即戦力のサウンドを瞬時に呼び出し、プレイ可能
V-Synthは、登場以来世界中の先鋭クリエイターたちを触発。数々のアーティストに愛用され、またその斬新なサウンドはアーティストたちの手によって、さらに開拓され続けてきました。V-Synth Version 2.0は、V-Synthを愛用している世界中の著名アーティストが作成した魅力あふれるパッチを収録。即戦力のパッチを瞬時に呼び出し、演奏することができます。
また、タイム・トリップ・パッドやDビーム・コントローラー、フロント・パネルのつまみやスライダーで、リアルタイムにサウンドに変化をつけることができるため、1つのパッチからでも膨大なサウンド・バリエーションを引き出すことができます。
テンプレートからイメージどおりのサウンドをつくり出す新機能サウンド・シェイパー
V-Synth Version 2.0は、より直感的にパッチをエディットしたり、イメージどおりの音づくりを可能にする新機能「サウンド・シェイパー」を搭載。プロのサウンド・デザイナーのノウハウを凝縮しています。
PAD・LEAD・BASSなど、さまざまなカテゴリーに分かれたグループからイメージに近いものを選ぶと、そのバリエーションとなるテンプレートを一覧表示。さらに、テンプレートを選択した瞬間にそのテンプレートでポイントとなる主要パラメーターがスタンバイし、ダイレクトにエディット可能です。
マルチ・ステップ・モジュレーター、リズム・キット・スクリーンを新たに搭載
サウンドの複雑な変化やダイナミックな音色変化を生み出すマルチ・ステップ・モジュレーターを新規に搭載。4つのパラメーターを、それぞれまったく異なるパターンで動かすことができ、各パターンもプログラム可能。また、ステップ間を補完するスムージング機能も装備しているため、LFOのような使い方も可能です。
さらに、Version 2.0では1鍵1鍵に異なるV-Synthサウンドをアサインできるリズム・キット・スクリーンも新設。リズム・パートのような使い方はもちろんのこと、各鍵盤にワンショット/ループ・サウンドを自由にアサインすることで、リアルタイム・パフォーマンスにも活用できます。
アナログ・モデリング・オシレーターに新規波形を3種搭載
従来、アナログ・モデリング部に搭載されていた9種類の波形に加え、Version 2.0では3種類の新規波形を搭載。JP-8000/8080で1ジャンルを築いたSUPER-SAW、スクリーミング・サウンドがつくり出せる和音演奏可能なFEEDBACK-OSC、金属的な響きや歪んだサウンドが得られるX-MOD-OSCが追加、V-SynthならではのCOSMプロセッサーとの融合で、アナログ・モデリングの可能性がさらに拡大しました。
ストラクチャーを活用したフレキシブルな音づくり
V-Synthの音源セクションは、OSC(オシレーター)、MOD(モジュレーター)、COSM(コズム)、TVAの各セクションから構成されており、接続をストラクチャーの選択で変更することができます。しかも、OSCとCOSMセクションは各2セクションを用意。異なるタイプを自由に組み合わせることが可能です。パネル上のストラクチャー・ボタンで3種類のストラクチャーを選択できるとともに、各セクションのオン/オフもボタン操作でダイレクトかつスピーディに行えます。
アナログ・モデリングからVariPhraseまで可能なマルチ・タイプのOSC
もっとも基本となる音源波形を生み出すOSCは、異なる3種類のタイプを持っています。「アナログ・モデリング・オシレーター」では、鋸歯状波、三角波はもちろん、ビンテージ・シンセを含む多彩なアナログ・シンセ波形をつくり出すことが可能。「PCMオシレーター」は、300種類以上の内蔵PCM波形に加え、ユーザー・サンプリングやUSB経由で取り込んだ波形に対しても、VariPhraseによるピッチ、タイム、フォルマント※を変化させることが可能です。そして、「外部入力」では、インプット端子に入力したソースをそのまま音づくりの素材に使用することができます。
PCMオシレーターに搭載されたVariPhrase機能では、内蔵PCM波形を元にピッチ、タイム、フォルマントを独立コントロールする、まったく新しいシンセサイズが可能です。フレーズのタイムを固定したままピッチを変化させたり、ハーモニーを付けるといった使用法から、原型をとどめないほどの大胆なサウンド加工も可能で、例えば、ピアノのアルペジオ・フレーズから幻想的なパッド・サウンドをつくり出すなど、従来の音源波形と出音との関係にとらわれない大胆な音づくりの可能性を秘めています。
また、外部入力からサンプリングした波形をVariPhrase加工することも可能で、タイム・トリップ・パッドやDビーム・コントローラーを使った、アクティブな音色変化をリアルに楽しめます。
※フォルマントは、ソロ・エンコードまたはライト・エンコードされた波形で使用可能です。
単なるフィルターにとどまらないCOSMプロセッシング
従来、COSMテクノロジーはギター・アンプのモデリングやオーバードライブのモデリングなど、主にエフェクターの領域で使用されてきましたが、V-Synthでは既存シンセのフィルター部に相当するコンポーネントでCOSMプロセッシングを採用、V-Synthの強力なシンセサイズの一翼を担っています。
TVFはもちろん、V-Synthにより初めて楽器に応用された、強烈な効果が得られるサイド・バンド・フィルターやポリフォニック・レゾネーター、あるいはウェーブ・シェイパーやギター・アンプ・モデリングも使用できます。
V-Synthはさらに、エフェクトも多彩に内蔵。41種類のマルチ・エフェクトを備えたMFX、そしてコーラス、リバーブを独立で搭載しました。
タイム・トリップ・パッドをはじめとするコントローラー群
V-Synthは、新展開の音づくりだけでなく、演奏する際のリアルタイム・コントローラーにおいても斬新な機能を取り入れています。
フロント・パネル左上に新たにタイム・トリップ・パッドを装備。このパッドを指でなぞることで、OSCの波形再生方向/スピードをリアルタイムにコントロールでき、指を動かす速さで再生スピードを変えたり、逆方向に指を動かすことでリバース再生も行えるほか、X/Yのマトリクス・コントローラーとしても使用可能です。(※)
また、ステージ・パフォーマンスで威力を発揮するツインDビーム・コントローラーも搭載し、手をかざすことで音にさまざまな効果を加えることができます。
そのほかにも、アサイナブル・コントロールつまみや、パネル右側のつまみ/スライダーでリアルタイムに音を変化させることができ、まさに、フロント・パネル全面がダイナミックな音色のリアルタイム・コントローラーとして働きます。
さらに、プログラマブル・アルペジエーターを搭載。自動的にノート信号を発して通常のアルペジオ演奏を行うだけでなく、音色をコントロールするさまざまなパラメーターをアサインすることが可能です。
また、V-LINKに対応しているので、EDIROL DV-7PRなどのビデオ機器をリアルタイムにコントロールすることが可能。リアルタイム・コントローラーを駆使したライブ・パフォーマンスに連動した映像の制御を行うことができます。
※:タイム・トリップ機能はPCMオシレーター選択時にのみ動作します。
直感的なユーザー・インターフェースを採用
V-Synthは、タッチ・アクション可能な大型グラフィックLCDを搭載。画面上にタッチすることで、各種設定の変更や音づくりが自在に行えます。また、アイコン表示や画面上でのドラッグ動作をはじめ、直感的でわかりやすい操作性を実現しています。
USB接続でパソコンとのオーディオ・ファイル転送も可能
V-Synthは、USB端子を装備し、USBケーブル1本でパソコンと接続できるので、オーディオ・ファイルをUSB経由で転送することも可能。V-Synthでキャプチャー/編集したウェーブをパソコン側で管理したり、パソコンで取り込み/加工したウェーブをV-Synthに転送してVariPhraseで加工するなど、オーディオとMIDIを統合した音楽制作や環境管理ができます。さらにUSB-MIDIインターフェース機能で、シーケンス・ソフトへのデータ入力/再生が行えます。