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エアロフォン・プロ音色開発秘話
配信日 2021・1・14
おはようございます。 坪井佳織です。 先月発表になったエアロフォン・プロ、AE-30がいよいよ 1月16日(土)に発売されます。(※2021年当時) ZEN-Coreがすごいので、ものすごく音が良いのが特徴です。(語彙力)
製品リーダーの寺田さんとサウンド担当の梅本さんにお話を伺ったのですが、なぁ〜んか二人のしゃべり方を聞いてて気になったことがありまして、直球でぶつけてみました。
「あのぅ〜、お二人とも、中国地方出身ではないですか?」 寺田さん「山口県です」 梅本さん「わたしも山口県です」 やっぱり!! ウチは広島じゃけぇ、語尾が広島のようなのう、ゆうて思いよったんよ! 「じゃ」とか「けん」とか言うわけじゃないんですけど、同郷だと微妙な発音が分かるんですよね〜。 梅本さんが「手がたわん(届かない)」と言っているのを聞いた寺田さんが、「はっ?!もしかして・・・」と出身地を聞き、同じだと知ったそうです。 それだけに終わらず、ハードウェア担当者も山口県出身、奥さんが山口県出身の方もいて、なぜかエアロフォンチームにローランド社内の山口県人が偶然集まったそうです。 山口県のみなさん、ごめんなさい、だから何?ということしか思い浮かばない・・・。 ご本人たちは、 「チーム全体がおっとりしてる(めっちゃ忙しいのに)」 「叩かれても気にしないタイプ」 と言ってましたw 梅本さんはE-09というアレンジャー(自動伴奏)キーボードを開発したときに、民族楽器の奥深さや豊富さに惹かれました。 それで、10年ほど前にご自身も琵琶を習い始めました。 当時、初めての発表会を見に行った方によると、「初心者のはずなのに、師範感がすごかった」そうですwww
目をつむって一音奏でるだけで、全てを悟っているかのような面持ちです。 ・・・で、弾いてもらいましたが、この音はエアロフォンには入っていないらしいですw じゃあなぜ?! なぜ弾いた?! AE-30に入っている音色はピパーという中国の琵琶。 すごいのは、トレモロです。 ストローク(って言うのかな?!)が上下しているのが分かる! 中国のアーティスト、Anyipapa(アンイパパ)さんが素晴らしい演奏をアップしてくださってるので、聴いてください♪ https://youtu.be/qhA1WZj4Zzo
それから、梅本さんがこっそり「絶対入れてやる!」とこだわって作った音が「ドゥドゥク」というアルメニアの楽器です。 ダブルリードの木管楽器独特のソフトな音色で、美しいビブラートが特徴で、「こんな音がシンセから出たらいいなぁ〜」と思ったそうです。 それでAE-30サウンド担当の特権を利用して、当初はまったく予定になかったドゥドゥクをこっそり搭載してミュージシャンの皆さんに試してもらった結果、評価も高く、めでたく採用が決まったとのことです。 梅本さんによると演奏はとても難しいとのことで、わたしにもドゥドゥクへの愛を熱く・・・
熱く語り・・・
鳴らないっ!!
まだ鳴らないっ!!!
デジタルからアコースティックへアテレコ!!!
落とした!!!!
コントか!!!!! 山口県人、秘めた面白さのポテンシャルがすごい。 でも、読んでるみなさんは、もうドゥドゥクについてググりたくて仕方なくなってますよね? わたしもですw 製品リーダーの寺田さんが、正月休みにドゥドゥクの動画をアルメニア(?)で撮影してくれました!(動画内の鳥の鳴き声もAerophone Proの音だそうです) https://youtu.be/1VzLt88saZs
寒空の下、正月返上で撮影。 90年代カラオケ動画みたいな雰囲気で、最後に「ドヤッ」とカメラ目線をキメる製品リーダーに、「おいこら、やったな?」という感想が沸き上がってきました。 まさかと思いますが、「ドゥドゥクを演奏してみたいからAE-30を買った」という方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。 特に何もありませんが、梅本さんが狂喜すると思います。
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当記事はメルマガ「ローランドの楽屋にて」のバックナンバーです。本文中の製品情報や社員の役職等は配信当時のもので、現在とは異なる場合があります。
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ライター・プロフィール
楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)
電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。
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