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隠しゲームがあるシンセ
配信日 2020・04・23
おはようございます。坪井佳織です。
4月12日は、イースター(復活祭)です。カラフルな絵を描いた卵、「イースターエッグ」をいろんなところへ隠し、子どもたちが探すという「エッグハント」がイースターの楽しみ方のひとつ。
この「イースターエッグ」には、このゲームが転じて、「開発者がこっそり仕込んだ隠し要素」という意味があるのをご存知ですか?
たとえば、Googleで「atari breakout」と検索して、一番上のリンクをクリックするとブロック崩しゲームで遊ぶことができます。
どうやら製品開発が佳境になって追い込まれてくると、プログラマーがおかしくなり、ものすごく時間がシビアなのに、イースターエッグを作り出すらしいです(笑)。
実は、ローランド製品にも、このイースターエッグが仕込まれている機種があるのです!!ふっふっふ。
その機種とは、Fantom-Gシリーズ!!
お持ちの方は、ぜひ、目の前に用意して電源を入れてからお読みください。
くっだらないとても面白いイースターエッグを仕込まれたのは、当時のFantom-G開発メンバーの基礎技術部の五十川健史さん、RPG第3開発部の古畑祐二さんです。
いや〜、こんなに涙を流して大笑いした取材は久しぶりかもしれません。(まぁ、だいたいは笑ってるけどw)
Fantom-Gは、しばらく時間が経つとスクリーンセーバーが立ち上がります。裏技として、スクリーンセーバー設定画面でENTERを押すと、すぐに表示されます。
みなさん…、このスクリーンセーバーが16種類もあるのをご存知でしょうか…。
「えっ?!そんなに変えます?」
「いや、変えないですね〜」
「え、で、でも、けっこうオリジナル・デザインで、手がかかってますよね?ひとつ作るのに何時間くらいかかるんですか?」
「いや、ちょっと…、それを言うとどれだけサボっていたかバレるので勘弁してください」
…だそうです。
古畑さんによると、「こっちにも命かけてた」そうで、開発チームでスクリーン・セーバー・コンテストをやったりしてたそうです。しかも、投稿したけど落選した(製品に不採用になった)方もいたらしいですw。無駄に傷つきそう。
物議をかもしたのが12番。画面が少しずつズレていくデザインで、しばらく放置してパッと見ると、まるでバグで壊れたかのように見えるそうです。お持ちの方は、ぜひ見てください。
16番は古畑さんの作品です。 立体のボールがこちらに向かって飛んできます。
五十川さん「飛んできたら打ち返したくなるじゃないですか〜」
古畑さん「五十川さんが打ち返せるように改良しました。コラボレーションです」
ん?
打ち返す?
おもむろに、ホイッ!ホイッ!!とうちわをDビームにかざすと、ボールが跳ね返る〜〜〜!! 爆笑!!
しかも、一回打ち返すと1ポイント、点が入ります。 最高得点は100万だか1000万だか、とにかくすごい数です。これを超えると何が起こるのか、プログラマーも知らないそうですw
ぜひ、解明する猛者に現れて欲しいです。
8番は、ブロック打ち返しゲームです。音色カテゴリーのアイコンが飛んできます。
そこで、Dビームで自分のブロックを動かすと、打ち返せます。しかも、自分と同じアイコンをキャッチすると、自分のブロックが巨大化して打ち返しやすくなりますw
これらのゲームは、開発が佳境に差し掛かっておかしくなった五十川さんが仕込んだらしいのですが、イースターエッグとはいえ、「これこれ!ここに仕込んであるから!」って言いたくならないのか聞いたところ、
「はい、気づいて欲しかったです。 だからDビームのマークをこそっと表示させてました」
とのことです。
どなたか、気づかれた方はいらっしゃいますか?
その他、どれだけスクリーン・セーバーに力を入れていたか分かるのが、INFO画面。よーく見ると、絵のFantom-Gの中にもスクリーンセーバーが動きます。しかも16種類、ちゃんと表示されます。すごい技術らしいですw
以上、ど〜〜でもいいけど、知るとちょっと嬉しいイースターエッグのネタでした♪
あ、どうでもいいけど動いているところを観てみたい!という方は、こちらの動画をご覧くださいませ。
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ライター・プロフィール
楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)
電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。
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