クセのないローランド社員

配信日 2021・2・11

おはようございます。
坪井佳織です。

先日、メルマガのアンケートでこんな感想をいただきました。

「いつも楽しく読んでいます。
ローランドはクセが強くないと入社できないんですか?」

いえ、そんなことないです!
このメルマガ向きの社員・・・と抜擢されるのがクセが強い人ばかりなんです!!

今回は、新しい電子ピアノ(※2021年当時)FP-Xシリーズの製品開発リーダー、クセのない小松 純二郎さんをご紹介します。

見ての通りのクセのなさです。
声も口調もクセがありません。

なぜなら、渋谷出身だから!!!
そういえば、かつて「渋谷系」といわれた小沢健二さんや小山田圭吾さんに雰囲気が似ているような・・・

それにしても驚いた。
人は渋谷から出身できるんですね。

しかも、なんと・・・、ローランドを知らずに入社してきたらしいです!
マジか!!

「なんかモノ作りはしたいなー。
ローランド・・・?楽器かー。楽器弾けないけど、生活必需品じゃなくて趣味のものだから、なんか楽しそうだな〜」と、渋谷から浜松市の北のはずれの細江町(※当時の本社所在地)へ、ドナドナドーナーされてきたそうです。

多くのローランド社員が、音楽が好きで好きで、楽器が作りたくて作りたくて、憧れのローランドに入社するために、東京も大阪も捨てて細江町へやってくるのに・・・。

今回、小松さんたちが開発したのは、大好評の電子ピアノ、FP-Xシリーズです。FP-90X、FP-60X、FP-30Xの3機種です。FP-10だけは現行機種のままです。以前、このメルマガで取材したことがありました♪

FPシリーズって、日本では自宅で気楽に楽しめるスマートなデザインの電子ピアノなのですが、海外では、ミュージシャンがライブで使うことが多いそうです。

たとえば、誰でも知ってる世界的に大ヒットしたこの曲!!
PVでFP-4が使われています。

https://youtu.be/fWNaR-rxAic

今回のリニューアルにあたり、海外から「ステージで弾くから、とにかくパワフルな音にしてくれ!!」との声がたくさんあったそうです。

それで、サウンド担当の髙井 瞬さんがアメリカに飛び(コロナ禍前でした)、直接、要望を聞いて音を調整しました。

FPシリーズはベルギーの「GBO」というデザイン会社と共同でデザインしたそうで、ベースになったFP-90は国際的にも権威のあるドイツの「Red Dot Design Award(レッドドット・デザイン賞)」で最高賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞しました。

アメリカまで行って調整したという太いピアノの音ももちろん良いのですが、わたしが気に入ったのは「StrawberryFlute」という音色です。その名の通り、1音“ぷー”と弾いただけで、「あっ!!!!」と、ビートルズの名曲、あのイントロが蘇ってくるので、ぜひ、聞いて欲しいです!
(編集部注:オリジナルの音色を完全に再現しているものではありません)

FP-90XとFP-60Xには、「テンポ判定機能」が新しく加わりました!

演奏をリアルタイムで解析して、テンポを数値で表示してくれるという機能です。

ローランドに入ってからギターを弾くようになった小松さんが、バンドのメンバーに「テンポが遅い!」と何度も言われ、テンポ判定機能を付けたら練習になるんじゃないかと思って付けた機能です。

実はワタクシ、ふざけたメルマガを書くだけでは暮らしていけないので、リトミックの先生なんちゅーのもやっておりまして、120のテンポで毎回、毎回、ピアノを弾くんですね。

で、急遽、チャレーンジ!!

ほんまにいきなり120で弾けるんか?!

結果、じゃーん!!

弾けたー!!
ホッ。
インチキ先生と思われずに済みました。

この設定をやっていただいている間、「デモ曲でもお聴きください」と再生してもらった曲の最初の印象。

「あれ?
弾けそうだぞ」

ハ長調のシンプルなメロディーで、すぐコピーできそうだなーって思ったのです。
わたしはローランドで働いていた頃、デモ曲を制作する部署にいまして、だいたい、鳴らした瞬間「すげーーーーっ!!!」ってなるのがデモ曲だと思ってたので、「あれ?いいのか?」ってなったんですね。

実は、これ、まんまと小松さんのねらい通りでした。

「ぼくは楽器が弾けないので『デモ曲の1曲目は誰でも弾きたくなるような、記憶に残るイイ感じの曲』という要望を出したんです。結果的に音楽関係者の方から『気取らず、シンプルで技術的にやさしいけれども奥の深い曲』といううれしい評価をいただけるものに仕上がりました」

取扱説明書には楽譜も掲載されています。

それから、3曲目には、まらしぃさんの「Fly Day」が収録されています。

それがなんと、まらしぃさんご本人にお越しいただき、FP-90Xで実際に弾いていただいた録音です。ライブ音源です!

まらしぃさんの「Fly Day」を聴く方法

●FP-30Xの場合
[再生]ボタンを押しながら、「一番低いシの鍵盤」を押します。

●FP-90X/60Xの場合
1. [Song]ボタンを押します。
2. [-][+]ボタンで曲「3. Fly day」を選びます。
3. [再生]ボタンを押します。

ぜひぜひ、楽器店へ行って聞いてみてくださいまし。

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FP-Xシリーズ

Digital Piano

FP-Xシリーズは、ローランドのポータブル・ピアノ新世代モデル。いつでもどこでも演奏できる持ち運び可能なデザインに、卓越した演奏性と多彩な機能を備えています。エントリー・モデルのFP-10から、ピュアアコースティック・モデリング・テクノロジーを搭載したフラッグシップ・モデルFP-90Xまで、用途にあわせた4モデル。自由なスタイルで、自分らしく音楽を楽しめる、表現力の高いポータブル・ピアノです。

当記事はメルマガ「ローランドの楽屋にて」のバックナンバーです。
本文中の製品情報や社員の役職等は配信当時のもので、現在とは異なる場合があります。

これからも全力でゆるい楽屋ばなしをお届けしてまいります!

ライター・プロフィール

楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)

電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。

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