Expansion Boardは作曲家の道具箱
プラグイン・ソフトウェアが一般的になる以前、プロフェッショナルが多種多様で高品質なサウンドにアクセスできるソリューションとして、ローランドのキーボードと音源モジュールがありました。JV-1080、XP-80、XV-5080など多くの楽器が、Expansion Boardでサウンドを拡張する機能を備えており、Expansion Boardにはあらゆるスタイルやジャンルに合わせた専用のサンプリング波形のセットが収蔵されていました。
1992年発売のシンセサイザーJV-80でこのコンセプトを世に送り出して以降、Expansion Boardは複数世代の対応機器向けに2つのフォーマットで発売され、そのタイトル数は最終的には30を越えました。20年以上にわたり、SRXやSR-JV80のExpansion Boardは世界のトップ・プロデューサー、作曲家、パフォーマーの日常の定番であり続け、そのサウンドは無数のヒット曲、映画音楽、そしてさまざまなメディアで聴くことができました。
不朽のシンセをプラグイン
SRXプラグイン・ソフトウェア・シンセサイザーでは、SRXとSR-JV80 のExpansion Board — ローランドの音色拡張ボード — の人気の高いサウンドを現代の音楽制作のワークフローで利用することができます。 Digital Circuit Behavior(DCB)テクノロジーは、元のサンプルROMと、ハードウェアのデジタル部品と回路を複製する高度な動作モデリングとを融合し、あらゆるニュアンスやディテールを再現します。サウンドは直感的なインターフェースで編集することができ、それをプラグインに保存して、あらゆるプロジェクトで使用することができます。
ハードウェアとの統合
SRXプラグインは、細部にわたるシンセ・エディットのパラメータを持ち、自分好みにサウンドをカスタマイズすることができます。また、プラグインはSYSTEM-8のような最新のハードウェア・シンセサイザーのノブやスライダーをマッピングすることができるので、直感的なハンズオン・コントロールにより作業スピードをあげることができます。