アートなバナナ

配信日 2018・08・03

おはようございます、坪井佳織です。
あちー。あちー。
人に会うと「暑いですね~」しか出てこないボキャ貧状態、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

今から約1年前、#Rolandgearのタグを付けて自慢のローランド製品をSNSにアップしていただき、その中から選ばれた真のローランドファンの皆様を浜松にご招待して「熱狂ファンツアー」が開催されました。

中でもひときわアーティスティックな雰囲気を持ったBANANAsu(バナナス)さんに会って来ました!

まずは「今まで1億回聞かれた」という、「なんでBANANAsuさんなのか?」から。

音楽やっててバナナ、と言えばみなさん、何を思い描きますか?
わたしはもう、迷いなくアンディ・ウォーホール作、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコのアルバムジャケットですよ。

でも、そんなのは微塵も関係なくて、ただのバナナ好きでした。1日3本は食べるそうです。マジどうでもいいです。

「su」は、BANANAだけだと検索に引っかからないから付けたらしいのですが、そんな理由でも大文字と小文字の組み合わせだけでアーティスティックな意味ありげになるんだったら、あれですよ、わたしなんか、常に冷蔵庫に常備されている「MOZUKUsu」でいきますよ。

それはさておき、BANANAsuさんは中1のときに、たまたま徒競走のBGMに流れていたT-SQUAREの「TRUTH」に衝撃を受け、「こ、この音、なんていう楽器ですか?!」と音楽の先生に聞いたそうなんです。

たまたま、その先生がリリコンに詳しくて、いろいろ教えてくれたり、たまたま、放送室にT-SQUAREのアルバムが置いてあったからコッソリ持って帰ったり、「たまたま」の連続でウィンドシンセにハマっていったらしいです。

わたしの大学時代は、アイルトン・セナやシューマッハ、ジャン・アレジの全盛期の頃だったので、F1のテーマで死ぬほど聴きましたけど、BANANAsuさんは世代が全然違います。

なにせ中1なので、「お母さんから30分だけ許されていた、パソコンを触れる時間内で必死に調べた」そうです。そうだなー、中学生って、そういう時代ですよね〜。

BANANAsuさんがどうして熱狂ファンツアーに選ばれたかというと、発売と同時に入手し、自分で塗装してデコったエアロフォンをアップしてくださったから!見てください!すごく綺麗。

その他にも#Aerophoneクソコラグランプリという、無駄にクオリティが高いけど、ムーブしてないムーブメントを起こしたり、ローランドの「My Story 私がエアロフォンを吹く理由」にご登場いただいたり。毎日のように「エアロフォン」でSNSエゴサーチしてるのは、日本全国でもエアロフォンの開発リーダーとBANANAsuさんくらいでしょうw。

エゴサーチしてるだけじゃなくて、勝手に問い合わせつぶやきにお答えして接客してくださってるらしいんですよ!”私設エアロフォンお客様相談センター”として、実際に購入された方もいらっしゃるんです。

なんでそんなことまでするのか聞いたところ、

「だって…、困ってる人がいて、自分が知ってることを教えてあげて解決するならそれがいいじゃないですか」

どこまでイイ人なんですか!

そうして購入した人が幸せを手に入れるのがボクの幸せ〜╰(*´ω`*)╯ 〜と感じたBANANAsuさん、なんと、超有名家電メーカーの開発を辞職し、現在、島村楽器 新宿pepe店さんで働いていらっしゃいます。(取材当時)

レジ前にBANANAsuさんの大好きなウィンドシンセコーナーを作って、皆様をお待ちしていますよ〜。

これからも全力でゆるい楽屋ばなしをお届けしてまいります!

ライター・プロフィール

楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)

電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。

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