可搬性に優れたコンパクト・ボディのクラシック・オルガン。
バリエーション豊富なパイプオルガン、バロック音楽には欠かせないチェンバロ、モーツァルトやベートーベンの時代に活躍したフォルテピアノなど、古楽器の持つ魅力的なサウンドをコンパクトなボディに凝縮したローランド・クラシック・シリーズのニュー・モデル。可搬性に優れたポータブルなデザインはセッティングがしやすく、パネル上部にはスピーカーも装備しているので、場所を選ばず演奏を楽しむことが可能です。ご自宅での練習用としてはもちろん、チャペルや結婚式場でのオルガン演奏、コーラスやゴスペルの伴奏、アコースティック楽器とのアンサンブル、教育現場での活用など、さまざまなシーンでお使いいただけます。
また、どなたでも気軽に演奏を楽しんでいただけるよう、操作性は極めてシンプルに設計。音色の切り替えやボリューム調整、ピッチの選択など、パネル上に効率的に配置されたボタンやつまみを使って、わかりやすくダイレクトな操作が行えます。
2段オルガンのように使用できる76鍵仕様の鍵盤を搭載。
コンパクトながらに76鍵の鍵盤を採用。広い音域での使用が可能なため、ピアノやフォルテピアノの音色での演奏にも最適です。
また、1段鍵盤でありながら、鍵盤をスプリットし、それぞれ別の音色で演奏できるので、2段鍵盤のオルガンとしても使用可能。ペダル・キーボードのPKシリーズもケーブル1本で簡単に接続することができます。スプリットした鍵盤と接続した足鍵盤はそれぞれ異なるディビジョンとして機能するので、3パートの音色による本格的なオルガン演奏が実現します。
クラシック・シリーズで培った高品位なオルガン・サウンド。
C-200は、ローランド・クラシック・シリーズで培ってきたハイ・クオリティな音源を内蔵。デリケートな古楽器のサウンドを、メンテナンスを必要とすることなく、いつでも最高のコンディションで楽しむことができます。
内蔵音色の中心となるオルガン・サウンドは、ディビジョンごとにバリエーション豊かな音色を搭載。アンサンブルや伴奏などに最適な柔らかいサウンドから、荘厳な大聖堂を想像させる音色まで、多彩なパイプ音色を組み合わせて自由に音をつくることができます。
バロック音楽などのアンサンブルに最適な音色を多数内蔵。
C-200は、パイプオルガン以外にも、バロック音楽などのクラシック演奏に最適な古楽器のサウンドを多数内蔵しています。
チェンバロは、8フィートⅠ、8フィートⅡ、4フィート、リュートの4つの音色の組み合わせが可能。美しく響く弦の鳴りを忠実に再現した繊細なサウンドは、バッハをはじめとするバロック期の楽曲の演奏には欠かせません。
また、ピアノの初期形態であるフォルテピアノの音色も内蔵。柔らかく、音域ごとに変化する特徴的なサウンドは、現代のモダン・ピアノにはない味わいを持ち、モーツァルトやベートーベンの楽曲も当時の音色のまま演奏することができます。
さらに、汎用度の高いモダン・ピアノと、愛らしい響きのチェレスタ音色も内蔵。ソロ演奏から伴奏まで幅広く活用できます。
そして、ストリングスやトランペット、オーボエなどのオーケストラ音色も多数内蔵。ディビジョンごとに独立した音色を選択することができるので、オルガン音色と組み合わせて鳴らせば、ゴージャスなサウンドで華麗な演奏が楽しめます。
これらの多彩な音色の組み合わせは最大8種類までレジストレーションとして本体に記憶し、ワンタッチで呼び出すことも可能です。
古楽器特有の4種類のピッチと5種類の古典調律に対応。
バロック音楽によく用いられる465Hz(ベネチアン)、415Hz(バロック)、392Hz(ベルサイユ)といった4種類のピッチに、ボタンひとつで変更が可能。5種類の古典調律にも対応し、ベルクマイスターやミーントーンなど、平均律とは響きの異なる古楽器の調律にも、指1本で瞬時に変更できるので、曲ごとに合わせた調整も容易です。
練習に役立つ1トラック・レコーダーを装備。
演奏を録音/再生できる1トラック・レコーダーを内蔵。自分の演奏を客観的に聴くことができるので、練習などに役立ちます。
足鍵盤の使用時に最適な専用スタンドCKS-200。
C-200専用の別売スタンドCKS-C200は、足鍵盤の使用時にも演奏しやすい、最適な高さに設計されています。