“生まれはシンセ天国”
—SynthMania.com
サンプルとシンセシス(合成)の合体
D-50はローランド初のフルデジタル・シンセサイザーで、そのユニークなサウンドは減算方式のシンセシス(合成)に、複雑な倍音を持ったサンプリング波形とデジタル・エフェクトを組み合わせたものでした。サンプルとシンセ・サウンドをこのように革新的な方法で融合したことにより、温かみのあるダイナミックなアナログ的な調性と、デジタル技術のリアリズムと柔軟性が表現できるようになり、音作りの可能性の新世界を切り拓きました。
ニューウェーブ、ニュージャック、ニューエイジなどなど…
1980年代はポップ・ミュージックにとってダイナミックな時代で、新しいジャンルが猛烈なペースで生まれていきました。80年代後半〜90年代前半のヒット曲であれば、曲の中心的なサウンドに少なくとも1つのD-50サウンドが使われているということは珍しくありません。シンセポップ、ニューウェーブ、ニュージャックスイング、R&B、さらにはニューエイジ音楽や無数の映画音楽など、一昔前のあらゆるジャンルの楽曲の基礎となっていたのです。実際、音楽史の中で大きな影響を持ったレコーディング・アーティストの世界的大ヒット曲の中にも、このシンセの美しく細工されたプリセットがベースとなっている曲が数多く存在します。
“これはゲームチェンジャーだ。今までになかった音”
—Jimmy Jam
自分のD-50をプラグインしよう
D-50プラグインはハードウェアD-50を忠実に再現した唯一のソフトウェアです。同じサンプル波形のセットを備えるうえに、DCB(Digital Circuit Behavior)モデリング技術がオリジナル機のあらゆるニュアンス — このシンセに豊かなキャラクターを持たせている原型的な「倍音ノイズ」に至るまで — を再現します。独自開発のジョイ・スティックとオリジナル機の伝説の各種プリセットを備えるだけでなく、このD-50プラグインはその他にも追加機能を備え、現代の音楽制作シーンで活躍するユニークで強力なツールとなります。
- 新たに加わった波形とテンポ・シンクが可能なLFOにより、サウンド・デザイン機能とDAWとの統合を強化。
- バーチャルPG-1000コントローラー(D-50オリジナル機のオプションとして用意されたハードウェア・コントローラーに基づいて設計)を使えば、サウンド・デザインを大幅に簡素化することができるうえ、プリセット・サウンドをカスタマイズして独自のサウンドをゼロから作り上げることもできます。
- オリジナル機のプリセットをすべて搭載しているほか、新鮮な新しいサウンドや追加パッチをダウンロード可能。
ハードウェアとの統合
D-50ソフトウェア・シンセサイザーをローランドのハードウェアと統合するにはいくつかの方法があります。過去に作成したお気に入りのパッチを使用する場合は、D-50オリジナル機や他社のレガシー・ライブラリからSysExファイルをインポートします。また、パッチとバンクをRoland Boutique D-05シンセから取り込み、そのインターフェースを使ってプラグインをコントロールすることも可能です。
今すぐRoland Cloudに登録して、D-50の独特の魅力を探究してみてください。D-50が気に入ったら、JV-1080音源モジュールのソフトウェア版もチェックしてください。数々の楽曲を彩ったサウンドが手に入ります。