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電子ピアノ選びのエキスパートによる
お役立ちブログ
電子ピアノで上達するコツ
2021.12.17

こんにちは、フォレスタ・スタッフです。
今回は普段お問い合わせいただくことが多い『ピアノ・レッスンと電子ピアノ』についてお話しします。
・子供がレッスンに通っているのですが、どんなピアノを用意すればいいですか?
・ピアノのレッスン、電子ピアノで大丈夫?ちゃんと上達できる?
・自宅の電子ピアノではちゃんと弾けるのに、先生の前では上手く弾けないんです。電子ピアノがよくないのでしょうか...?
このような疑問や不安をお持ちの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
現在は、新しくピアノを購入される方の多くが『電子ピアノ』を選ぶ時代。
「本当はグランドピアノやアップライトピアノを自宅に置けたらいいんだけど...」と考える方は多いのですが、住宅環境や生活スタイルを考慮し、音量、設置スペース、メンテナンスなどの問題を解決してくれる『電子ピアノ』がとても人気です。
では、毎日の電子ピアノでの練習できちんと上達したり、楽しみながらレッスンに長く通い続けるためには、どのような点に気をつけるとよいか、一緒に見ていきましょう!
レッスンといえば、お教室に大きなグランドピアノが置いてあることが多いですよね。
週に1回、先生のお教室ではグランドピアノでレッスンを受けて、残りの6日間、ほとんどの時間は自宅のピアノで練習するわけなのですが、そこで大切になってくるのが、先生に教えてもらったことを自宅でも練習できる環境を用意するということ。
自宅のピアノとお教室のピアノが違いすぎると、先生の前で普段の練習通りに弾けないという問題が起こってきます。一生懸命練習しているのに、自宅のピアノが原因で上達への壁を作ってしまうのは、とても残念ですよね。
♪まずは電子ピアノ選びから...
【音と表現力】
レッスンでは単なる音の強弱だけではなく、気持ちや弾き方によって変化する音の表現についても、習い始めの頃から学びます。楽譜に描かれているかわいいイラストをみて、「どんな気持ちかな?」「どんな色かな?」「楽しそう?悲しそう?」「歩こう走ろう」「歌うように~」など、あらゆるものを想像しながらその全てを『音』で表現することを身につけていくのです。
表現力というと「いやいや子供にはまだ分からない」「プロを目指しているわけでもない」とおっしゃる方も少なくないのですが、子供の耳の成長は著しく、大人が思っている以上に敏感に音を感じ取りながら、たくさんのことを吸収して学んでいます。ですので、ご自宅の練習でも、自分の「こう弾きたい」をきちんと音として表すことができるピアノを選ぶことがとても大切です。
ローランドの『モデリング音源』は、精密でリアルな表現をかなえます。グランドピアノと同じように、演奏者の気持ちを音にすることができます。
・ピュアアコースティック・ピアノ音源
・スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源
これらの音源が搭載されているモデルが特におすすめです。
そして、電子ピアノはスピーカーから音が出る楽器です。
スピーカーの数や性能、音の聞こえ方などもモデルによってさまざま。
スピーカーが4つ以上搭載されているモデルの場合、まるでグランドピアノを演奏しているかのような音場空間を体感できますので、おすすめです。
【鍵盤とタッチ感】
グランドピアノの鍵盤は木製で、鍵盤の奥行きが長く、とても軽やかな弾き心地で、いろいろな演奏技巧や表現に対応します。
一方、電子ピアノの鍵盤は、材質も構造もメーカーやモデルによってさまざま。
ローランドの鍵盤には、木と樹脂のハイブリッド構造を採用したものがあります。気候や環境の影響による経年変化が起こりにくく耐久性のある樹脂と、風合いや温かみを感じられる木、それぞれのいいところを併せ持ち、弾きごたえもしっかりしている、電子ピアノにとって最適な鍵盤です。
また、『鍵盤の奥行き&支点までの長さ』も弾き心地に大きく関わるとても重要なポイント。特に『ハイブリッド・グランド鍵盤』を搭載しているモデルは、鍵盤手前から支点までの距離が電子ピアノの中でも最長なうえ、白鍵と黒鍵それぞれが異なる支点位置に設定されています。そのため、鍵盤の手前と奥を弾いた時の手応えに差が少なく、とても弾きやすくて大人気です。
グランドピアノ同様、演奏者の弾き方や気持ちにしっかり応えてくれる鍵盤です。
これらを全て満たす、フォレスタ・スタッフおすすめの電子ピアノはこちらの2モデルです。
■LX706
■LX708
店頭でもとても人気のモデルです。ぜひ一度、実際にご覧くださいませ。
♪ご自宅での練習環境のお話
ここからは、電子ピアノの正しい使い方についてお話しします。
お子様にもっと楽しくのびのびとピアノを弾いてもらうためには、ご家族のサポートもとても大切。
以下のチェックポイントをぜひ見てあげてください。
【音量の設定はどうかな?】
電子ピアノは音量調節ができる楽器です。小さな音量で弾けるのも電子ピアノのいいところ。夜間や住宅事情などで大きな音量が出せないときにはとても役立つ機能ですね。
しかし、レッスンや発表会ではアコースティックのグランドピアノやアップライトピアノを演奏することがほとんど。日頃小さい音量で練習していると、グランドピアノを弾いたとき、どのくらいの強さでどのくらいの音量が出るのかわからなくなってしまい、ついついおっかなびっくり弾いてしまう、という話をよく聞きます。
グランドピアノは小さな音から大きな音まで幅広い表現ができることが魅力の楽器ですので、電子ピアノで小さな音量ばかりで練習していると、正しい弾き方、タッチのコントロール、表現力が身に付きにくくなってしまいます。
そこで、1日に10分間だけでも、音を出せる時間帯には、電子ピアノの音量をグランドピアノの音量と同じぐらいに設定して演奏する時間を作ることをおすすめしています。そうすることで、レッスンでも練習通りの演奏表現ができ、しっかり上達していきます。
大きな音を出せないときは、ヘッドホンを使用した練習を取り入れてもいいですね。
【正しい姿勢で弾けているかな?】
大人の体に合わせて作られているピアノを、身体も筋力も成長途中の子供が弾きこなすのは大変。正しい姿勢で弾けているかチェックしてあげましょう。
・肘の角度:90~120度くらいになるように椅子の高さを調節しましょう。
・椅子の位置:椅子には浅く腰掛け、鍵盤の中央の位置ぐらいに椅子がくるようにしましょう。ピアノと椅子の距離は、座った状態で鍵盤に手を置いた時、肘が胴体よりも少しだけ前にくるぐらいにしましょう。
・両足の位置:足が床につかない場合は、足台や補助ペダルを使って、両足の裏が地面につくようにしましょう。
【電子ピアノの便利な機能を活用しましょう!】
『メトロノーム』でテンポやリズム感を身に付けたり、『内蔵曲』でお手本演奏を聴いてみたり、『録音機能』を使って自分の演奏を客観的に聴いてみたり...電子ピアノは上達への近道がたくさん詰まった宝箱です!
♪最後に...
弾けたとき、頑張れたとき、しっかりほめてあげましょう!
お子様の「できた!」という気持ちを大切にしてあげてください。
お父さん、お母さんにしかできないサポート、これがお子様にとっては一番嬉しく、もっと頑張ろう!というモチベーションアップにつながります。
電子ピアノで自宅練習をして、どんどん上達していかれるお友達はたくさんいらっしゃいます。お店には「弾けるようになったよー!」と演奏を披露しに来てくれるお友達もたくさんいます。みんな笑顔でどんどん上達していかれるので、私たちスタッフもとても嬉しい気持ちになります。

いかがでしたか?
ピアノって楽しい!とお子様に感じていただけるよう、電子ピアノを上手に選んで、たくさん活用してくださいね。
わからないことや困ったことがあれば、ローランド・フォレスタまでお気軽にご相談くださいませ。













