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ヤバいシンセ新製品、キタ―――(゚∀゚)―――― !!
配信日 2019・09・05
おはようございます。坪井佳織です。
ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい!! マジでヤバい! ガチでヤバい! シンプルにヤバい!! ・・・あ、すみません。 こんばんは、坪井佳織です。 なんでもかんでも「ヤバい」で済ませる息子のボキャ貧に嘆く母です。 薄々お気づきかと思いますが、わたしねー、読者の皆様のシンセ愛に申し訳ないくらい、シンセ・オタクではないんですよ〜。 「新しいシンセだよー」とか言われても、とりあえずヴァン・ヘイレンのJUMPのイントロ弾くだけの、サラリとしたお付き合い。 なのですが、わたしでも分かります、このたび、ものすごいシンセができた!ってこと。 じゃーん!本日発表、JUPITER-XとJUPITER-Xmです!
何しろ、このご時世に、「コストがいくらかかってもいいから、世の中をアッと言わせる、最高のシンセを作ろう!」という、モノづくりありきのコンセプトで企画された機種らしいのです。 「コストがいくらかかってもいいから」なんて、誰が言えると思います? そうです、社長です!!
三木社長は、数々のローランド製品を世に送り出した、元開発者です。そして、シンセ・オタクでもあります。 社長に就任され、てっきりおとなしく経営だけやってるのかと思ってたら、社内の生え抜きシンセ・オタク・エンジニアを集め、が〜〜〜〜っつりと新シンセを開発させていました! 「社長になったから、これまでの常識とか制限を一切無視して、技術者としてやりたかったこと全部にチャレンジしたんですよ」 「チャレンジした」ではなく、シンセ・オタク・エンジニア、略してSOEに「チャレンジさせた」が正解ですから。最高の職権乱用です。 「そしたら、想像よりずっとヤバいのができたんだよね」とのことです。 あ、嘘です、社長は「ヤバい」とか言いません、うちの次男だけです。
まず驚いたのが、こちらに印刷された機能名↓
(写真はJUPITER-Xm)
JUPITER、JUNO、JX、SH、XV、RD PRELOADED MODELS、つまり、「こんだけの歴代シンセ、入れときました!」ってことですよね。太っ腹です。気前のいい魚屋のようです。 社長自身が「もし、自分が今からシンセやろうかなっていう初心者だったとしたら、それぞれ個性あるシンセってことは分かってるけど、全部は揃えない。きっとソフト・シンセ買うだろうなと思ったから、欲しいものは入れといた」とのことです。 これらの6機種の音にかけるフィルターなんですけどね、見てコレ↓。
VINTAGE FILTERのR、M、Sって・・・、RはRolandだよね? えっと、Mは博士のお名前で、Sは・・・、ゴクリ。 全部バレバレですよね、シンセ・オタクなら。 これ、中に温度センサーが入っているらしいです。 はい、普通は要らないです、シンセには。天ぷら鍋じゃないんだから。 なんと、室温によってピッチが不安定になるという、ビンテージ・シンセの特徴を忠実に再現するために入っているそうです!シンセ開発って面白い!!誰がそんなこと思いつくんでしょうか?!・・・そうです、シンセ・オタク社長です。 「あれ? だって、ピッチは安定した方がいいからデメリットですよね?」 「機能的にはデメリットだったのに、この不安定さが音楽的にはメリットなんですよ。 アナログっていうのは、アコースティック楽器と同じように、簡単に同じ音が出ないというのが魅力なんです」 あと、「新品未使用状態のJUPITER-8」 や「30年使い込んだJUNO-106」とかにできるらしいです。 え?時空を超えるってこと?タイムマシン? ごめんなさい、オタク社長がおっしゃっている意味が全然分かりませんでした(汗)。 きっと、読者のみなさまの方が理解できると思うので、サイトを熟読してみてください! アナログ・シンセをデジタルで再現するとき、これまではマイコン制御だったので、どうしてもエンベロープにカクカクとした段階ができていました。 どうすればカクカクしないか、エンジニアならもう分かっていたんです、「やれるもんならやりたいけど、莫大な金がかかる」って。 で。 やっちまいました、社長。 専用チップを開発しちまいました。 猛烈な速度で処理させてるらしいです。 「ローランドにしかできない、夢のシンセ作るぞ!」 言うだけじゃなく、ほんとにやっちまったわけです。 来週は、なぜ、どうやって、このようなシンセを開発するに至ったのかという秘話と、さらなる驚きの機能をお届けします〜♪ お楽しみに!
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ライター・プロフィール
楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)
電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。
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