1986 | Roland RD-1000
RD-1000は、1986年に世界初のデジタル合成方式であるSA (Structured Adaptive)音源方式を搭載して登場したステージ・ピアノです。サンプリング方式ではなく、デジタル合成方式でアコースティック・グランド・ピアノに迫る豊かな表現力とリアルな音色の両立を実現しました。演奏者のタッチに応える表現力の優れたデジタル合成方式でのサウンドは、RD-2000をはじめとする最新のローランドピアノにも脈々と受け継がれています。RD-1000は、その後のローランド・デジタル・ピアノの基礎を作った重要なモデルとなり、多くのアーティストに愛用される伝説のピアノとなりました。この機種の成功により、“RD”はローランドのステージ・ピアノの代名詞となりました。また、RD-1000の音源モジュール版として、MKS-20もリリースされました。