新開発音源LSIを搭載したパワフルなシンセサイザー・エンジン
Fantom-XRは新開発音源LSIを搭載し、最大同時発音数128音、16マルチ・ティンバー、ステレオ4トーンによる優れた表現力を備えています。
内蔵音色も、88鍵マルチ・サンプリングによる高品位ピアノ波形をはじめ、クオリティを追求した膨大な音色を搭載。
SRXシリーズ×6枚による抜群のサウンド拡張性
Fantom-XRは、128Mバイトの内蔵ROMに新規作成された贅沢な大容量ウェーブを搭載。さらに、SRXシリーズ×6枚(384Mバイト)の増設が可能で、Fantomシリーズ最大の音色数を誇ります。
また、サンプリング用メモリーは標準16Mバイト搭載に加え、DIMMの増設で最大528Mバイトまで拡張が可能。ウェーブROM、SRXシリーズと合わせれば、最大拡張時の波形容量は1Gバイト超。ギガ・クラスの大容量ウェーブを持つ驚異のシンセサイザー・モジュールとなります。
もちろん、サンプリング/リサンプリングやリアルタイム・タイム・ストレッチなどによる音づくり/フレーズ編集も可能。外部シーケンサーやパソコンとの連携でオーディオ/MIDIを統合した音楽制作が行えます。
さらに、デジタル・イン/アウト(コアキシャル)装備で、デジタル・オーディオ入出力にも対応。アナログ・アウトは4系統(2ステレオ)装備しています。
PCカード、USBでデータ・バックアップもスムーズ
Fantom-XRは、作成した音色データやサンプリングしたデータなどを保存するためにPCカード・スロットを装備。コンパクトフラッシュを使用すれば、最大1Gバイトまでのデータ・バックアップが行えます。
また、USB端子を装備し、パソコンとのファイル転送やUSB-MIDIによる演奏が可能。付属のエディター/ライブラリアンを使用すれば、パソコンの大画面モニターでグラフィカルな音づくりが行えます。
パソコンとの連携をいちだんと強化。快適な編集環境を実現
ラック・マウント・タイプのFantom-XRは、さらに強化されたパソコンとの連携でその本領をフルに引き出すことができます。Fantom-X Editorもシステム・プログラムとともにSample Tools Expansionに進化。従来のパッチ・パフォーマンス・エディター/ライブラリアンに、3つの新規ソフトウェアが追加されました。
Fantom-Xサンプル・エディターでは、サンプルの緻密な編集がパソコンの大画面上で快適に操作できます。Fantom-X6/X7/X8のLCDと同様の波形表示が可能なため、パソコン側で快適な編集作業が行えます。
マルチサンプル・エディターでは、マルチサンプルの作成が可能。細かなマッピングもグラフィカルな環境で作成/編集が行えます。
さらに、ハイ・クオリティなサンプルが多数収録されたS-700シリーズのCD-ROMライブラリーを読み込み可能なS-700コンバーターも新たに追加されています。
Fantom-XRのシステム・プログラムのバージョン・アップにより、サンプル・ゲインの変更やサンプル・オート・パッチ機能、新規パッチも加わりました。
サンプル・オート・パッチは、サンプリングしたオーディオをすぐにパッチとして演奏できる新機能。サンプルをパッチにアサインする必要がなく、サンプリングしたサウンドをそのまま使ったパフォーマンスも可能になります。
Wave Expansion Boards SRXシリーズ
SRXシリーズは、好評のSR-JV80シリーズのコンセプトを受け継ぐ、XVシリーズ対応の新ウェーブ・エクスパンション・ボードです。既存のシンセサイザー用音色ライブラリーのなかで最高のメモリー容量(64Mバイト)を誇り、高品位なサウンドを贅沢に収録しています。