世界初のUSB2.0対応 (注1)オーディオ・インターフェース
ケーブル1本で簡単に接続できるUSBは、すでにパソコンと周辺機器との接続に広く採用されています。1998年7月に世界初のUSB 1.1対応(注2)オーディオ・インターフェースUA-100を発売以来、ローランド/エディロールのUSB対応製品はパーソナル・レコーディング市場において、定番ブランドとして広く浸透しました。
「ケーブル1本で手軽に接続できる」USBのメリットを活かしながら、さらにプロ・クオリティを追求したのがUA-1000です。
UA-1000は、従来のUSB(USB 1.1)の約40倍以上に相当する(最大480Mbps)高速なデータ転送を可能にするUSB 2.0に世界で初めて対応(注1)。24ビット/96kHz使用時でも独立10チャンネル同時録音再生を実現します。また、マルチ・チャンネル対応だけでなく、40ビット内部演算や、VS-2480クラスのアナログ・プリアンプを4系統内蔵するなど、プロのレコーディング環境に適応するハイ・クオリティ設計です。
※UA-1000はUSB1.1ではご使用になれません。
充実の入出力端子を備え、あらゆるレコーディング環境に対応
UA-1000は、10イン/10アウトの入出力端子をはじめ、レコーディングの現場で必要とされる多彩な端子を装備しています。
まず、アナログ入力部はリア・パネルに8個の標準ジャック(インプット1~4はインサート兼用)を搭載しているだけでなく、フロント・パネルにも4系統のインプット・ジャック(XLR/TRS標準)を装備。厳選されたアナログ・パーツを採用したVS-2480クラスのマイク・プリアンプで高品位なレコーディングが行えます。もちろん、ファンタム電源にも対応、インプット3はギター/ベースをダイレクトに接続できるハイ・インピーダンス(Hi-Z)入力にも対応しています。
また、アナログ出力部は8個のTRS標準ジャック(バランス)を搭載。さらに、デジタル(コアキシャル/オプティカル)による入出力にも対応しています。オプティカル端子は8チャンネルADATインターフェースとしても使用できるため、外部のデジタル・レコーダーやデジタル・ミキサーとの接続もシンプルな配線で簡単に行うことができます。
そして、デジタル機器のレコーディング・システムには不可欠のワード・クロック入出力端子も標準装備しています。UA-1000は、パソコンや外部デジタル機器と自在に組み合わせることができ、アナログ/デジタル・オーディオ入出力のプラットフォームとして活躍します。
さらに、MIDI入出力端子も装備。MIDIメッセージもUSBケーブルでオーディオと同時に転送できるため、オーディオ機器/MIDI機器が混在したシステムにも対応。また、豊富な出力端子を活かして5.1ch、7.1chの編集環境としても最適。サラウンド・ミキシング対応のDAWアプリケーションを使用すれば、立体的な音場を表現することができます。
WDM、ASIO 2.0対応で低レイテンシーを実現
UA-1000は、WDM、ASIO 2.0に対応。低レイテンシーでストレスなくレコーディング/ミキシングが行えます。また、ダイレクト・モニタリング機能を使用すれば、ゼロ・レイテンシーでモニタリングすることも可能。SONARをはじめ、あらゆるWindows用DAWアプリケーションと組み合わせることで、快適なレコーディング環境を実現できます。
鮮やかなブルーの1Uラックマウント・ボディに高性能を凝縮
UA-1000は、鮮やかなブルーの1Uラックマウント・ボディで、高性能・高音質と省スペースを両立させました。また、固定接続が多いアナログ/デジタル入出力やワード・クロック端子はリア・パネルに、レコーディング時にマイクを接続など着脱が多いアナログ4系統入力やヘッドホン端子はフロント・パネルに配置するなど、優れた機能性と操作性を実現しています。