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ミュージ郎の思い出
配信日 2018・09・06
おはようございます。坪井佳織です。 今日は、とっておきのくだらない話をお届けします。 ローランドは、1990年代、DTM(デスクトップミュージック:パソコンを使った音楽制作)のパッケージ商品を販売していました。 シーケンス・ソフトウェア、音源モジュール、それとパソコンの裏面に挿してMIDIを使えるようにするボードがセットになっていました。 最初は大きくてペランペランの5インチのフロッピー・ディスクで、なんか、途中でガシャコンガシャコンと入れ替えていた覚えがあるんですけど…、あれはなんで入れ替えてたんでしたっけ? そのパッケージの商品名を「ミュージ郎」といいました。 いいですか、「ミュー次郎」じゃないですよ、「ミュージ郎」です。次男じゃないです。
(1989年に発売された初代「ミュージ郎」) パソコンの画面に楽譜を書くように、ポチポチと音符を入力すると、10パートだったか16パートだったか、同時に鳴らすことができ、楽器が弾けなくても演奏や作曲ができるということで、たいへん評判になりました。 当時、わたしはまだ女子大生で、コンピューターショップやイベントでデモや接客をしていました。大勢のおじさまたちにていねいにお教えしまして、たくさん売りましたわ!! その頃、有名なワープロソフトは「一太郎」、グラフィックソフトは「花子」、表計算は「三四郎」、会計は「弥生」など、古風なお名前をつけるのが流行ってたんですよね。 これは、当時のお客様相談センターで、お客様からの電話質問に答えていた先輩から聞いた話です。 お客様からのお電話で、 「あのぉ~、おたくのミュー太郎について教えて欲しいんですが…」 w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w ち、ちがっ! 長男になってる!! でも、ぜ~~~ったいに吹き出すことなど許されません。 先輩は、静かに「お客様、少々お待ちくださいませ」と保留音を流し、心を落ち着けてからていねいに対応したそうです。 みなさん、お客様相談センターに問い合わせして、待たなくてもいいタイミングで保留にされたときは、「何か言い間違えてる?」と振り返ってみた方が良さそうです。 さて、初代ミュージ郎には、CM-64という音源が入っていました。 今思うと温かみのある、独特な音でしたよね。 その後、SC-55というGS音源が発表されたときには、「もう、これ以上リアルになんてできないんじゃない?」って思ったくらい、すべての音色がリアルで衝撃でした。
これは、わたしと同じ部署で働いていた先輩の話です。 あるとき、海外からの団体様だったか、合弁会社の方々だったか、とにかく、先輩が英語で商品説明をしなくてはいけない機会がありました。 それで、少々英語が話せていたわたしに、先輩が 「良い発音で言いたいんだけどさ、ちょっと教えてくれない?」 と聞きに来まして、「SC-55」の「C」の発音を一生懸命練習していきました。 「違う、違う、シーじゃないの、スィーだよ!」と地獄の特訓をして、意気揚々と臨んだわけですが、終了したあと、先輩がこの世の終わりみたいに落ち込んで帰ってきました。 「ど、ど、どうしたの??!!」 「エススィーまではうまくいったの。そのあと、“55”のことを“ゴーゴー”って言っちゃった(T_T)」 えぇぇぇぇぇ~~~~~っ?! みなさん、想像してみてください、「SC - Go! Go!」…。 コホン。 くだらない思い出話でした!
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ライター・プロフィール
楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)
電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。
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