歴代の名機を再現するシンセサイザー新製品4機種を発売

ニュースリリース 2016/09/10

歴代の名機を再現するシンセサイザー新製品4機種を発売
~最新のデジタル技術で当時のアナログ回路の音やふるまいを完全再現~

ローランド(株)(社長:三木 純一 https://www.roland.com/jp/)は、歴代のシンセサイザーの名機を、最新のモデリング技術「ACBテクノロジー(Analog Circuit Behavior)」(※)により完全再現したシンセサイザーの新製品を4機種(プラグアウト・シンセサイザー『SYSTEM-8』とRoland Boutiqueシリーズの3機種:リズム・コンポーザー『TR-09』、ベース・ライン『TB-03』、ボコーダー『VP-03』)を、2016年9月23日(金)に発売します。

プラグアウト・シンセサイザー『System-8』
(左から) ベース・ライン 『TB-03』、ボコーダー 『VP-03』、リズム・コンポーザー 『TR-09』


最新の音楽シーンでは、アナログ・シンセサイザーに代表される個性の強いシンセサイザー・サウンドが再注目されており、独自のサウンドを求めて'80年代に活躍したアナログ・シンセサイザーを手に入れたいというニーズが多く聞かれます。また一方で、当時のシンセサイザー愛好者の中にも、往年の名機で再びシンセサイザー演奏を楽しみたいという要望が増えています。

今回発売するシンセサイザーの新製品4機種は、当社歴代のシンセサイザーの名機を、最新のデジタル技術「ACBテクノロジー」による完全モデリングにより再現しました。

プラグアウト・シンセサイザー『SYSTEM-8』は独自のサウンドの他、「ACBテクノロジー」により音の特徴や回路のふるまいまで再現された「JUPITER-8」や「JUNO-106」、今後リリース予定のプラグアウト用シンセも含めて最大4種類のサウンドを『SYSTEM-8』1台でコントロールすることができます。

「Roland Boutique」シリーズの『TR-09』『TB-03』『VP-03』はそれぞれ「TR-909」「TB-303」「VP-330」の3モデルのイメージを踏襲したコンパクトで本格的なシンセサイザー音源です。電池駆動が可能で、小型のスピーカーも内蔵しているので、場所を選ばず使用できます。

特長

  • ・最新音源に加えて、「プラグアウト」のロードにより、合計4台のシンセサイザーを選んで演奏可能(『SYSTEM-8』)
  • ・「TR-909」サウンドと操作子の全てを、大幅にサイズダウンしコンパクトな筐体に凝縮(『TR-09』)
  • ・「TB-303」独特の太いシンセ・ベース・サウンドを忠実に再現。さらに専用エフェクターを追加搭載し実用性アップ(『TB-03』)
  • ・「VP-330」のボコーダー・サウンドを再現。オプション(25鍵キーボード「K-25m」、専用のドック『DK-01』)も用意(『VP-03』)
  • 品名/品番
    プラグアウト・シンセサイザー 『SYSTEM-8』
  • 価格
    オープン価格
  • 発売日
    2016年9月23日
  • 初年度販売予定台数(国内/海外計)
    4,000台
  • 品名/品番
    リズム・コンポーザー 『TR-09』
  • 価格
    オープン価格
  • 発売日
    2016年9月23日
  • 初年度販売予定台数(国内/海外計)
    12,000台
  • 品名/品番
    ベース・ライン 『TB-03』
  • 価格
    オープン価格
  • 発売日
    2016年9月23日
  • 初年度販売予定台数(国内/海外計)
    10,000台
  • 品名/品番
    ボコーダー 『VP-03』
  • 価格
    オープン価格
  • 発売日
    2016年9月23日
  • 初年度販売予定台数(国内/海外計)
    6,000台
  • 品名/品番
    ブティーク・ドック 『DK-01』 (オプション品)
  • 価格
    オープン価格
  • 発売時期
    2016年9月23日
  • 初年度販売予定台数(国内/海外計)
    3,000台

プラグアウト・シンセサイザー 『SYSTEM-8』

最新のアナログ・モデリング・サウンドを搭載した独自音源に加えて、「プラグアウト」用シンセとして入手可能な歴代の人気モデルのシンセサイザー3台を本体にロードできるので、 『SYSTEM-8』1台に、合計4台のシンセサイザー・エンジンを内蔵し、ライブや音楽制作で使用いただけます。さらに「パフォーマンス・モード」では、これら最大4台のサウンドを自由に組み合わせて音色を作成したり演奏したりできます。例えば、『SYSTEM-8』独自音源のBrassと「JUPITER-8」のStringsを重ねて演奏するといったことも可能となります。

演奏性も重視しており、両手を使った鍵盤演奏やシーケンサー使用時にも安心してご使用いただける8音ポリフォニック仕様とし、鍵盤はベロシティ対応の49鍵キーボ-ドを採用しました。

「プラグアウト」用シンセには今回新たに1980年代のローランドを代表するシンセサイザーの「JUPITER-8」(*1)と「JUNO-106」(*2)を「ACBテクノロジー」により再現しました。「プラグアウト」用シンセとして発売済の「SYSTEM-100」、「SH-101」、「PROMARS」などローランド初期の名機や、今後リリース予定のシンセ(*3)を追加し、本体にロードすることも可能です。1970年代の名機から最新のシンセまで、ローランド歴代のシンセ最大4種類のサウンドを『SYSTEM-8』1台でコントロールすることができます。
(*1)「JUPITER-8」プラグアウト用シンセは『SYSTEM-8』にプリロード済。購入後すぐにお楽しみいただけます。
(*2)「JUNO-106」プラグアウト用シンセは無償アップデートで後日追加対応予定です。
(*3) ローランドAIRAストア(https://contentstore.roland.com/jp/aira/)にてご購入いただけます。

参考:「JUPITER-8」(販売期間:1981年~1984年)

単音のみの発音が主流だった時代に驚異的な8音の同時発音数で登場。当時の多くの世界的ミュージシャンが愛用した最上位シンセサイザー。分厚い弦楽合奏のようなサウンドが特長。

参考:「JUNO-106」(販売期間:1984年~1985年)

発売当時は手軽な入門機だったが、粘りのある音とシンプルさゆえの扱いやすさで人気を博した。独特の美しい広がりを与える音色効果であるコーラスが好評なモデル。

※ACBテクノロジー:

アナログ時代の電子楽器を正確に再現するため、アナログ回路の振る舞いを、ひとつひとつのパーツから回路構成のレベルまでモデリングする、まったく新しい技術「ACB (Analog Circuit Behavior)」を開発。従来のモデリング手法とは大きく異なり、オリジナル製品の設計図からアナログ・パーツの特性を丁寧に再現しています。解析作業には、30年前にオリジナル製品の設計開発に携わったエンジニアも参加。解析したパーツをオリジナル製品の電子回路と同様に組み合わせることで、オリジナル機の詳細な個性を余すところなく再現。アナログ時代の電子楽器を最高の状態で蘇らせています。さらに、ACBテクノロジーは、アナログ固有の特性を精密にエミュレートするだけでなく、膨大な演算パワーを誇る最新DSPにより、30年前の電子楽器では物理的に不可能だった次世代のパフォーマンス性能も実現。当時のエンジニアが夢見た高次元のサウンド表現が可能になりました。

Roland Boutiqueシリーズ新製品

リズム・コンポーザー 『TR-09』

「TR-909」のドラム・サウンドは、ダンス・ミュージックはもちろん、ポップスなどでも幅広く使われています。『TR-09』は「TR-909」の実機を徹底的に解析し、こだわり抜いて創り出された各インストゥルメント・サウンドを収録しました。
オリジナルの「TR-909」では不可能であったリズムを走らせながらのライト・モードとプレイ・モードの行き来を実現することで、ライブ・プレイ中に自由自在にリズムを書き換えることも可能になりました。さらに『TR-09』にはMIDI入出力やUSB端子も装備しました。外部MIDI機器からの信号を受け『TR-09』をリズム音源として使用したり、Mac/PCとUSBで接続すれば、オーディオ/MIDI両方の送受信ができるなど、『TR-09』のサウンドを手軽に楽曲制作にも活用いただけます。

参考:「TR-909」(販売期間:1983年~1984年)

1983年に発売されたリズムマシン。1980年代後半よりハウスやテクノなどのダンス音楽が打ち込みで作られるようになってから、個性的な独特のサウンドにより世界中で使われるようになった。販売完了後30年以上経った今でもTR-909の音源は、それらダンス音楽において欠かすことのできないものとなっている。

ベース・ライン 『TB-03』

『TB-03』は1987年のアシッドハウス・ミュージック登場以降、その独特のシーケンスによるフレーズと太いシンセ・ベース・サウンドで人気を博した「TB-303」を「ACBテクノロジー」で忠実に再現しています。「TB-303」と同じくノコギリ波と矩形波の2つのオシレーターを切り替えて使用したり、6つのパラメーター・ノブを装備するなど当時の機能やノブはもちろん、特徴的な音色変化も再現しています。さらに、『TB-03』では、ステップ・レコーディング・モードによる音作りや、「OVERDRIVE」や「DELAY」などの専用エフェクターを新規搭載。また、当時未対応であったMIDIやアナログ・トリガー入力などにも対応し、外部機器との連携も強化しました。徹底的にこだわった外観と音に加えて、シーケンサーの入力時に便利な7セグメント4桁ディスプレイの搭載など、実用面で大幅に操作性がアップしています。

参考:「TB-303」 (販売期間:1981年~1983年)

ベース音色に特化したシーケンサー内蔵の小型シンセサイザー。発売当初は人気機種ではなかったが、1980年代後半のアシッドハウス登場以降、多くのアーティストが使い出したことから一躍脚光を浴びる機種となった。

ボコーダー 『VP-03』

専用グースネック・マイク(付属)と
キーボード・ユニット「K-25m」(別売)装着時

『VP-03』は1980年初頭に一世を風靡したロボット・ボイスのムーブメントを生んだ「VP-330」を「ACBテクノロジー」で忠実に再現。音楽的で明瞭度の高いボコーダーが特長です。「VP-330」で特に好評だった「ENSEMBLE」ボタンにより、独特のステレオ感を持ったコーラス効果で音色を一気に暖かく広がりのあるものに変化させることができます。オクターブ・シフト、TUNEツマミとベンダーの操作により、「VP-330」ではできなかった音域での演奏が可能になりました。高音域ではより繊細に、低音域では、荒々しく力強いボコーダー・サウンドが可能となっています。特徴的なボタンやカラーリング、さらに、信号の流れが容易に識別できるパネル・レイアウトなど、「VP-330」の特徴を徹底的に再現しています。また、付属のグースネック・マイクは本体のサイズや使用感に合わせた『VP-03』専用設計です。

参考:「VP-330」(販売期間:1979年~1982年)

人の声の合成音がキーボードで演奏できるボコーダーを一躍有名にした名機。当時日本では、YMOが「VP-330」ボコーダーをフィーチャーした楽曲を発表し、そのサウンドは音楽ファンに大きな衝撃を与えた。

ブティーク・ドック 『DK-01』 (別売)

『DK-01』

「Roland Boutique」設置例


「Roland Boutique」の設置に便利な専用ドック

専用キーボード・ユニット 『K-25m』 (別売)

『K-25m』
「Roland Boutique」シリーズを『K-25m』に組み込んだイメージ
角度は3段階の設定が可能


「Roland Boutique」シリーズ専用の25鍵ミニ・キーボード。「Roland Boutique」シリーズを簡単に組み込むことができ、A4ファイルサイズの小型シンセサイザーとしてお使いいただけます。お好みに合わせて3段階に角度を調整でき、弾く強さによって音量が変化するベロシティにも対応しています。

製品写真

詳細および主な仕様

※ 製品の詳細につきましては、ローランド・ホームページにてご確認ください。
https://www.roland.com/jp/products/system-8/
https://www.roland.com/jp/products/tr-09/
https://www.roland.com/jp/products/tb-03/
https://www.roland.com/jp/products/vp-03/
https://www.roland.com/jp/products/dk-01/

この資料に関するお問い合わせ先

ローランド株式会社 お客様相談センター TEL: 050-3101-2555

  • ※ 仕様およびデザインは改良のため予告なく変更することがあります。
  • ※ 本ニュース・リリースに記載されている社名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。