Hybrid Drums - New to Hybrid Drums?

NEW TO
HYBRID DRUMS?

ハイブリッド・ドラムは、ドラム演奏の幅を広げる効果的な方法として、ドラマーへの導入が確実に進んでいます。ハイブリッド・ドラムを活用することで、サウンド・クオリティの向上はもちろん、ドラマーにとって新しいサウンドとの出会いを提供したり、演奏表現の幅を広げることにも繋がります。そんな、ハイブリッド・ドラムは、音を「増強/強調する」、「重ねる」、ドラム・セットを「拡張する」という、大きく分けて3つの方法であなたのドラム演奏をサポートします。

Enhance

増強/強調する

エレクトロニック・サウンドをアコースティック・ドラムにミックスすることで、バス・ドラムの低音を増強したサウンドにしたり、タムやスネアにアタック成分を重ねて強調し、ヌケのよいサウンドにするなど、ドラム・サウンド本来のキャラクターを引き立てることができます。


Layer

重ねる

アコースティック・ドラムのサウンドはそのままに、別のサウンドを重ねることが可能です。どんな音を重ねるか、アイデア次第でさまざまな可能性が広がります。


Expand

拡張する

例えば、チャイナ・シンバルや銅鑼など所持や運搬が難しいものや、1曲しか使用しないセカンド・スネアなど、普段のライブに持ち込むことが難しい楽器の音色のほか、TR-808のキックといったエレクトロニック・サウンドや声を録音したサンプルなど、アコースティック・ドラム以外のさまざまなサウンドを拡張することができます。


How to get started with Hybrid Drumming

BASICS
ハイブリッド・ドラムを始めるには

まずは、ハイブリッド・ドラムでどんなことを実現したいかを検討しましょう。アコースティック・ドラム・サウンドの強化、エレクトロニック・サウンドを重ねる(レイヤー)、追加パッドで他の音を鳴らしてエッセンスを加えるなど、ハイブリッド・ドラムでできることは多岐に渡ります。まずは、ハイブリッド・ドラムの導入に必要な音源モジュール(音を出すデバイス)、ドラム・トリガー(アコースティック・ドラムの打面を叩いた振動を検知するセンサー)、電子ドラムのパッドの追加などを検討していきましょう。

Hybrid Drums | Drum Modules

ドラム音源モジュールとは?

音源モジュールは、出したいサウンドが内蔵された、言わばハイブリッド・ドラムの心臓部です。接続したドラム・トリガーやパッドを叩いて、内蔵音色やオーディオ・ファイルを鳴らすことができます。あらかじめ音源にプリセットされたサウンドはもちろん、中には自分で録音(サンプリング)したオーディオ・ファイルをインポートして鳴らすことができるモデルもあります。また、音源モジュールとドラム・トリガーが一体化された製品もあります。

Hybrid Drums | Drum Triggers

ドラム・トリガーとは?

ドラム・トリガーは、アコースティック・ドラムのヘッドやリムの振動を感知し、音源モジュールへ信号を送り出すセンサーです。その信号を受けて、音源モジュールで選択されたサウンドが鳴る仕組みです。電子ドラムのパッド類やキック・パッドに加えて、アコースティック・ドラムのフープに取り付けて打面の振動を拾うRTシリーズのようなドラム・トリガーがこれに相当します。

Hybrid Drums | Mounting Hybrid Gear on your kit

アコースティック・ドラム・セットへの組み込み方

アコースティック・ドラムに直接取り付けるドラム・トリガー以外は、シンバルやパーカッションを追加するのと同じように、一般的なタム・アームやL字ロッドを使って、アコースティック・ドラム・セットに組み込むことができます。KT-10のようなトリガー・パッド一体型のキック・ペダルなら床に置くだけで設置完了。また、音源モジュールもシンバル・スタンドやハイハット・スタンドにクランプで取り付けられるほか、パッド・スタンドPDS-10でも設置可能です。


APPLICATIONS
ハイブリッド・ドラムでできることは?

ハイブリッド・ドラムは、ドラマーがライブで直面している多くの問題を解決するだけでなく、ドラマーのクリエイティビティの幅を広げます。ハイブリッド・ドラムがどのように役立つのか、また使い方を知ることで、ドラマーとしてより一層存在感を発揮することができます。

What can you achieve using Hybrid Drums?

ライブでアコースティック・ドラムのサウンドを増強/強調する

メインとなるアコースティック・ドラムのサウンドを、ヌケが良くはっきりと聞こえるようにすることができます。キックに低音を強調したサウンドを重ねて増強したり、タムやスネアにアタック成分を重ねてヌケのよいサウンドにするなど、ドラマーが演奏するのと同じタイミングでトリガーした音色を鳴らすことで、ドラム・サウンド本来のキャラクターを際立たせることができます。ラウドスピーカーを使用した大きな会場はもちろん、反対にドラムのマイキングが十分にできない小さなライブハウスでも、その効果を発揮します。

Need loads of sound

カバー・バンドなど幅広い音色が必要なシーンにも対応

あなたらしい演奏や音楽スタイルを確立するため、まずは自分らしいドラム・サウンドを大切にしましょう。その上で、前述のようにハイブリッド・ドラムは、そのドラム・サウンド本来のキャラクターを保ったまま、サウンドを強化することができます。
一方、曲のジャンルやテイストがガラッと変わるセットリストをこなす必要のあるカバー・バンドなど、その場の状況に応じて最適な音を瞬時に選択する必要がある場合でも、シンプルな操作でその曲に合わせたサウンドを選択していくことが可能です。例えば、TR-808のファットなキック・サウンドやハンド・クラップなど音源モジュールに内蔵されたものから、実際にレコーディングで使用されたドラムの音など、自分で用意したオリジナルのサウンドを取り込んで鳴らすことも可能です。そうすることで楽曲の再現力が高まり、オーディエンスの心をつかむことができます。

Need loads of sound

持ち運びが難しい楽器のサウンドを加える

ある日突然「こんな音が欲しい!」とライブに向けたリハーサルで求められた経験があるドラマーも多いはず。例えば、カウベルやクラベスのようなパーカッション、ピッチの違うスネアやチャイナ・シンバルといった一般的なものからTR-808のキック音色やボーカル、効果音、さらにはSEなど—音源モジュールと電子ドラムのパッドが1つあれば、これらの要望にすべて応えることができます。あらゆるサウンドが出せる、バンドになくてはならないドラマーへと進化しましょう。

バンド全体の制作の幅を広げよう

ドラマーに求められるスキルは、正確にリズムを刻むことだけではありません。バッキング・トラックやSEの再生、タイミングを合わせて効果音を出すことなど多岐に渡り、バンドの中で多くの役割を受け持つことが多いのではないでしょうか。ハイブリッド・ドラムのセットなら、実際にレコーディングで使ったドラムの音を演奏でも使用したり、コーラス・パートを再生してサビを盛り上げるなど、アイデア次第でバンド全体のオリジナリティやパフォーマンス、制作の幅を広げることができます。

ハイブリッド・ドラムについてもっと知ろう

ハイブリッド・ドラムについて更に知識を深めたいという方には、ハイブリッド・ドラム・ガイドブック(無料)のダウンロードをオススメします。ハイブリッド・ドラムの活用方法、設定方法などをより詳細にご説明しています。

ガイドブックのダウンロード

APPLICATIONS
ジャンルを超えて活用されるハイブリッド・ドラム

現現代のプロ・ドラマーの間で確実に導入が広がり、スタンダードになりつつあるハイブリッド・ドラム。そのメリットは、特定の音楽ジャンルやプレイ・スタイルにとどまらず、あらゆる音楽に広がり続けています。ロックでも、メタルでも、ポップスでも—あらゆるジャンルで、ドラム演奏のクオリティが向上します。

Rock

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