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電子ピアノ選びのエキスパートによる
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電子ピアノのお手入れ方法
2022.08.22
皆さま、こんにちは。フォレスタ・スタッフです。
お部屋の掃除をしていると、「この前掃除したばかりなのに、もう汚れてる...」なんてがっかりすることがありますよね。ご自宅のピアノはどうでしょうか。
直接手で触って演奏する鍵盤はもちろん、ボディや足元のペダル...
じっくり見たらけっこう汚れているのかも...けれど、電子ピアノのお手入れの方法ってよく分からない、
なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、電子ピアノのお手入れ方法のなかから、特にお客様からご質問の多い
- 鏡面仕上げのボディ
- 鍵盤
- 真鍮製ペダル
この3点のお手入れの方法についてまとめました。
ふだんのお手入れはやわらかい布でやさしく拭いていただくことが基本なのですが、意外と知られていないスペシャルケアについてお伝えします。
ピアノの汚れはご愛用の証。ご愛用のピアノがこのお手入れでピカピカになれば、より一層愛着が湧いてしまうかも。ご参考になれば嬉しいです。
♪ 鏡面仕上げのボディのお手入れ
鏡面仕上げとは、その名のとおり鏡のように艶のある仕上げのことです。
ピアノと聞いてまず頭に湧くイメージも、このような艶があるものではないでしょうか。
拭き取りきれない指紋があるときや全体的に曇ったようになっている時は、スペシャルケアのタイミング。
鏡面仕上げ用のクリーナーを使うことで、輝きを取り戻すことができます。
クリーナーを柔らかい布に少量とって、ボディをやさしく拭き上げます。
きれいに仕上げるコツは、拭く方向。ついクルクルと円を描くように拭きがちですが、
「縦に拭く→横に拭く」を繰り返すことでムラなくきれいに仕上がるんですよ。
♪ 鍵盤のお手入れ
鍵盤は直接手で触りますから、定期的なスペシャルケアをすることでより気持ちよく演奏ができますよ。
鍵盤用の専用クリーナーを柔らかい布に少量含ませ、優しく鍵盤を拭きます。
クリーナーは研磨剤が使われていないものを使うのがポイントです。
ローランドの鍵盤の多くは、白鍵は象牙調、黒鍵は黒檀調の見た目や触り心地になるように仕上げてあります。研磨剤が使われたクリーナーは、これらの鍵盤の風合いを損なう恐れがあるためおすすめしていません。
なかには除菌ができるクリーナーもございます。このご時世ですし、気になる場合はぜひ楽器店で問い合わせてみてくださいね。もちろん、ローランド・フォレスタのあるお店でも取り扱っています。
♪ 真鍮(しんちゅう)製ペダルのお手入れ
こちらの写真は、きよら KIYOLA(KF-10)のペダルです。
ゴールド色のペダルの左側が、すこし色あせているのがお分かりいただけますでしょうか。
このような時はスペシャルケアのタイミングです。
ローランドのゴールド色のペダルはアコースティック・ピアノと同じ真鍮が使われていますので、
クリーナーもアコースティック・ピアノ用を使います。
(シルバー色のペダルのピアノをお使いの方はクリーナーを使わずに、柔らかい布でやさしく拭き上げてください。)
真鍮は比較的色味の変化が大きいと言われていますが、適切なお手入れをすることで、美しさを保ちながら年々味わいがある風合いに変化するのが特長です。
クリーナーをお求めの際は楽器店で「真鍮製ペダルのクリーナー」や「コンパウンド」を探してください。
お手入れの方法は、柔らかい布に専用のクリーナーを少量つけて優しく拭きます。
※ほかのお手入れに比べて、布への汚れの付着が大きいのでご注意ください。
その後乾拭きをして仕上げます。すると、ここまで色味が均一になりました。
お部屋と同じで、ピアノもお手入れをしてピカピカになると気持ちがいいですね。
今回ご紹介したお手入れ方法のことはもちろん、電子ピアノに関するご相談はいつでもローランド・フォレスタへお問い合わせください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。