これまでにない「シンサイザーの表現力」を追求。
VariPhrase技術による斬新なサウンド・メイキング、「エラスティック・オーディオ・シンセシス」を核に「ユニークでユースフルな究極のサウンドの創出」を追求し続けてきたV-Synthシリーズ。このコンセプトを受け継ぎながら、最先端の技術を結集し、これまでにない「シンサイザーの表現力」を新たに追求、実現したのがV-Synth GTです。
そのために、従来のV-Synthエンジンをデュアル・コア化。Vocal Designerまでも含めた、コンビネーションによる音づくりが一気に広がりました。さらに、まったく新しいテクノロジーAP-Synthesisの搭載で、楽器としての表現力を大きく拡大。シンセサイザーの新たな地平へ一歩踏み出します。
デュアル・コアによるパワフルな音づくり。
V-Synth GTは、音づくりの要となる音源エンジンをデュアル・コア化。さらに、単に従来のV-Synth2台分のパワーを1台に集約しただけでなく、新開発のAP-SynthesisやVocal Designerといったローランドの最先端のテクノロジーとのレイヤーも可能。VariPhraseやCOSMとの組み合わせによって、これまでのシンセサイザーの概念を超えたサウンドを1台で創出することができます。
また、音色の加工に欠かせないマルチ・エフェクトもあわせてデュアル化。UPPER/LOWERそれぞれのトーンに最適なエフェクトを独立でかけることができ、より完成度の高い音づくりにトライすることが可能です。
新次元の演奏表現を可能にするAP-Synthesis。
VariPhrase、COSMをシンセの音づくりに導入したローランドは、2007年、シンセサイザーに楽器としての表現力を持たせるのために最先端テクノロジーAP-Synthesis(Articulative Phrase Synthesis)を新開発し、ローランド・シンセサイザーのトップ・モデル、V-SynGTに導入しました。AP-Synthesisは生楽器の音色をそのまま収録、再生するだけではなく、楽器固有の「演奏に対する反応」までをモデリングした、まったく新しい音源技術です。AP-Synthesis は“音色波形そのもの”のみにリアルさを求める手法から大きくステップ・アップし、楽器がそれぞれ持つ、演奏に対しての出音の反応までを緻密にモデリング。単なる「音」の再現にとどまらず、楽器固有の表現や動作までをシンセサイザーで表現することが可能になりました。V-Synth GTでは、ソロ楽器のなかでも特徴的な表現を持つサックス系、フルート系、アーフ(二胡)系、バイオリン系の奏法への音の反応をモデリング。フルートのトリル奏法、バイオリンのグリッサンド奏法、ビブラートやクレッシェンドといった特徴的な奏法を、プレイヤーは特に意識することなく普通に鍵盤を弾くだけで、エモーショナルで人間的な演奏として、リアルに表現することができます。
AP-Synthesisモデリング・タイプにはシンセサイザーならではのバリエーションも用意され、「アナログ・リード・シンセの音色をバイオリンの演奏表現で」、といった独自のモデルも選択可能。これらの音をCOSMでプロセッシングしたり、VariPhraseサウンドとレイヤーして、既存楽器の再現にとどまらない音を創造できます。
※AP-SynthesisはUPPER/LOWERいずれか一方のトーンで使用可能です。
シンセ音源と高度に統合されたVocal Designer機能。
登場以来、驚異のヒューマン・ボーカル・モデリングでシーンを圧倒し続けているVocal Designer。これまでV-Synthシリーズでは、単独機能での使用に限られていましたが、V-Synth GTでは、VariPhraseや、アナログ・モデリングOSCによるV-Synthサウンド、AP-Synthesisとの同時使用を実現しました。例えば、VariPhraseとアルペジオが織り成す複雑なパッド音を、スペーシーなボーカル・アンサンブルで包みこむといった、これまでにないパフォーマンスが可能。マイク入力部には、標準タイプとXLRタイプ(ファンタム電源付き)の両端子を備えたコンボ・ジャックを採用。さまざまなマイクを手軽に接続可能です。
※Vocal DesignerはUPPER/LOWERのいずれか一方のトーンで使用可能です。
進化したユーザー・インターフェース。V-LINK機能も装備。
V-Synth GTは、高解像度TFTカラーLCDを新たに搭載。多色表現が可能で広い視野角を持つLCDにより、見た目の美しさだけでなく、サウンド・メイク時の視認性も大幅に向上しました。もちろん、LCDはタッチ・パネル仕様。操作したい項目にダイレクトにアクセス可能です。また、LCDの下には8個のつまみを配置。画面に表示されたパラメーターと直接リンクし、直感的なコントロールが行えます。
使用頻度の高い操作子も一新。例えばジョグ・ダイヤルとカーソル・ボタンを一体化させることで、よりスピーディな操作を可能にしました。さらに、リアルタイム・コントローラー群の配置もリファイン。V-Synthシリーズの特長であるタイム・トリップ・パッドや、ツインDビーム、アサイナブル・コントロールつまみを1ヵ所に集中配置することで、各コントローラーに素早くアクセス可能となり、さらにアグレッシブなリアルタイム・パフォーマンスが行えるようになりました。
そして、映像と同期したパフォーマンスに欠かせないV-LINK機能も装備。EDIROL製対応ビデオ機器との連携により、サウンドとビジュアルをリンクさせたライブ演出も可能です。
詳細なエディットとの連携が可能になったサウンド・シェイパーII。
V-Synth GTでは、V-Synth Version2.0/V-Synth XTに搭載された音色作成支援機能であるサウンド・シェイパーをさらにブラッシュ・アップ。サウンド・シェイパーⅡとして、新たに搭載しました。専門のサウンド・デザイナーの手を借りることなく、アーティスト自身が短時間で目的のオリジナル・サウンドへ到達するため、サウンドにフィットしたパラメーターを瞬時に選び提供します。
さらに今回、サウンド・シェイパーIIの画面とフル・スペックのエディット(PRO EDIT)の間を自由に行き来できるようになるなど、よりスピーディで音楽的なサウンド・メイクが可能になりました。
バックアップ・メディアの汎用性を高める新USB端子。
V-Synth GTは、USB機能もグレード・アップしました。USBホスト端子を装備し、データ・ストック用のUSBメモリーを直接接続可能。USB2.0によるオーディオ・ファイルやパッチ・データなどのセーブ/ロードがハイ・スピードで可能です。あわせてコンピューターとのUSB経由でのファイル転送も、USB2.0対応に進化しました。また、従来どおりUSB-MIDIインターフェース機能や、V-Synth XTで好評のUSB-Audioによるオーディオのリアルタイム送受信にも対応。パソコン/DAWソフトとの強力な連携が可能です。