い方

こんにちは。フォレスタ・スタッフです。

電子ピアノはどんなお部屋でも好きな時間に演奏できるのがいいところですよね。

弾きたいときにいつでも楽しむために、ヘッドホンは欠かせないパートナー。実は、音量問題を解決する以外にも、上達のために活躍する場面があるんです。今回は、そんなヘッドホンを使った効果的な練習方法についてのお話です。

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スピーカーで弾く時間とヘッドホンで弾く時間、皆さんはどのように使い分けていますか?昼間はスピーカーで少し小さめの音量にして、夜はヘッドホンで、という方が多いかもしれませんね。ヘッドホンをしないまでも、小さい音量なら出せるし...という使い方をされている場合は、注意していただきたいポイントがあります。

普段スピーカーからの小さな音量でばかり練習していると、思わぬ落とし穴があります。

ピアノという楽器は、やさしく弾くとやわらかな音色、力いっぱい弾くと硬く鋭い音色など、弾き方によってさまざまに表情を変える楽器です。しかし電子ピアノであまりに音量を小さくしてしまうと、"このくらいのタッチでこういう音色が鳴る"という感覚にどうしてもズレが生じてしまうのです。

"電子ピアノで練習すると指の力が育たない"と聞いたことはありませんか?

これも実は、小さな音量で弾く時間が長すぎるのが原因です。タッチ感が違って弾ききれないのではなく、教室のグランドピアノといつも弾いている電子ピアノの音量の差に体が驚いてしまい、その結果そろりそろりとやさしいタッチで弾いてしまうことがあるようです。限られたレッスンの時間がタッチの修正ばかりになってしまってはもったいないですよね。

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そこで、ヘッドホンの出番です。

1日10分でも、ヘッドホンを使って、グランドピアノと同じくらいの音量で弾く時間を作るのがおすすめです。

参考までに、ヘッドホンなしなら、HP700シリーズで70~80以上がアコースティック・ピアノと同じくらいの音量ですが、静かなお部屋で弾く場合はちょっと大きめの音量に感じられるかもしれませんので、微調整してみてください。

ヘッドホンで弾くときは、それと同じくらいの感覚で弾ける音量に設定してみてください。

たったこれだけで、適切な指先のコントロールが身につきます。ご自宅の電子ピアノを最大限グランドピアノの環境に近づけることで、音を浴びる感覚を得ることができます。ピアノ教室に通われている方など、アコースティック・ピアノを弾く機会がある方、上達を目指す方におすすめの練習方法です。

電子ピアノは音量調節ができてとても便利な楽器。ついついボリュームを下げてしまいますが、小さすぎる音量では自分の演奏が上手に聞こえがちです。ボリュームを上げて弾いてみると、思っていたほど弾けていなかった、和音がそろっていなかった、イメージと違った...ということが起こります。

自分の演奏の今できているところ、できていないところを把握することこそが、上達への第一歩であり、大事なポイントです。自分の今の状態をきちんと知るために、ヘッドホンをしてグランドピアノと同等の音量で弾いてみることをおすすめします。もちろん、ヘッドホンは電子楽器用のものをお選びくださいね。

今すでに電子ピアノをお持ちで、付属のヘッドホンを使い続けている方にも、電子ピアノによりぴったりのヘッドホンをおすすめします。良いヘッドホンに変えてみると、まるでフィルターがなくなったかのように自分の演奏を細かいところまで聞き取ることができます。「このピアノ、こんなにいい音だったの!?」と驚かれるかもしれません。

ヘッドホンの選び方については当ブログの別記事で詳しくご紹介していますので、下のリンクからぜひご覧ください。

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ローランド・フォレスタでは、電子ピアノにおすすめのヘッドホンを各種ご用意しております。聞こえ方や着け心地など、気になるピアノと一緒にお試しいただけますので、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。

皆さまのご来店、お待ちしております。

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