黒鍵×黒鍵=真っ黒!

配信日 2018・09・20

おはようございます。坪井佳織です。

先週、すごいシンセが発表されましたけど、もうご覧になりましたか? なんと全鍵盤が真っ黒!というキーター、AX-Edgeです。キーター(Keytar)とは、ギターのように肩にかけて弾くキーボードのことです。”Key”boardとGui”tar”を足した英語の造語です。

みなさん、新しい楽器を買ったら、まずどうします?わたしは、とりあえず開けて、とりあえず電源入れて、とりあえず触って、分からなくなって初めて取扱説明書を見て文句を言う、と。最初からちゃんと読んで、手順に従ってれば分かるのに。

そんな「読まない」みなさん、ローランドでは多くの製品に使い方ビデオが用意されているのをご存知ですか?

YouTubeのローランド・サポート・チャンネルでクイック・スタート・ビデオを観る


今日は、新製品AX-Edgeのビデオ撮影の様子をレポします♪

ローランド社内には、撮影スタジオが2つあります。

ひとつは浜松研究所内。本格的な可動式照明があり、生音を録音するためのコントロールルームがあるので、主にプロモーション・ビデオなどの撮影に使われます。

もうひとつは、本社工場内。白バックでライン録音に適したコンパクトなスタジオで、主に今回ご紹介するクイック・スタート・ビデオを撮影しています。


クイック・スタート・ビデオを作っているのは、マニュアルグループの村上 卓(むらかみ たかし)さん、松原 富士夫(まつばら ふじお)さんです。なるほどー、取扱説明書の延長にビデオがあるわけですね。




内容は、開発リーダー(今回は第3開発部、岡村 洋司(おかむら ひろし)さん)が考えます。それを場面ごとに細かく撮影プランを立て、撮ったものをチェックします。




ライン録音なので、エアコンをかけててもいいんですけど、ん?んん??んんんん??
扇風機があるぞ!




何か撮影上の秘密があるのかと思ったら、ただ「エアコンが故障している」だけでした(笑)。


出演者は、主に社員です。
AX-Edgeでは、第3開発部 富家 康之(ふけ やすゆき)さんが出演しています。抜擢理由はキーター演奏者だから。

富家さんがキーターを使う理由は、「キーボーディストって、音作りからフレーズ作りまで、すっごく下準備が大変なのに、ライブとなるとステージの隅の照明が当たらないところから動けなくて、全然恵まれない、てゆーか目立てないから」。

わたしなんかミスタッチにビクビクしてしまうので、"鍵盤を見ない"とか"真っ黒"とか不安になりそうですけど、

「ミスするより何より目立ちたい!!」

だそうです。
素晴らしい!!見習いたいです。

確かに、こうして見ると、黒鍵盤に指がめちゃくちゃ映えますね。これで照明が当たったらかっこよさそう!




ところで、わたくし、ものすごく気になったことがあります。富家さんがめっちゃマッチョってことです!!

まさか・・・、まさかと思うけど、実はテレビショッピングの筋トレグッズみたいに「キーターを背負って演奏するだけで、テレビを見ながらラクラク筋トレができます!!」ってことじゃぁ・・・ないですよね?

「あ、全然違います。
僕、高校時代に水球やってたんで」

・・・ですよね。


では、そんなこんなを踏まえ、普段はスポットの当たらないクイック・スタート・ビデオをぜひご覧ください。富家さんの演奏が楽しめる#03(演奏中にサウンドを変化させる)、#06(ボコーダーを使う)がオススメです!

AX-Edgeのクイック・スタート・ビデオを観る


YouTubeの字幕をオンにしてくださいね(解説の文字が表示されます)。

これからも全力でゆるい楽屋ばなしをお届けしてまいります!

ライター・プロフィール

楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)

電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。

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