伝記になるミュージシャン

配信日 2018・02・22

こんばんは。明日は2月23日、静岡県立高校は富士山の日でお休みです。静岡県民あるあるです。県立高校だけというのがミソで、だいぶざわざわします。小中学校と親は休みじゃないので。

さて、本日はローランド社員、低音フェチの南屋圭吾さんが発信した、あるFacebookの記事をご紹介します。

南屋圭吾さんは、RPG第2開発部部長です。RPG。はーい、違いまーす、ドラクエとか開発してませーん。
RPGとは、Roland Professional Groupの略で、RPG第2開発部ではRoland Boutiqueシリーズ、AIRAシリーズ(赤色ではなく緑色のシンセやDJ製品)などを開発しています。南屋氏は以前家庭用電子ピアノを開発していて、わたしもちょっとだけ一緒に仕事をさせていただいたことがあります。心に残っている担当機種は、HPi-5(譜面立てに楽譜表示できるディスプレイが付いていた電子ピアノ)だそうです。最近の開発機種は、BoutiqueシリーズSE-02。

こちらのムービーの1分20秒あたりからかっこよく英語しゃべってるのが、九州出身、南屋さんです。

https://youtu.be/zYLloIcu7us

「がんばって作ったばい」ゆうてます、たぶん。
たぶんそうなんだけど、ちゃんと聞いてきましたよ!

「Studio ElectronicsとRoland、シンセサイザーへのこだわりが半端ない両者のコラボレーションなので、お互いの主義主張、譲れないこだわりがぶつかり合いました。それを調整し最良解に結び付けることが楽しみであり、最も苦労したポイントです。
そのかいあって、単独では成しえないシナジー効果を存分に発揮した製品になったと自負しています。ぜひお店で体験してみてください! 」

とのことです。

さて、南屋さんの何が低音フェチかというと、演奏する楽器がチューバとEベースってところです。こちらが自慢の楽器類。

ローランドのチューバ吹きと言えば、エアロフォン開発担当の寺田氏もそうです。
おふたりとも、浜松ブラスバンドに所属されています。日本でブラスバンドというと吹奏楽とごっちゃになってることが多いんですけど、浜松ブラスバンドは、日本でも50団体ほどしかないという英国式金管バンドです。毎年のクリスマスコンサートではベースパート(チューバ)の皆さんでコスプレをするそうなんですよ。

こちらが去年の皆さんのコスプレ。
お〜、星野鉄郎、メーテル、車掌さんwですね〜。

ですが南屋さん、これはないよ。せっかくのチームプレイだよ?みんなでコスプレしようって決めたんでしょっ?!ひとりだけ足並み揃えず、めちゃくちゃ普通の私服とか。正直、がっかりです。曲がったことが嫌いな九州男児として尊敬してたのに…、

…って思ってたら、

これ、松本零士先生のコスプレでした(爆笑)!!!!
北九州市小倉出身の先輩に敬意ば表したらしかばい。

南屋さん、昔はアースシェイカーのコピーバンドでボーカルやったりしてまして、だからなのかチューバ吹きだからなのか、ベースが「歌う」んですね。

ある日のこと。
南屋さんがFacebookにこんな記事を投稿しました。

最寄りの図書館で見つけた伝記シリーズ。
欠品中の3、4巻はモーツァルトとベートーヴェンと容易に想像できるとして、12巻以降の人選が(笑

Stingももはや歴史上の人物かぁ(笑

もー、こんなネタ、ローランド社員の大好物ですから。
盛り上がる、盛り上がる。

「マイケル・ジャクソンは必須!」
「エルビス・プレスリーが無いのが疑問」
「いやむしろチャック・ベリーで」
「人生がストーリーってことなら、カート・コバーン、シド・ビシャス、チャーリー・パーカー」
「他に映画になったミュージシャンはジム・モリソン、ジャコパス。基本ドラッグやらんと(以下自粛)」
「日本人なら誰?美空ひばり。坂本龍一かな。」
「日本人なら断然久石譲、というかいっそのこと宮崎駿でお願いします。」

みなさんが編集部だったら、16巻は誰にしますか?

これからも全力でゆるい楽屋ばなしをお届けしてまいります!

ライター・プロフィール

楽屋の人:坪井佳織 (つぼい かおり)

電子ピアノや自動伴奏の開発に携わっていた元ローランド社員。現在、本社近くでリトミックを教えています。元社員ならではの、外でも中でもない、ゆるい視点でメルマガを執筆しています。どうぞよろしくお願いします。

メルマガ「ローランドの楽屋にて」

もちろん無料です。

登録解除はいつでも簡単にできます!