TR-1000 Rhythm Creatorは、アナログの温かさ、デジタルの緻密さ、自在なサンプリングを融合し、ジャンルを超えたパワフルな楽器へと進化しました。
オンライン・ゲームをライブ配信するときのサウンドを、BRIDGE CASTで一気にレベル・アップしよう。
Backstageは、ローランド/BOSS・プロダクト・オーナー専用の会員サイトです。製品の登録、メールニュースなどのメニューをご用意しています。
ローランド公式のYouTubeチャンネルです。最新製品の紹介、製品の使い方解説など、様々な動画コンテンツをご用意しています。
ローランドのLINE公式アカウントです。最新の製品ニュースやサポート情報、お得なお知らせを皆様の元へお届けしています。
調べたい製品名や型番が分かる場合は、こちらからサポート情報を検索してください。
知りたいことや困ったことを「質問」すると、詳しい人から回答やアドバイスをもらえる、ユーザー同士のコミュニティ(コミュニケーションの場)です。
入院したけど無事に発表された新製品
配信日 2019・10・10
おはようございます。 坪井佳織です。 現在、わたしのリトミック教室は、2週連続でレッスンがお休みです。なぜかというと、来てくれてる先生たちがこぞってラグビーのW杯応援のため、エコパ・スタジアムに行っちゃったからです(笑)! みなさんは、試合をご覧になっていますか? さて、ローランド本社工場には、社員が自由に使える音楽室があります。 「こういうのあったらいいな」というアイデア掲示板に寄せられた声を元に、空いていたスペースを掃除し、カーペットを敷き、電子ドラムなどを置いて、DIYで作りました。部屋の名前は「かなでるーむ」。この名前も公募で決まりました。
かなでるーむでは、就業時間後に有志による音楽教室が開かれているそうです。 「なるべく初心者」を募って9~10回、ボランティア社員先生が指導にあたります。 このメルマガでは、昨年の12月(※当時)に電子管楽器の「エアロフォン教室」を取材に行きました。 社内に音楽教室がある会社 >> わきあいあいと、たった「ドレミファソラシド」だけで爆笑したりして、とても楽しそうでしたー。 3月に発表会をやる予定だったので、楽しみに観に行くことにしていて、ついでに打ち上げにも参加しようと思っていました。
ところがッ! この音楽教室の先生であり、エアロフォン開発リーダーの寺田裕司センセイが緊急入院されてしまい、発表会は延期となってしまいました。 中年男性によくある病で無事に完治したのですが、運悪く少々やっかいなパターンだったので、1ヶ月ほど入院しました。それが、こちらの新製品、エアロフォンminiを開発真っ最中。
「えっ、大丈夫だったんですか?発売時期は延期されず?」 「延期されませんでした。 開発メンバーや部長が“こちらのことは大丈夫だから安心して任せて、しっかり治してきてください”って言ってくださって」 ローランド社員らしい、いい話じゃないですかー(涙)。 「はい。でも、戻ってみたらけっこうアレコレ残ってて大変でした(笑)」 エアロフォンminiの上品で素敵な色は、デザイナーさんの「“サックスブルー”にしては?サックスだけに!なんちゃって!」のひとことで決定w ちなみに、サックスブルーのサックスは楽器とは無関係で、純粋なサックスブルーよりワントーン落とした色になりました。でも、デザインのきっかけって、割とこういう冗談みたいなことから始まったりするんですよね~。 寺田先生は、社内ではすっかり「エアロフォンの人」ですが、元々はチューバ奏者です。チューバを7本も所有してるそうです。 「なんでそんなにいっぱいあるんですか?それぞれ違うの?」 「だって、キーボードいっぱい欲しいでしょ?」 「うん、欲しい」 「それと同じ」 即座に納得。 エアロフォンを開発するにあたり、嫁に内緒でサックスを購入(かこつけた感アリ)、こっそり会社に置いてあります。ここにありますよー、奥さーん!!
初代エアロフォンの取扱説明書では、表紙のイラストと「正しい持ち方」のモデルも務めました。↓
あれっ?鼻高いし、痩せて、前髪も豊富に・・・、まぁいっか。 これまで発売されたエアロフォンはサックス準拠の運指で、リコーダーと微妙に違うのと、単純にリコーダーよりボタンが多かったので、「難しそうだな~」と感じる方もいらっしゃったそうです。そこで、今回のminiは、完全にリコーダー・タイプの運指になってます。大丈夫、やってみたら体が覚えてるから! ただ、リコーダー運指って基本は簡単なのですが、実は初心者向けじゃない一面もあるんです。みなさんシャープやフラットのときに穴を「半分押さえる」というあれ覚えてますか?うまく吹けなくて薬指や小指がつりそうになったことありますよね?(わたしはありました) それで、エアロフォンminiでは、シャープとフラット専用ボタンが付きました。 ・・・って説明を受けてるとき 「あーっ!! リコーダーって、左手の小指余ってたんだー!!」
みなさんは気づいてました?! この余ってた小指を使って、シャープ/フラット・ボタンを押すというナイス・アイデア! でも、シャープとフラットって、間違えたら音楽的には大きな影響が出てしまいます。 「うーん、どうも押しづらいなー、間違えそうだし」と考えた寺田先生、ボタンを斜めにすることを思いつきました!
「わー、ホントだ! これって、思いついたとき、ヨッシャー!!って思いました?!」 とメルマガ的に盛り上げようと思って聞いたら、 「いや・・・、特に・・・。 部長に報告したときも、お互いそんなにテンション高くない人種なんで、あーいいですねーみたいな」 そうでした、寺田先生はそういう人でした。 すみません、盛ろうとしちゃいました。 Bluetooth® MIDIを使って、スマホ・アプリ内にある豊富な音色を使えるし、お手持ちのシンセや音源をワイヤレスで鳴らすこともできます。色も形もかっこいいので、ライブで映えそう。キーボーディストが使えばステージの前方に出てくるチャンスですね! ところで、3月に予定されていた社内音楽教室の発表会はどうなったのでしょうか? 「8月に無事に終了しました。 本社工場内のステージで演奏しました」 そのときの映像がこちら!!
https://youtu.be/57QJi-spBrI
最後だからみんな好きな音色で吹いたらしく、尺八が混ざってますw なぜかいい感じにタイタニックのテーマみたいになってますw グループで楽しかったんだろうなーっていうのが伝わってくるような、音楽的な演奏でびっくり。 「このときの指導経験を活かして、エアロフォン用のレッスン・アプリを作りました。 楽譜と指使いが連動して表示されて、音が合ってたかどうか検知してくれます。 最後に点数が出て、メダルがもらえるようになってるんですけど、ボレロなんてわたしでも難しくて、なかなか金メダルが取れません。レベル設定、失敗しました」
みなさん、ぜひボレロに挑戦してみてください! 金メダル取れたらすごいです、開発リーダーを超えられます♪ では、また来週~! エアロフォンのラインナップはこちら >>
新しい記事を読む
バックナンバーTOP
古い記事を読む
この記事をシェアする
これからも全力でゆるい楽屋ばなしをお届けしてまいります!
ライター・プロフィール
楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)
電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。
メルマガ「ローランドの楽屋にて」
もちろん無料です。
登録解除はいつでも簡単にできます!
メルマガを購読する