ローランドの仕事図鑑

ハードウェア開発

製品に搭載される基板の回路設計、部品の選定、基板作製、部品実装などのハードウェア開発が主な業務です。これに加え、その他ハードウェアの開発と設計、試作品の作成、動作検証、品質検査、それに伴う対策なども行います。また、量産に向けた準備や指示、出荷に必要な各種試験も実施しています。製品企画の初期段階から量産サポートまで、製品開発のほぼすべてのフェーズに関わる仕事です。
また、これら製品に直接関わる業務だけではなく、未来のより良い製品づくりのための新しい技術の調査や新規設計の検討も行いますので、市場に提供する製品の品質向上に貢献することもできます。このように、製品開発における多岐にわたる業務を担うことが、この仕事の魅力の一つと言えます。

意欲があれば、技術向上のサポートがある環境

この仕事では、アナログ回路やデジタル回路の設計に関する知識が求められます。また、試作品の基板改良や部品選定も行うため、はんだ付けの技術や電子回路に関する幅広い知識も必要になります。入社時に基本的な技術や知識がある程度あることが望ましいですが、ローランドでは、経験豊富な先輩エンジニアが若手に対して、丁寧に指導するという環境がありますので、積極的に質問し、自主的に学び、技術スキルを磨く姿勢が大切です。また、業務を通じて実務経験を積みながら専門的な知識や技術を身につけることができますので、入社時には技術的なスキルと同様に、自ら学び成長しようとする意欲も重視されます。
新しい技術やアイデアを学び、実践する機会が豊富にあるので、自分の成長を実感できる環境で、将来のキャリアを築いていくことができます。

他部署連携を支えるコミュニケーションスキル

業務で関係する部署が多くあるため、コミュニケーションスキルが重要です。アイデアを具体的な製品の形にするためには、ソフトウェアや機構担当者と話し合い、協力し合うことが求められます。相手が理解しやすく、伝わりやすい言葉を用いて説明ができると、業務がスムーズに進行します。
また、社外の方々とのやり取りも頻繁にあり、相手や状況に応じた適切な言葉選びが重要です。専門知識と同様に、柔軟なコミュニケーションスキルもこの仕事での大切な要素となります。

製品の全工程に関わって感じる、自己成長と達成感

企画から量産までという長い期間に渡って製品と関わり、技術面のみならず納期やコストも考慮した設計を行うことには苦労もありますが、周りのサポートを得ながら試行錯誤して問題を解決していくことが、個人の大きな成長につながります。ひとつの製品の企画から完成までの全過程に深く関わることができるのも、魅力の一つです。
そしてなによりも、設計に関わった製品が市場に出て、ユーザーからの嬉しい反応が得られることは、この仕事の大きなやりがいとなります。
電子楽器にとどまらず、ローランドからこんな製品が!と世間を驚かせるような、ゲームチェンジャーと呼ばれるような製品作りに貢献していきたいです。

ハードウェア開発の仕事風景
ハードウェア開発の仕事風景