朝にしか見えないけど実は…

配信日 2018・05・11

おはようございます。
坪井佳織です。

今週、Vドラムの新製品TD-17が発表され、新しいムービーが公開されました。真冬の某日、撮影現場に潜入してきましたのでレポします!

撮影場所は、浅草のライオンビルディング。雰囲気ばつぐんの建物の前に、屈強な男性がふたり警備員みたいに仁王立ちしていたので、「あのー、撮影スタジオはここですか?」と聞くと、「あぁ、ここですよ」と扉を開けてくれました。足元には大きな発電機?みたいのがあって、きっと道路工事か何かの最中だったんだろうに、親切だなーと思いながら入りました。

出演してくださっているのは、ドイツ人ドラマーのアニカ・ニルスさん。

透明感がすごすぎて、消えそう…。それもそのはず、ほとんどお野菜しか口にしないそうです。いや~、ワタクシのように「いきなりステーキ」で400グラムを10分で平らげてたら、そりゃあ、こってこての塗りつぶし状態にもなるのも当然だな。

撮影スタッフは、なんと30~40名くらい。
待ち時間中のカメラマンさんにお話を聞いたところ、偶然にも浜松出身で、「高校生のころ、ローランド製品を入れるダンボール箱の組み立てバイトをしてた」とのことでした!

カメラマンさんだけでも何人もいるのですが(なんと1台のカメラにつき4人のスタッフが貼り付いています!)、その中に「フォーカスマン」というお仕事の方がいらっしゃいました。フォーカスマンとは、画像検索すると出て来ますけど、カメラの横にいて、ピントをずっと調整している人だそうです。

 

え?

 

ピントなんて、いまどき、自動で合うんじゃないの?と思ったのですが、そうだ、よく考えてみたら、映画やPVって、微妙にボケたりして、それがおしゃれさや臨場感を出してますよね。ハリウッドなどでは、指名されるようなフォーカスマンはすごいギャラなんだそうです。

今回のムービーも、たしかに絶妙にピントが外れたり合ったりしてます!これって、偶然じゃなくて職人の技だったんですね~。

撮影はとても静かに淡々と進みます。

勝手に「カット!カァ~ット!!!おい!何やってんだ、そこ!どけよ!!」などの怒号が飛び交うのを想像していたので、「本当はこんなに静かなんですか?」と素人丸出しの質問をしたら、「現場によります」とのことでした。

演奏はMIDIで録音します。なぜMIDIかというと、撮影中は叩いているアニカがベストな状態でモニターできるように調整するからだそうです。データで持ち返り、先月のメルマガでご紹介した市橋さんがミックスしてムービー用の音源にします。

淡々とではありますが、かれこれ3時間。時刻は真冬の夕方5時前なので、もう外は真っ暗なんですよ、それなのに、ビルの中だけはずっと午前中のような日差し。

なんで?と思ったら…

 

なんと、ビルの外から、強烈なライトで照らしてました!
中から見ると、まるで朝です。

そして、先ほど扉を開けてくれた、道路工事の屈強な男性たちは、この巨大なライトが倒れないようにひたすら守っているガードマンたちでした!!

「雨でも関係なく照明で朝にできるんですか?」と聞いたら、「セッティングがちょっと大変になるくらいで、雨でもピーカン状態にできます」とのことです。

ぜひぜひ、「実際は真っ暗な時間帯に、フォーカスマンが絶妙にぼかしながら撮影してる」と思って、下のムービーをご覧ください。

https://youtu.be/QEpdh4RWBcA

TD-17の「自宅練習に最高のドラム」というコンセプトを表現するために、朝のさわやかな空気の中で、アスリートがトレーニングするような雰囲気を演出したそうです。ほんの少しスモークをたくことで、真っ昼間じゃなくて朝の日差しに見えるんですって!すご技ですねー。

撮影が終わると、拍手と共にアニカさんに花束が渡されました。うぉぉぉ〜〜!アレだ、テレビでよく見るクランクアップってヤツ!だよね?だよね?

これからも全力でゆるい楽屋ばなしをお届けしてまいります!

ライター・プロフィール

楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)

電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。

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