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持ち運べる電子ピアノ「FP-30X」のペダルをグレードアップ!
2022.09.30
こんにちは、フォレスタ・スタッフです。
みなさまは電子ピアノの「ペダル」に種類があることをご存じですか?
電子ピアノはモデルによってペダルが1本だけ使える機種や、アコースティックのグランドピアノと同じく3本のペダルが備わっている機種があります。
ピアノを弾いたことがない方にとっては「ペダルってどんな風に使うの?」「3本そろっていないとだめなの?」と疑問をお持ちの方も多いかもしれませんね。
この記事では「ペダル」の種類と役割について、そしてポータブル・タイプの電子ピアノのペダルをグレードアップする方法についてご紹介いたします。
ローランドの電子ピアノにはさまざまなラインナップがあり、その中でもコンパクトで持ち運びができるFPシリーズはとても人気です。
鍵盤が搭載されている本体とスタンドを取り外すことができるポータブル・タイプの電子ピアノで、設置する場所や用途に合わせて、スタンドやペダルなどの別売品と組み合わせてカスタマイズできます。
今回は、FPシリーズの中でもお手頃なサイズ感と価格にもかかわらず、音・鍵盤タッチが高品位とご好評をいただいているFP-30Xのペダルをグレードアップしていきます。
FP-30Xにはペダル・スイッチ「DP-2」が付属しており、アコースティック・ピアノで言うところの「ダンパー・ペダル」として使用します。
ダンパー・ペダルは一番よく使うペダルで、このペダルを踏んでいる間はピアノの音が伸びて、演奏している音を広がりのある豊かな響きにすることができます。
こちらのペダルをグレードアップするには、2つの方法があります。
まず、別売りのダンパー・ペダル「DP-10」を使用することです。
DP-2はスイッチなのでオン(音を響かせる)かオフにはできますが、DP-10はアコースティック・ピアノのダンパー・ペダルと同じようなしっかりとした踏み心地で、ペダルの微妙な踏み加減で音の響きをコントロールすることができるので、ペダルを多く使う曲にもより対応しやすくなります。
DP-10をさらにグレードアップするには、別売りのFP-30X専用ペダル・ボード「KPD-70」を使用します。
KPD-70なら、アコースティックのグランドピアノと同様の3本ペダルをFP-30Xで使えるようになります。
(KPD-70をご使用になるには、別売りのFP-30X専用スタンドKSC-70も併せて必要になります)
一番右側のペダルがダンパー・ペダル、
そして、真ん中のペダルはソステヌート・ペダルです。
ソステヌート・ペダルは踏んだ時に弾いていた音だけを伸ばすことができ、その音を目立たせたいときなどに使用します。
例えば和音を弾いた時にソステヌート・ペダルを踏んで響かせておきながら、他の音を鋭く短い音で演奏する、といったことができます。
一番左のペダルはソフト・ペダルです。
響きを弱める役割があり、音量が小さくなり、音色も柔らかく変化します。
ppやppp(どちらも非常に弱く演奏するという意味)などの記号が楽譜に記されている場合に、こちらのペダルを踏んで演奏することが多いです。
また、ダンパー・ペダルとソフト・ペダルを一緒に踏んで演奏することもあります。
このように3本のペダルにはさまざまな役割があります。
ペダルを踏むことにより、音の響きの豊かさや音の変化を楽しむことができ、ピアノ演奏にとって大切な表現の幅をぐっと広げることができます。
ペダルをグレードアップすることによって、さらにピアノの演奏が楽しくなりますね。
FP-30Xに専用ペダル・ボードと専用スタンドを取り付けた画像です。
ご自宅での使用がほとんどという場合はこの組み合わせもおすすめですが、用途に応じて本体だけ取り外せるのがFP-30Xのメリットですね。
いかがでしたか?
ローランド・フォレスタではお客様一人ひとりの使い方に合わせたカスタマイズ方法を詳しくご案内させていただきます。
お気軽にお近くのローランド・フォレスタまでお問い合わせください。
みなさまのご来店をお待ちしております。