ドラマーの意図を余すことなく反映する、豊かなサウンドと抜群の演奏フィール。
すべてのドラマーが納得する表現力を追求し、TD-50 には新たなPrismatic Sound Modeling技術を搭載。ドラムを構成するヘッドやシェル、スネアのスナッピーなどといったさまざまなパーツや、その各々のパーツから発生するレゾナンスといった要素を、先進のデジタル技術で仮想的に合成し、ドラム・サウンドを一から再構築。これにより、ドラムの生々しい響きや自然な減衰、空気感までも緻密に表現することができます。
高品質なビンテージ・ドラムなどをモデリングしたものなど、プリセット・キットは50種類を搭載しています。また、Vドラムのアドバンテージである高速レスポンスはもちろん、ダイナミクスの幅や打点位置による音色変化の解像度が飛躍的に向上しました。さまざまな奏法における楽器のふるまいをモデリングしているので、ロールやフラム、ゴースト・ノート、リム・ショットなど、ドラム特有のさまざまな奏法を的確にサウンドに反映。抜群の心地よい演奏感が得られます。
レコーディングやライブで威力を発揮する、音づくりの可能性。
Vドラムの大きな特徴のひとつでもあるVエディット機能を搭載。ひとつひとつのドラムをカスタム・オーダーする感覚で、シェルの深さやチューニングを調整することが可能。さらにTD-50では、スネアのヘッドが振動することで発生する独特の高音部分や、ハイハット・シンバルの厚みの調整も可能になりました。
また、オーバーヘッド・マイクやルーム・アンビエンスの調整といった演奏場所を含めた音づくりにまで対応し、より深い、トータルでの音色カスタマイズが可能です。さらに、パッドごとに設定可能なコンプレッサー、3バンドEQ や、アタックやサスティンを調整するトランジェントを搭載しているほか、ディレイやディストーションなど、30種類の効果を内蔵したマルチ・エフェクトを3系統搭載。キックとスネアそれぞれに別々のエフェクトをかけるなど、音作りの幅がぐっと広がりました。
キット単位で設定できる2バンド・コンプレッサーと4バンド・イコライザーを活用することで、マスター・アウトから最終出力されるキット全体の音圧や音質を整えることも可能です。また、カスタマイズ中のサウンドを一時保存して元のサウンドと比較したり、必要に応じてアンドゥが可能なスナップ・ショット機能を搭載。精度の高い音づくりをサポートします。
音作りの幅を広げる、ユーザー・サンプル機能とレイヤー機能。
SDカード経由でオーディオ・データ(WAV)を本体に取り込み(*)、エフェクトをかけるなど内蔵音色と同じように扱えるユーザー・サンプル機能を搭載。取り込んだ効果音などを鳴らしたり、フィル・インを入れる感覚で短いフレーズを再生させることができます。さらに、取り込んだオーディオ・データは内蔵音色と、または内蔵音色同士、オーディオ・データ同士でレイヤーし、それにEQなどのエフェクトをかけることも可能。 太いキックの音を作るなど、パフォーマンスで際立つサウンドづくりがこの1台で完結します。
(*)取り込み可能時間:モノラル24分/ステレオ12分(合計)
USB ケーブル1 本で、マルチトラック・オーディオ・レコーディング。
TD-50は本体側面にUSB COMPUTER端子を備え、ケーブル1 本でパソコンと接続するだけでオーディオ10ch出力/4ch入力、MIDI入出力が可能に。オーディオのサンプリング・レートは44.1kHz/48kHz/96kHz の入出力に対応、パソコンでの音楽制作には欠かせないDAW(Digital AudioWorkstation)との親和性を高め、パソコンとの連携がさらに強力になりました。オーディオの各出力チャンネルには、用途に応じて自由にパッドの割り当てが可能。キックやスネア、複数のタムなどをそれぞれ独立してDAWにオーディオ録音することができます。また、パソコンからのオーディオ各入力チャンネルは、操作パネル上のSONG/CLICK つまみに割り当ててコントロールできるよう設定することも可能。
たとえば、パソコンでバッキングとクリックをオーディオ再生させる場合、それぞれを独立してTD-50へ入力設定することで、バッキングとクリックの音量調整を別々で手早く行なえるほか、クリックをヘッドホンのみに出力させることも可能です。MIDIの入出力にも対応。V ドラムの演奏をそのままパソコンにMIDI レコーディングすれば、編集時にTD-50本体で音色やフレーズの変更も思いのまま。こだわりの音楽制作をパワフルにサポートします。
ステージなどの現場をサポートする、豊富な出力端子と出力コントロール。
Master出力(XLR) と8系統のダイレクト出力は、バランス出力に対応。直接ミキサーに接続できます。8系統のダイレクト出力は、たとえばキックとスネアを別々にPAに送るなど、各パッドの割り当てをシチュエーションに合わせて柔軟に変更可能です。 音源操作パネルにはヘッドホン専用ボリュームつまみ、キック、スネアなどパッドごとのバランスを素早く調整できるグループ・フェーダーを搭載しています。ヘッドホン出力にのみグループ・フェーダーを有効にし、自分専用のミキサーとして使用できるよう設定することで、オーディエンス側の出力バランスを固定したまま、自分のモニター・バランスだけを調整するように設定することも可能です。
繊細なショットも正確に検出するPD-140DS
打撃した際の信号を要素別に処理するセンシング・プロセッサーを内蔵した新開発のマルチ・エレメント・センサーにより、打点位置やダイナミクスの検出精度が格段にアップ。音色変化や連打などの表現の幅がさらに広がりました。打撃した際のさまざまな演奏情報は、独自のチューニングを施した高速デジタル通信技術により音源に伝達されるため、高速レスポンスを実現しています。さらに、ヘッドの下にはクロス・スティック・センサーを内蔵し、音源側での音色切り替え操作なしで、ヘッドに手を置いた状態でのリム・ショットが可能に。リムにスティックを当てる深さも正確に検知し、ダイレクトにサウンドへと反映します。
繊細なシンバル・ワークもこれまで以上に忠実に再現するCY-18DR
CY-18DR は、打撃した際のさまざまな信号を要素別に処理するセンシング・プロセッサーを内蔵した、新開発のマルチ・エレメント・センサー・システムを採用。 打点位置やダイナミクスの検出精度が格段にアップしました。打撃した際のさまざまな演奏情報は、独自のチューニングを施した高速デジタル通信技術により音源に伝達されるため、 高速レスポンスを実現しています。よりニュアンスのあるシンバル・レガートや、弱いベル・ショット、エッジを荒々しく叩く奏法など、18 インチの広い打面を活かしたあらゆる奏法を、 これまで以上に忠実に再現します。また、ボウ部分に広範囲にわたり内蔵されたタッチ・センサーにより、エッジ部分を掴んでのミュートだけでなく、 ボウ部分を手のひらでタッチしてミュートすることも可能。多彩なテクニックを駆使した演奏表現に対応します。