今日は楽器の日!

配信日 2019・06・06

おはようございます。
坪井佳織です。

本日は6月6日。
1970年に制定された「楽器の日」です。

そこで、今日は浜松市が世界に誇る楽器博物館をご紹介しようと思います。
浜松駅から徒歩10分、動く渡り廊下(平らなエスカレーターみたいなもの)を通って、雨の日も濡れずに行けます。

「音楽の街・浜松」を目指す文化政策の一環として、オープンしたのは1995年のことでした。
ちょうどわたしが浜松に来た頃で、とてもよく覚えてます。

初めて足を運んでから、ほぼ毎年、1年に1回は通いました。
博物館の類が好きなのに加え、いつ行っても何か新しい発見があったからです。

リトミック教室の生徒も我が子も何度も連れていきました。
今年20才になる長男が、つい最近、「そりゃあ、あれだけ何度も楽器博物館に連れて行かれたら、楽器作りに興味がわくでしょ!」と言っているのを聞いて、へぇ〜!!と感心したところ。

楽器博物館大好きなので、このメルマガ創刊当初から「いつか特集させて欲しい!」と言い続け、ついに念願が叶ったというわけです。

まず最初に、訪れたことのない方のために、ぐるりと一周してみましょう!
一歩足を踏み入れると、右側に日本の楽器コーナー。

誰でも「さくらさくら」が弾けるように説明書きのあるお琴が置いてあるので、とりあえず、ピロンピロンと弾いてみましょう。
いきなり曲が弾けるので、気分が上がります。

その奥に行くと、電子楽器コーナーがあるんですけど、のちほどたっぷり紹介しますので、ここはグッと我慢して、左側のアジアの楽器コーナーに進みますよー。

6畳分くらいありそうなガムランセットは圧巻です。

それから地下に降りていくと、アメリカ、アフリカ、オセアニア・・・、国ごとに分けられたコーナー。

一番奥に、ヨーロッパの楽器があるんですけど、ここは、弦楽器、管楽器、鍵盤楽器、打楽器など、種類ごとに展示されてます。

中でもわたしが大好きなのは、鍵盤楽器コーナーです。

1700年ごろに、イタリアのクリストフォリというチェンバロ製作者が「強弱が付けられるチェンバロ」っていうことで発明した、初代ピアノの復元品は、KAWAIさんが製作されたものです。

そこから、「このアクションでこのペダル、この鍵盤数の時代はベートーベンが活躍してた」、「ショパンが愛したピアノはコレ」みたいに、音楽家とピアノがセットで紹介されてます。

以前は確か、ベートーベンのデスマスクが展示してあったんですけど、あまりに怖いからか、今は銅像になってました。

でも、銅像は銅像で、なんかすごく怖いです。
ベートーベン、怒ってます。
しかも、たぶん、みなさんが思っている以上にでかいです。(隣に立てば良かった・・・)

そしてそして、このコーナーでわたしのイチオシは、1765年にフランスで作られた、こちらのチェンバロ、通称「ブランシェ」です。ブランシェというのは、製作者の苗字です。

美しいでしょう~~~(泣)??
写真でこれだけ綺麗なので、目の前にあると、ほんと、ドキドキしますよ。

1765年制作ってことはデスよ、フランス革命の戦火を逃れたってことですから!
マリー・アントワネットが「ピアノが無ければチェンバロを弾けばいいじゃない」って言ったかも!!

ブランシェのすごいところは、「まだ弾ける!」ってことです。
(編集部注:ブランシェは演奏できる状態で保存されていますが、展示物に手を触れることはできません。)

2007年には、そ〜っと、そ〜っと、専門業者によって運び出され、同じ施設(アクトシティ浜松)内のホールで演奏会が開かれました。さすがに一か八かだったそうで、移動したあと、全く音が鳴らなかったのですが、本番前に奇跡的にご機嫌がなおり、素晴らしい音を聴くことができました。

とても繊細な楽器なので、コンサートの途中で調律が入りました。
わたしも聴きに行きまして、よく覚えてます。

浜松市政令指定都市移行記念第73回レクチャーコンサート「18世紀ヴェルサイユ・クラヴサン音楽の美の世界」として大成功させた、当時の館長、嶋和彦さんにお話を聞くことができました。

嶋さんが、「楽器は演奏するための実用品であり、工芸品、美術品でもある」っておっしゃってましたけど、ブランシェを見ると、本当にそう思います。
贅沢ってこういうことを言うんだなぁって。


さて、ここまでのところ、ローランド何も関係なさそうでしょ?
ですが、この1話に、ローランドが楽器博物館と深く深く関わることになる、重要なネタが・・・!

続きはこちら!

当記事はメルマガ「ローランドの楽屋にて」のバックナンバーです。
文中の浜松市楽器博物館様の展示情報や取材をお受けくださった方の肩書、および弊社社員の役職等は配信当時のもので、現在とは異なる場合があります。

これからも全力でゆるい楽屋ばなしをお届けしてまいります!

ライター・プロフィール

楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)

電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。

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