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遠足だ!遠足だ!第2話
配信日 2018・03・15
こんばんは、木曜夕方、いかがお過ごしでしょうか。わたしはこの時間、リトミックのレッスン中です。終わってからスマホを開けて、自分のメールに毎週「は?誰?」ってなっています。慣れませんわー。
ちょうど1ヶ月前、ローランド都田工場バーチャル工場見学第1話をお送りしました。一般公開していない都田工場に男子4人を伴って伺い、グローバル生産部 プロダクショングループの岡本さん(プロダクショングループの一番エライ人)に案内していただきました。 ローランドの都田工場は、セル生産方式といって、ラインではなく1台仕上がるまで全部ひとりで組み立てます。間違えたり失敗したりしないように、驚きのシステムが組まれていました。
今日は、続きをお送りします。
仕上がった製品は、ワゴンに乗せて梱包(こんぽう)コーナーへ運びます。製品に傷が付いてはいけないので、広々とした空間で作業します。製品ごとにダンボールが用意されていますが、外箱だけではなくてダンボールの中で動かないように詰める梱包材もあります。矢印が刻印されていて、方向を間違えないようになっています。
工作キットみたいで、キョースケ(小3男子)が作りたそう。
奥で作業しているのはグローバル生産部プロダクショングループの中村さん。プレゼントの包装のように慣れた手つきで丁寧に梱包していきます。
電子ピアノなど大きな製品は、特製のワゴンの上で梱包します。ワゴンに乗せてしまうと下が見えづらくなります。そのため、怪我をしたり、ぶつけて傷をつけたりしないように、台には滑り止め加工、足にはスポンジが履かされています。
次に向かったのは資材置き場です。実を言うと、わたしがいちばん楽しみにしていたのはココ!
資材部には、膨大な数の部品が格納されています。
何が楽しみだったかというと、Amazonと同じく、フリーロケーションシステムで管理されているってこと!
一般的な倉庫の管理方法は「固定ロケーション」といって、倉庫の中に「洗濯機置き場」や「おもちゃ置き場」が決まっていて、品番順や大きさ順などに並べられます。それに対して「フリーロケーション」とは、「それが何か」に関係なく、入ってきた順に奥から並べていきます。何がどこにあるかは、ITシステムで置き場所の番地が表示されるようになっています。
毎日毎日、リビングに放置されている、うちの高校生男子たちの洗濯物や私物を、フリーロケーションシステムで管理したら片付くのか参考にさせていただこうと思って!
資材部を案内してくださったのは、資材部 材料管理グループ、新家さんです。突然のお願いだったのに、迷惑がることも戸惑うこともなく、わかりやすく子どもたちに見せてくださいました!
組み立てる製品が決まったら新家さんが手にしている端末に部品番号を入力します。すると、置いてある番地が出てくるので、そこまで探しにいきます。
あった、あった。ここです。 フリーロケーション、宝探しみたいでテンション上がります!実はワタクシ、エクセルの表が埋まっていくのとか、スマホのパズルゲームとかが大好きなのでございます。ここで一日中、部品を探していたい…。ゴチャゴチャとスペースの無駄にならないのかと思ったのですが、固定ロケーションだと在庫が少なくなってもそのままスペースを空けていなくてはいけないけど、フリーなら在庫の量によって効率よく空間を埋めることができるというメリットがあるそうです。
さぁ、岡本さんにお礼を言って、工場見学はおしまいです。
エントランスまで帰るとき、子どもたちが無意識に小走りになったのを「工場内は絶対に走ってはいけないよ」と優しく教えてくださいました。そっか、安全第一だからね。こうして子どもたちが知らないことをやさしく教えてくれるおじさんに出会えるって、貴重な経験だよなぁ、とありがたく思いました。
はっ、すみません。全然ゆるくない、超ためになるメルマガになってしまった!
わたしはセル生産方式だのフリーロケーションだの、自分の日常生活にまったく関係ない言葉と仕組みを知るのがとても好きです。わくわくします。オタク気質なんでしょうね。
みなさんはいかがですか?
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これからも全力でゆるい楽屋ばなしをお届けしてまいります!
ライター・プロフィール
楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)
電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。
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