ROLAND 50TH ANNIVERSARY 1972 - 2022

1972年創業以来、わたしたちが送り出してきた製品に命を吹き込んでくれたみなさまへ、
あらためて感謝を申し上げます。
クリエイターがさまざまな想いを乗せ、視聴する人それぞれがいろとりどりの想いを抱く。
そのような創作活動に、わたしたちの製品が使用されていることは本当に光栄です。
これから先もどのように使用されていくのか、心より楽しみにしています。
次の50年もどうぞよろしくお願いします。

この50年に関わられてきたすべての方々へ感謝いたします。
ひとつの節目を記念して、この50年のハイライトをお楽しみください。

1972年
大阪にてローランド株式会社設立

1972

TR-33 / 55 / 77
ROLAND’S FIRST INSTRUMENTS

オルガン演奏者のバッキング・リズムとして開発されたローランドブランドの第一号機。後に新しい「リズムマシン」という楽器のジャンルへと発展していきます。

1973

EP-10 / COMBO PIANO

SH-1000 / PRESET SYNTH

大阪にてメグ電子株式会社(現BOSS)設立

1974

RE-201 SPACE ECHO

「スペース・エコー」の名前で長くプロの間で親しまれ、空間系エフェクトの先駆けとなりました。自然で深みのあるサウンドは当時様々な著名レコードで耳にすることができました。また、シンプルなエコー・サウンドだけでなく、テープのスピードを故意に操作することで聞いたことのないような不思議な効果が得られ、そのために使われることがありました。

EP-30
COMBO PIANO

鍵盤タッチによって音の強弱が付けられる、世界初のタッチ・センス付き電子ピアノ。

1975

JC-120 JAZZ CHORUS
GUITAR AMPLIFIER

“Jazz Chorus”の名を冠しデビューしたJC-120。その特徴的な空間合成コーラスによる深みのあるクリーン・トーンは、未だに世界中のギタリストから愛用され続け、半世紀経つ今なお、様々な楽曲で聞くことができます。

ADRIAN BELEW

King Crimson

ANDY SUMMERS

The Police

STEVE LEVINE

Producer

JEFF ‘SKUNK’ BAXTER

Steely Dan
Doobie Brothers

1976

SYSTEM-700
MODULAR

国産初の大型システム・シンセサイザー。NHKやBBCなどへも納入されました。

BOSS CE-1
CHORUS ENSEMBLE

BOSSブランドのエフェクター第1号機。BOSSエフェクターの歴史はここから始まり、サウンド・クオリティーの高さによって、エフェクターのトップ・ブランドへと成長していきました。このCE-1はThe PoliceのAndy Summers氏や、Doobie BrothersのJeff “Skunk” Baxter氏に愛用されました。

1977

GR-500 and GS-500
GUITAR SYNTH SYSTEM

世界初のギター・シンセサイザーGR-500を発表。ギター形状のコントローラーGS-500と、24PINのケーブルで繋いで使用するその独自のシステムは当時としては革新的で、朝のニュースで紹介されるなど楽器業界で話題となりました。

MC-8
MICROCOMPOSER

世界で初めてマイクロ・プロセッサーを駆使したマイクロ・コンポーザー MC-8を発表。ノンリアルタイム・ミュージックの先駆けとなる記念すべき製品であり、以後の音楽制作プロセス変革の引き金となりました。

BOSSブランドよりFETスイッチを採用したコンパクト・エフェクター・シリーズ3機種を発売。OD-1 OverDrive、SP-1 Spectrum、PH-1 Phaserの3機種からスタートしたカラフルなBOSSコンパクト・エフェクターは、現在もその姿形を変えることなく世界中のプレイヤーの足元を支え続けています。

1978

CR-78
COMPURHYTHM

プリセットに加え、オリジナルのリズム・パターンをつくり出すことができるコンピュータ内蔵、プログラマブル・タイプのリズム・マシンCR-78を発表・発売。プリセットタイプのCR-68を含め、このコンピューリズムが後の数々のヒットソングでそのサウンドを聴くことができるTR シリーズへと発展していきました。

RADIOHEAD ACOUSTIC SESSION
ROLAND CR-78をバッキングに使用

JUPITER-4
ROLAND’S FIRST POLYSYNTH

Roland初のコンピュータ搭載、デジタル・コントロール、4 音ポリフォニック・シンセサイザーJUPITER-4(JP-4)にはユーザーが製作したサウンドを保存できるユーザー・メモリーを搭載しました。当時の価格で¥385,000したこのシンセの暖かみのある音と4つのVCOを同時に鳴らすユニゾン・モードのサウンドは70年代後期以降の多くのレコードで聴かれました。

BOSS DS-1

Distortion

PROMARS

Compuphonic

SH-09

Single-Oscillator Monosynth

CUBE-40
GUITAR AMPLIFIER

現在も続くCUBEシリーズの初代モデル。コンパクトな筐体に、ゲイン・レベル別の2つのインプット、イコライザー、汎用性の高いクリアなスプリング・リバーブを備えた40ワットのアンプ。

1979

SYSTEM 100M / MODULAR SYNTH

より多くのユーザーに使っていただくためにSYSTEM-700のコンパクト・バージョンとして登場。必要なモジュールのみを選んで、自分独自のシステムを組むことができるこのモデルは32鍵、49鍵バージョンが存在しました。

VP-330 / VOCODER PLUS

人の声の合成音がキーボードで演奏できるボコーダーVP-330 は現代でいう「ロボットボイス」を作り出せることで人気を博しました。

SDD-320 / DIMENSION D

「DIMENSION D」としてその名を知られるこの機種は、レコーディング・スタジオでの使用を前提に開発されたラック・マウント・シリーズのひとつとして登場。その素晴らしいモジュレーション・サウンドでレコーディング・スタジオの常備機器になりました。

SH-2 / MONOSYNTH

スムースで優しいサウンドから攻撃的でアグレッシブなサウンドまで、幅広いサウンドメイクが可能だったモノフォニック・シンセSH-2はどんなサウンドでも作ることができる、と当時のシンセ・ユーザーの中で話題となりました。