フルSuperNATURALならではの新しいサウンドの世界
JUPITER-80では、すべてがBehavior Modeling Technologyによる至高のSuperNATURALサウンド。SuperNATURALアコースティック・トーンでは、サウンドだけではなく、その演奏表現をも実現しています。プレーヤーの演奏フレーズ、和音とメロディーといった演奏の違いなどを、それぞれのトーンに最適な専用音源が自動解析。さらにピッチ・ベンドやモジュレーション・レバー、アサイナブル・ボタン([S1][S2])の操作でアコースティック楽器特有の表現力豊かな演奏を自由に再現することができます。
ライブ演奏において使用頻度の高い音色、たとえばピアノ音色には、無段階の音色変化や自然な減衰音を実現したSuperNATURALピアノを、エレピ音色には好評のSuperNATURAL E.ピアノを、そしてオルガン音色にはVKシリーズやV-Comboのコンボ・オルガン・サウンドを搭載。これまでの製品の中で培ってきた音源技術を継承し、最高の表現力を持ったサウンドを実現しています。
また映画音楽の制作や、表現力豊かな楽器として欠かすことのできない二胡、イリアン・パイプス、シタールなどの民族楽器から、シアター・オルガン、オーボエ、マリンバなどのクラシック楽器まで幅広く搭載しています。
シンセ・サウンドも充実。ビンテージ・アナログ・シンセサイザーからデジタル・シンセサイザーまで、リアルに表現するSuperNATURALシンセ・トーンでは、アナログ・シンセサイザーならではのオシレーターやフィルターの振る舞いを解析し、その個性的なサウンドを再現、しかもひとつのシンセ・トーンは、OSC、FILTER、AMP、LFOを3 系統搭載し、強烈なシンセサイジングを1トーンで実現します。
また、リング・モジュレーション、複雑な倍音をつくり出すWAVEシェイプ、UNISONモードもスタンバイ。UNISONモードでは、1 個のOSC に対して最大8 個のウェーブを重ね合わせることで、分厚いアナログ・サウンドを手に入れることができます。
オシレーターにはビンテージ・シンセをイメージしたアナログ波形に加え、近代、現代の音楽で聴かれるきらびやかなPCM波形も350 種類以上収録。画面いっぱいに広がるグラフィックで、あらゆるシンセ・サウンドを直感的に生成可能です。
SuperNATUAL×4構成によるパワフルなライブ・セット
JUPITER-80 では、SuperNATURALトーンを最大4個重ねたものを「ライブ・セット」とし、荘厳で表現力豊かなサウンドによるパフォーマンスを実現しています。さらにライブ・セットは、アッパーとロワーでスプリット、レイヤーすることが可能、従来のPCM シンセサイザー1 台では難しかった分厚いスタック・サウンドを簡単につくり上げることができます。
最大同時発音数は余裕の256音。あらかじめ多数のライブ・セットがプリロードされているので、即戦力として活用できます。
その他、ライブ・セットには、4つのトーンのそれぞれのレベル、パン、カットオフ、MFXセンドなど複数のパラメーターを一括して制御可能な新機能「トーン・ブレンダー」を搭載。つまみやD ビームでライブ・セット内のトーン×4個の複数パラメーターを同時にコントロール、パワフルな音色変化を間単に実現することができます。ライブ・パフォーマンスでの使用はもちろん、お気に入りの設定ポイントのサウンドを新たなライブ・セットとして保存することも可能です。
4パート構成のレジストレーションで幅広い演奏に対応
ライブ・セットをアサインし、パフォーマンスの要となるアッパー・パート、ロワー・パートに加え、トップ・ノートでメロディーやソロ演奏が可能なソロ・パート、演奏に味付けできるパーカッション・パートも用意。もちろん、アルペジオやハーモニー・インテリジェンスなどの定番機能にも対応。各パートで選択している音色や演奏設定は、レジストレーション・ボタンへ記憶し、瞬時に呼び出すことが可能です。
充実のエフェクト群によるパワフルなサウンド
音づくりに欠かせないエフェクトも充実。アッパー・パートとロワー・パートにアサインするライブ・セットには、定番サウンドから強力な音づくりまで対応する76タイプのマルチ・エフェクト(MFX)を4系統搭載。さらに、リバーブ1系統も搭載。アッパー・パートとロワー・パートを同時使用すれば、最大で8系統のエフェクトと2系統のリバーブを使用したパワフルなサウンドを生み出すことができます。
ソロ・パート、パーカッション・パートにはそれぞれ独立したコンプ、EQ、ディレイを設定可能。加えて、リバーブもソロ・パート、パーカッション・パート用に1系統用意しています。
ライブ・パフォーマンスにフォーカスされた操作子
JUPITER-80は、カラフルに色分けされたパネル・レイアウトによりサウンドの状態を瞬時に把握することができます。多数の専用ボタンを搭載し、必要な機能に瞬時にアクセス可能、ライブ・パフォーマンス時の直感操作を実現しました。
また、各パートのボリュームをいつでも調整可能なLED メーター付きの4本のスライダー、直感的な操作ができるTFTフルカラー・タッチ・スクリーン(感圧式)を採用。モジュレーション・レバーによるダイナミクス表現、アサイナブル・ボタン([S1][S2])による演奏方法の変化、Dビーム・コントローラーによるパフォーマンス性能など、すべてがリアルタイムなライブ演奏にフォーカスされています。
演奏でもっとも重要な鍵盤部は、ステージでも確かな演奏感を味わえるおもり付き鍵盤を採用した76鍵盤仕様。堅牢なボディと相まって、繊細な表現まで余すことなく再現することができます。
さらに、ライブ・ステージで眩いライティングに映えるアルミ素材のサイド・パネルを採用しています。
オーディオ・プレーヤー/レコーダー機能を搭載
思いついたフレーズや演奏をUSB メモリーにすぐにオーディオ・ファイル(WAV)で録音できるオーディオ・レコーダーを搭載しています。
もちろんUSBメモリー内のオーディオ・ファイル(WAV、AIFF、MP3)の再生も可能なので、パフォーマンス時のバッキング・トラック再生にも活躍。さらに、USBメモリー内のオーディオ・ファイルを再生しながらJUPITER-80の演奏のみをレコーディングすることも可能です。
また、PCとUSB-MIDI/AUDIO による接続にも対応。制作現場でもライブ感あふれるセッティングが実現します。
ビンテージ・タイプのLow Pass Filterを3種類追加。(Version 2)
SuperNATURALシンセ・トーンにおけるエディットの要となるFilterセクションに、ビンテージ・タイプのLow Pass Filterを新たに3種類追加搭載。それぞれカットオフ、レゾナンスの変化が異なるLow Pass Filterの追加により、往年のシンセサイザー・サウンドをイメージしたサウンド・クリエイトが実現します。
5種類MFXストラクチャーを選択可能に。(Version 2)
従来では1つのライブ・セットに対して最大4系統のパラレル接続のみであったMFXを、最大4機のシリアル接続まで選択可能に。合計5種類のストラクチャー・タイプを活用することで、過激なエレクトロ・シンセ・サウンドから、緻密なアンビエンス・シンセ・サウンドまで、JUPITER-80に搭載されている多彩なMFXを最大限に活用したサウンド・メイキングが実現します。
レジストレーション・プレイ画面の追加。(Version 2)
ライブでの音色選択を更に便利にする「レジストレーション・プレイ画面」を追加。8個(1バンク)のレジストレーションを一望し、タッチ・スクリーンで選択可能で視認性と操作性が向上しました。
SuperNATURAL シンセ・トーンをiPadでコントロール。
JUPITER-80やJUPITER-50のSuperNATURAL シンセ・トーンをiPadでエディット可能なアプリ「JP Synth Editor」を開発。iPad の大きなディスプレイで、新規ビンテージ・タイプのフィルターを含むシンセ・トーンのパラメーターをコントロールできます。さらにWNA1100-RLまたは、ONKYO社製UWF-1ワイヤレスLANアダプター*を使用することで無線接続も可能です。アプリはApp Storeからダウンロード可能です。
※Ver.2.11へのアップデートが必要です。
使用上のご注意
※JUPITER-80との接続にはApple社のiPad Camera Connection KitまたはLightning - USBカメラアダプタと市販のUSBケーブルが必要です。
最新の対応状況はこちらをご覧ください。