ローランドの仕事図鑑

製品企画

新製品やサービスの企画と、開発プロジェクトチームのマネジメントを行っています。
企画の段階では、ディーラーやユーザー、アーティストの方々と直接コミュニケーションをとりながら市場調査を行い、その結果を通して求められているものを分析します。それを製品やサービスでどのように実現するべきかを検討し、実際の仕様に落とし込んでいきます。
企画立案後に開発のプロジェクトチームが発足すると、業務内容はプロジェクトのマネジメントに移行します。機構、ハードウェア、ソフトウェア、サウンドなどの各開発担当者とコミュニケーションをとりながら、企画した製品を実際に生産できる状態にするまで、責任を持って取り組みます。他にも、生産部門や品質保証部門、営業部門やマーケティング部門など、多くの関係部門と調整を図りながら、製品が世に出るまでのすべてのフェーズに携わります。

感動を生む創造性の追求と、チャレンジを歓迎する職場文化

市場で求められていることを調査し、正確に分析してそれを製品やサービスの企画に反映していくことが大切です。その際には、求められているものを製品やサービスにをまとめるだけではなく、お客様の予想を超えるような独自の創造性を加え、感動を届けることが求められます。部門を問わずローランドには、やりたいことがあればやらせてもらえる環境があります。それゆえ困難にぶつかることも多々ありますが、それも成長を促す貴重な経験となるでしょう。積極的に「これがやりたい」と発信していくことで、自身の成長とともに、会社の未来を形作る一翼を担うことができます。
職場は職人気質の人が多く、自身の仕事に誇りと責任を持って取り組んでいる雰囲気があります。また、お互いにあっさりしているように見えても、考えていることは案外同じだったということもあり、目に見えない一体感のようなものを感じています。

必要なスキル

  • ①担当する製品やサービスに関する知識
  • ②機構、ハードウェア、ソフトウェア、サウンドなど、開発業務に関する基礎的な知識
  • ③カスタマー/ユーザー視点の感性
  • ④コミュニケーション能力
  • ⑤最後までやり遂げる胆力

①~④ までは、企画から開発プロジェクトチームのマネジメントの業務として必要なスキルであり、⑤がそれらを下支えする重要なスキルになります。製品やサービスの企画や開発において、何事もなくスムーズに進むことは稀で、トラブルが大小数えきれないくらい発生します。そのような状況を乗り越えるためにも、⑤最後までやり遂げる胆力が最も大切になります。

グローバルなプロジェクトが成長に繋がる刺激的な経験に

ローランドの市場は日本国内だけに限りません。製品を企画するにあたっては、国内市場だけでなく、海外市場の動向にも目を向ける必要があります。例えば最近では、米国DW社と共同プロジェクトを進めています。言語をはじめ、それぞれの国や会社の文化などの事情が違う中、お互いに理解を深めながら共同プロジェクトを進めていくことは、非常に刺激的で貴重な経験です。一方、DW社とは、音楽/楽器といった共通言語でつながることができるので、根底にあるフィロソフィーは、ローランドと同じであると感じます。そのシナジーで、より多くの方にワクワクを届けられると確信しています。

製品企画の仕事風景
製品企画の仕事風景