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初アメリカでひとりぼっち
配信日 2019・08・29
おはようございます。 坪井佳織です。 今日は、新製品DJ-707M開発リーダーの松永修一(まつながしゅういち)さんをご紹介します。みなんがご存知のところでいうと、AIRAシリーズ4機種(TR-8、TB-3、VT-3、SYSTEM-1)のハードウェアを担当した開発者です。
前機種のDJ-808の開発中に、ジャジー・ジェフさんのご自宅でDJを集めたPlayList Retreatというイベントが開かれ、そこで製品をチラ見せすることになりました。知りません?ジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスのジャジーですよ。フレッシュ・プリンスはのちのウィル・スミスです。・・・ごめんなさい、知ったかぶりしました。 まぁ、とにかく超有名なDJです。 ローランドもイベントに協賛しているため開発のメンバーも参加しようということになったのですが、DJ-808の製品リーダー、ソフトウェア担当者などはみんな製品開発で大忙しで、「キミ、暇そうだから行ってきて」と任命されました。適任っていうより、時間があったから。 そのときの松永さんの感想は、 「え~~~っ、夏休みじゃん(●`ε´●) !」。 おまけにそのとき、↓こんな状態。 ・英語全然できない ・DJとか全然知らない ・日本人ひとり ・海外、ほとんど行ったことない いや、行ける気しないでしょ、全然。 「まぁ、ただ雰囲気見てくるだけだから、できなくはないって思った。それより、乗り継ぎのとき、俺の荷物どうなんの?降ろされんの?って、ずっとそのこと心配してた」(←松永くん、基本タメ口。でも全然嫌な感じしない) 超強烈なアウェイ感で向かったジャジーの自宅には、招かれた50~100名のDJたちがいました。しかも、初めて見たアメリカ人は、ナイキの靴履いて、タンクトップ着て、庭のバスケットゴールにシュートしてたそうで、「テレビの世界か!」と思ったそうです。
(※写真はイメージです)
とはいえ、別に重要な任務があるわけじゃないですから、「すげ~!すげ~!」とキョロキョロふらふらしていたところ、世界中のDJが使っているソフト「Serato DJ Pro」を開発したニュージーランドのセラートの偉い人から、「ローランドから来た?ちょ、ちょ、ちょ!こっち来て」と呼び止められました。 そこで、DJ-808についての要望を、(気を使われて)めっちゃ簡単な英語で熱く語られてしまいます。 「えー、そんなこと言われても、俺、何も権限ないし!」 その熱い要望というのが、たまたま松永さんが担当していたハードウェアに関することで、しかも、「うーん、一理あるな。その方がいいだろうな」って思う内容でした。改善の具体的なアイデアも浮かんだそうです。 それで日本に報告したところ、数時間後に当時の上司から 「分かった、あとのことは全部なんとかするから、できることやれ!」 とまさかのgoサインが来たのです。 たまたま自分のパートだったことに加え、なんと、初めての渡米に際し、おまもりとして半田ゴテをたまたま持っていたので、急遽、アマゾンで部品を注文し、次の日、朝からホテルで荷物の到着を待ち続けました。
(松永さんが「おまもり」で持っていった半田ごて。外国でも使えるように電池で動くものだそうです)
初アメリカ、英語しゃべれない、超ど田舎のホテル、おまけに誰も「おい、腹減ってないか?」と気を使ってくれず、ひとりぼっちでめっちゃお腹が空いたんですって(泣)。 みなさんがこの状況だったらどうしますか? 松永さんは、「そうだ、アレがある」と、スーツケースの中からお土産用のビーフジャーキーを取り出し、ニッシャニッシャと噛んで乗り越えたそうです(爆)!強い・・・。生きる力だ・・・。 それからその日のうちに半田ゴテ1本で改造し、みごとにSerato社の要望に応えました。この一件で、暇だからという理由でたまたま100人のDJの中に放り込まれた日本人は、絶大な信頼を得て、DJ-707Mの製品リーダーになったのです。
新製品のDJ-707Mは、高級でありながらコンパクト(従来機のだいたい半分くらいの大きさ)を実現した、Serato DJ専用コントローラーです。 今までの技術で培った、デジタル→アナログ変換の音の良さや豊富なエフェクトを搭載することで、ローランドらしさを盛り込みました。たとえば、歌を歌うDJのために入れた、ケロケロボイスが出せるピッチ補正のエフェクトはローランドの得意技です。 ・・・って、読者のみなさま、大丈夫! こんなにきれいにまとめて終わらないから!任せて!! そうですよね、気になるよね、この髪型。 「メタルが好きなので、マリリン・マンソンみたいにしてって言ったの。そしたら、“いつ頃の?”って聞かれて、あ、この美容師さん、分かってるなーって( ̄ー ̄)ニヤリ」 この髪型で、社長も参加する打ち合わせに出席してるらしいです。 すごい会社だなー、ローランド。 人の“好き”を否定しない。 というか、むしろ、 「俺、リーダーになってから、ちゃんと襟があるシャツ着るようになったもん(・`ω・)ドヤッ!」 とのことです。
以上、オモシロ社員、松永さんについての報告を終わります! あ、そうそう、他の開発者に違わず、松永さんも中学の頃にはPCを自作していたそうですが、それは「後半に載ってるエロページを目当てにパソコン雑誌買ってたから」だそうです。堂々と買って家に持って帰れてたらしいですw。
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ライター・プロフィール
楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)
電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。
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